小児科・新生児科

小児科について

当院における小児科診療はこどもとその家族が安心して医療を受けられる体制を目指し、24時間365日オープンの小児救急医療に対応しております。時間外の小児救急外来受診者は年間3500人以上、年間の小児科での救急車応需件数は1200件程度です。2025年4月現在勤務するスタッフは総合小児科11名、新生児科5名です。このほかに専門領域の資格を持った非常勤医師が勤務しております。小児科専門領域の専門外来を開いている分野は、新生児、循環器、腎臓、神経、アレルギー、内分泌、小児外科であり、小児に関する大半の領域に対応しております。
病棟は小児科病床32床、NICU病床6床、GCU病床8床で運営しております。小児科では何らかの理由で入院加療が必要な二次救急症例に対応しております。肺炎、気管支喘息、胃腸炎、尿路感染症などが多いです。医療的ケア児の入院も受け入れております。川崎病は治療に精通した医師のもとで、3rd lineの治療まで対応しております。重症例・難治例に関しては大学病院(横浜市立大学、聖マリアンナ医科大学など)や小児専門病院(神奈川県立こども医療センター、成育医療センターなど)と連携して診療を行っております。
小児科病床に関しては小児肝臓消化器科、他科(皮膚科、耳鼻科、外科、整形外科等)の手術入院のための病床と共用で運用しております。また、保育士、チャイルド・ライフ・スペシャリストが勤務しており、こどもにやさしい医療環境作りや心理社会的支援をサポートしております。総合小児科での2024年度の年間入院数はのべ1138人です。下記に総合小児科の入院統計を示します。
新生児科の病床があるNICU・GCUは産婦人科と協力しながら在胎26週以降の児から受け入れております。
NICUの年間入院数は200名、出生体重が1500g未満の極低出生体重児(超低出生体重児も含む)の年間入院数は15-20名です。一酸化窒素吸入療法、脳低体温療法ともに年間数件行っております。主な入院疾患は早産児、新生児呼吸障害です。

ひまわりの会のご案内はこちらから

小児科について

外来のご案内(紹介予約制)

午前中の一般外来はクリニックからの急性期の紹介患者を中心に診療しております。
当科では午後に専門外来を設け適切な診療を行えるように体制を整えております。受診いただくには原則的に医療機関からの紹介状が必要になります。午前中の一般外来に紹介状持参で受診していただき、必要な問診・診察・検査等を施行したうえで専門外来を予約する流れになります。新生児、循環器、小児外科に関してはかかりつけ医から当院の地域医療連携室を通して専門外来を予約することが可能です。

小児科専門外来(下線が常勤医師)
■新生児(中村溝口庄野荒井尾登
■循環器(市川) ■腎臓(伊藤、田中司) ■神経(安井川上
■アレルギー(田中晶、谷川) ■内分泌(沼沢、上ノ町) ■小児外科(山田、藤野)

こどもの権利

 

私たちは医療を提供するにあたり、
こどもたちも大切なチームの一員として迎え入れたいと考えています。

 

あんしんしてすごせるようにするよ。(適切な医療を受ける権利)

  • もっともよいと考えられる医療を安心できる環境で受けることができます。
  • 思いりをもった看護や支援を受けることができます
  • 病院でも遊んだり、勉強することができます

 

みんなでいっしょになおしていこう。(医療に参加する権利)

  • 病院で経験することや、病気を治す方法についてできるかぎり分かる方法で教えてもらうことができます。そのときに自分がどう思ったか、どう感じたかを伝えることができます。
  • わからないことや心配なことは、誰かに話したり、聞くことができ、少しでも安心できるようにお手伝いをしてもらうことができます。

 

たいせつにしたいことはまもられるよ。人権の尊重と個人情報が保護される権利)

  • こどもたち個人情報やプライバシーを大切に守ってもらうことができます
  • こどもたちも1人の人間として価値観、信仰など大切にしたいことを守ってもらいながら治療を受けることができます。

ひまわりの会よりお知らせ

当院がかかりつけのダウン症のお子さんとご家族の会「ひまわりの会」のお知らせを載せております。

 

▲画像をクリックするとPDFが開きます

 

