なぜ、東部病院の「最先端医療」なのか

ダビンチ

繊細で緻密な作業を正確にできる手術支援ロボット

周囲に血管や尿道などが網の目のように走る前立腺の手術では、繊細な作業が求められます。ダビンチのロボットアームは人の手以上に繊細に動くことができるため、細い尿道の縫合や神経や血管の剥離など、緻密な作業を正確に行うことが可能です。

特徴1

出血が少なく術後の回復も早い ダビンチ手術のメリットは、開腹手術より傷が小さく、出血も痛みも少なく、術後の回復が早いことです。当院は、2015年度の前立腺がん手術の在院日数が短い病院ランキングで全国1位(2017年10月現在)を獲得しております(「病院情報局(http://hospia.jp/)」調べ)。

特徴2

ダビンチ手術の実績 当院では2012年11月に横浜市内で初めてダビンチを導入。さらに16年10月に神奈川県で初めて最新バージョン「ダビンチXi」に更新。以来、前立腺がんを筆頭に、胃がんや子宮がん、腎臓がん、膀胱がん等389件(2017年9月現在)の実績を重ねております。

前立腺治療センター

放射線治療

CT検査で正確に位置を定めて照射計画を立てる

当院では、日本ではめずらしく、放射線治療の事前検査にCT装置を導入しています。最新のCT装置を用いた検査により、がんの位置を正確に把握した放射線照射計画を立てることができ、周囲の正常な組織へのダメージを最小限に抑えることが可能です。

特徴1

サイバーナイフでがん細胞だけをピンポイントで狙い撃ち 当院では2011年4月に、高精度のロボット型放射線治療装置「サイバーナイフ」を導入しております。がん細胞だけにピンポイントで十分な放射線を照射でき、脳や頭頸部だけでなく肺や肝臓、膵臓、前立腺や腎臓など、幅広い部位のがんに使用実績があります。

特徴2

サイバーナイフの特徴 自動追尾システムが治療中の患者さんの位置を画像撮影や呼吸状態でチェック。患者さんが動いてしまっても標的のがんを自動的に追いかけ、位置を補正します。治療による痛みもなく、1~5回程度の外来通院で治療ができるため、仕事や家事など普段の生活と両立することができます。

放射線治療センター

脳卒中治療

三次救急医療機関ならではの24時間365日対応

脳卒中は、1分1秒が命を左右する病気です。三次救急医療機関である当院では横浜市の救急医療体制と連携し、救急隊からの連絡にすぐに応答できるホットラインを設置。24時間365日、一刻を争う超急性期医療に対応できる体制を整えております。

特徴1

最先端の脳卒中治療を提供 脳梗塞が起こったときは、発症してから4時間半以内に、血管に詰まった血栓を溶解する治療を開始する必要があります。当院では、血栓を溶かす「t-PA療法」や、脳動脈瘤の破裂を防ぐ「コイル塞栓術」など、最先端の脳卒中治療を行っております。

特徴2

内科と外科が連携してベストな治療法を選択 当院では、脳神経内科と脳神経外科が連携して治療にあたっております。脳神経センター長の丸山路之医師は、「脳卒中地域連携パス」の代表を務めており、急性期医療だけでなく、リハビリ医療にも積極的に取り組んでおります。

脳神経センター

TAVI

身体への負担が少なくご高齢の方も治療が可能に

「経カテーテル大動脈弁治療術(Transcatheter Aortic Valve Implantation:TAVI)」は、心臓弁膜症の新たな治療法です。TAVIでは、大きく胸を切開したり、心臓を止める処置をしなくても、カテーテルという細い管を使って心臓に人工弁を装着できるため、身体への負担が少なく入院期間も短くなることが期待できます。

特徴1

TAVIの登場で広がる治療の選択肢 心臓弁膜症は、心臓にある「弁」が正しく機能しなくなった状態のことで、高齢化などで近年増加傾向にあります。体力低下や持病などにより従来の手術による弁置換が難しく、治療を諦めていた患者さんにTAVIは適しています。

特徴2

当院でのTAVIの実績 TAVIは、認定された施設でのみ実施することができる治療法で、日本では81箇所(2016年2月現在)、神奈川県では当院を含め5箇所のみが認定を受けています。当院は2013年12月に認定され、2014年2月よりTAVIによる治療を開始。治療にあたる医師は、TAVIの実績豊富なオランダの医療機関で研修を受けております。

特徴3

診療科の枠を超えた「ハートチーム」がサポート 当院では、2012年に心臓血管外科や循環器内科などの医師や看護師、薬剤師、放射線技師などによる「ハートチーム」を結成。TAVIによる治療を安全に成功させるため、診療科や職種の枠を超えたチーム医療で患者さん一人ひとりに最適な治療法をご提案し、治療後までサポートしております。

特徴4

「弁膜症外来」で受診や相談を受け付け 週に1回「弁膜症外来」を開設し、気になる症状のある方や弁膜症の治療で悩んでいる患者さんの診療や相談を専門医が受け付けておりますので、ぜひご相談ください。

