医療連携センター長ごあいさつ

患者さんに住み慣れた地域で「質の高い医療」を安心して受けていただくために
私たちは、医療連携を通じて「地域完結型医療」を目指します。

 

 私たち済生会横浜市東部病院の職員は、「高度急性期病院」そして「地域医療支援病院」として、地域の医療ニーズに絶え間なくお応えすることが、自らの役割であると考えています。

 地域の先生方から、多くの患者さんを紹介していただき、当院での診療の目処が立てば、再び先生方の元に戻っていただく。そのように紹介・逆紹介制を適切に運用することで、患者さんやご家族にとって、より負担が少なく、きめ細やかな診療形態の構築が可能になります。また、当院に入院され急性期の医療が達成された患者さんの中で約1割の方が、直接ご自宅へと退院することが困難な状態になります。在宅での生活が可能になるまでの間、「回復期リハビリ病棟」、「地域包括病棟」、「療養病棟」をお持ちの病院の先生方に、診療を引き継いでいただく必要があります。

 
 同一医療圏の中で、異なった機能を持つ病院同士が、患者さんを中心とした互恵的な関係を維持することが「地域完結型医療」には必要です。
私たちの地域においても、高齢者に対する医療・介護ニーズが引き続き高まる一方で、支える側である生産年齢人口の減少が想定されています。

 

「医療連携の深化」による「地域完結型医療」の構築こそが、限りのある医療資源で「少子高齢化社会」を支える備えになると考えます。地域の先生方や医療・介護に携わる職種の皆さんとともに、持続可能な質の高い医療を目指したいと考えております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

副院長 医療連携センター センター長 宮城盛淳

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