次回「第3回 ひまわりの会」は11月29日(土)開催予定です。詳細はまたこちらに掲載してまいります。

診療実績

総合小児科における主な入院患者(2024年度)

病名 人数
気管支喘息 218
細菌性肺炎 116
急性気管支炎 103
腎盂腎炎・尿路感染症 52
川崎病 50
急性胃腸炎 26
インフルエンザ 20
急性咽頭炎 16
アナフィラキシー 14
COVID-19 13
IgA血管炎 11

スタッフ紹介

総合小児科

こどもセンター長
総合小児科部長
■市川泰広(いちかわやすひろ)
浜松医科大2004年卒

専門分野

小児科全般

特に専門としている領域

小児循環器、小児心臓病の診断・治療

学会専門医・認定医

日本小児科学会 小児科専門医
日本小児科循環器学会 小児循環器専門医

医長
■福田清香
(
ふくださやか)

新潟大2004年卒

専門分野

小児科全般

特に専門としている領域

川崎病

学会専門医・認定医

日本小児科学会専門医・指導医

医長
■東聡美
(
ひがしさとみ)

弘前大2005年卒

専門分野

小児科全般

特に専門としている領域

小児腎臓疾患

学会専門医・認定医

日本小児科学会専門医・指導医
腎臓専門医
日本周産期・新生児医学会 NCPR Aコース修了

医長
■安井ひかり
(やすいひかり
)

富山大2010年卒

専門分野

小児科全般

特に専門としている領域

小児神経

学会専門医・認定医

日本小児科学会専門医
日本小児神経学会 小児神経専門医

医員
■上ノ町優志
(
うえのまちゆうし)

鹿児島大2020年卒

専門分野

小児科全般

学会専門医・認定医

PALSプロバイダー
日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法「専門」コース修了
厚生労働省開催指針準拠 緩和ケア研修会修了

医員
■谷川誠一
(たにかわせいいち)
山形大2018年卒

学会専門医・認定医

日本小児科学会 小児科専門医

医員
■川上兼堂
(かわかみけんと)
横浜市立大2018年卒

学会専門医・認定医

日本小児科学会 小児科専門医
厚生労働省 緩和ケア研修会修了

医員
■田中 司
(たなかつかさ)
東京慈恵会医科大2020年卒

学会専門医・認定医

日本ACLS協会 BLSプロバイダー
日本ACLS協会 PALSプロバイダー
日本周産期・新生児医学会 NCPR Aコース修了
厚生労働省 緩和ケア研修会修了

専攻医
■佐久間光志
(
さくまこうじ)

旭川医科大2022年卒

専門分野

小児科全般

専攻医
■西村友希
(
にしむらゆき)

自治医科大2021年卒

専門分野

小児科全般

専攻医
■中山知恵
(なかやまちえ
)
順天堂大2023年卒

学会専門医・認定医

厚生労働省 緩和ケア研修会修了

新生児科

新生児科部長
■中村久理子
(
なかむらくりこ)

東邦大1998年卒

専門分野

新生児学、小児科一般

特に専門としている領域

新生児疾患全般、小児科全般

学会専門医・認定医

日本小児科学会専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会周産期専門医(新生児)
日本周産期・新生児医学会代表指導医

医長
■溝口のぞみ
(
みぞぐちのぞみ)

横浜市立大2011年卒

専門分野

新生児学、小児科一般

学会専門医・認定医

日本小児科学会専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会 周産期専門医(新生児)

医員
■尾登央
(
おのぼりあきら)

横浜市立大2019年卒

専門分野

小児科全般

学会専門医・認定医

日本小児科学会専門医
BLSプロバイダー
PALSプロバイダー
日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法専門コース修了
厚生労働省開催指針準拠 緩和ケア研修会修了

医員
■庄野芙実
(しょうのふみ
)
岐阜大2017年卒

学会専門医・認定医

日本小児科学会 小児科専門医
厚生労働省 緩和ケア研修会修了

医員
■荒井梨沙
(あらいりさ
)
横浜市立大2018年卒

学会専門医・認定医

日本小児科学会 小児科専門医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コース

診療予約

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ができます。

予約変更・確認

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