弁膜症治療センター

認定看護師
特徴1

従来の看護師より幅広い医療行為が可能 当院では、2015年4月より「診療特定看護師」が活躍しております。診療特定看護師とは、国の定めにより大学院で2年間の高度実践看護教育を受けた後、医師の指示(手順書)のもと法律で定められた38の診療行為ができる看護師をいいます。

特徴2

患者さんのつらさを少しでも早く、軽くするために 当院では、診療特定看護師の設置により、患者さんの状態に応じたよりタイムリーな医療を提供できることを目指しております。また、診療特定看護師がチーム医療のキーパーソンとなり、病院全体を通した看護技術の向上に努めております。

専門医が語る東部病院の「最先端医療」最前線

  • 効果的でからだに負担の少ない治療法がそろっている。そのひとつがダビンチ。医師の技量とともに進化し続けます。

    腎泌尿器センター⻑・副院⻑
    中島洋介 Yosuke Nakajima

    「持病があるから⼿術は難しいといわれた」「⼊院したくない」「副作⽤が⼼配」「通院が⼤変」など、患者さんによって病状やニーズはそれぞれです。東部病院では、⼿術⽀援ロボット「ダビンチ」、ロボット型放射線治療装置「サイバーナイフ」、「密封⼩線源治療」といった先端医療を導⼊していることで、⼀⼈ひとりに合わせたオーダーメードな治療法を選択することが可能です。「ダビンチ」は平成24年の導⼊以来約200例以上、「密封⼩線源治療」は平成19年の導⼊以来約300名を超える患者さんに使⽤実績があり、良好な治療成績を得ております。患者さんに最善の医療を提供できるよう、スタッフ⼀同、⾃信と誇りを持って治療を行っておりますので、ぜひご相談ください。

  • 1分1秒を争う脳卒中治療24時間365日専門医がスタンバイし、麻痺のない最良の予後をめざす。

    脳血管センター長 / 副院長
    丸山路之 Michiyuki Maruyama

    脳卒中は1分1秒でも早く治療を開始することで、患者さんの症状をより改善できる時代になりました。当院では脳神経内科と脳神経外科が連携し、24時間365日、いつでも専門医が高度な治療を行えるよう万全の体制を整えております。横浜市では、救急の患者さんは当院など超急性期医療を行っている病院に搬送されます。治療終了後は地域の先生のもとで治療やリハビリを続けていただき、何かあった場合にはこちらにご連絡いただくような地域の医療連携もできております。当院で脳卒中治療を受けていただく際には、安心してお任せいただければと思います。

  • 照射前の診断技術がものをいう「放射線治療」当院には国内屈指、世界的にもめずらしいその技術がある。

    放射線治療センター長 / 部長
    塚本信宏 Nobuhiro Tsukamoto

    当院では、最新のCT装置によって病巣の位置を正確に把握するため、正常な部分への影響を最小限にとどめた放射線治療が可能です。また、2011年に導入したサイバーナイフは、さまざまな方向からピンポイントでがん細胞を狙い撃ちすることができます。その特長を活かし、当院では転移がんの治療にも注力しています。全身へ転移したがんは一般的に治療が難しいとされていますが、当院の放射線治療では病巣へピンポイント照射が可能であるため、全身への転移が複数あっても身体への負担が少なく治療ができます。

  • あきらめない弁膜症治療にTAVIがある。大動脈弁狭窄症の患者さんに新たな治療の道を拓きたい。

    弁膜症治療センター 心臓血管外科部長
    伊藤努 Tsutomu Ito

    心臓弁膜症は、心臓にある弁の働きが悪くなり、血液の通り道が狭くなったり血液が逆流したりする病気です。高齢化に伴い、近年増加傾向にありますが、年齢や持病などを考慮すると治療の基本となる手術ができないことも多くあります。しかし、当院で2014年2月に導入された新たな治療法「TAVI」の登場により、手術が難しい患者さんも治療が可能になりました。TAVIは学会が認定した施設のみで行うことができ、神奈川県で実施できるのは当院を含め5施設でのみです。また、複数の診療科による「ハートチーム」を結成し、合併症などが起こる可能性などを考慮しながら、患者さんに最適な治療法を検討しております。

  • 「診療特定看護師」として患者さんに必要な医療を提供したい"

    看護部救急科 看護部長 / 診療特定看護師
    金井誠 Makoto Kanai

    日本の医療現場では法的な制限もあり看護師ができることには限りがあります。そこで、従来の看護師より幅広い医療行為ができる診療特定看護師の研修制度に参加し、現在は外科で勤務しております。アメリカでは、上級看護師として自律して診療行為を提供できる「ナース・プラクティショナー(NP)制度」というものがあり、診療特定看護師制度はこれを参考に導入されています。医療現場における我々の存在は、「患者さんに必要な医療を、必要なときに提供する」お役に立てるものと確信しております。今後は、この仕事の認知度を上げることや後輩の育成にも取り組んでまいります。