周術期支援センター

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TOPICS

2017/2/6 研究業績を公開しました。

【研究論文】手術侵襲と麻酔管理 ―術後回復促進を目指し、手術侵襲の軽減を目的とした麻酔管理― 外科と代謝・栄養 volume50 NO.5 P255-264 ,2016

【著書】周術期支援センターによる術後回復促進の試み ―TOPSによるDREAM project― 臨床栄養 130巻,1号,P40-47 ,2017年

当センターの取り組み

 当センターでは、全世界で取り組まれている患者さんを中心とした周術期管理プログラムである、術後回復能力強化(enhanced recovery after surgery : ERAS®;イーラス)プログラムの概念を取り入れております。ERASプログラムをわが国の医療体系に改変して患者さんの満足度を重視したプロトコールを実践しております。

 入院前には、手術準備外来にてビデオと資料を用いて詳細な説明をさせていただきます。外来では、患者さんが万全の状態で手術に臨めるように準備をお手伝いさせていただきます。手術準備外来には、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士が常駐しておりますので、随時、ご質問にもお答えいたします。外来で得られた患者さんの病態に関する情報は、入院中に病棟スタッフおよび手術室スタッフで共有させていただきます。患者さんは、安心して入院していただけ、手術をお受けになれます。手術後には、術後疼痛管理(acute pain service: APS)チームが患者さんに痛みや吐き気の具合を伺う回診を行っています。当センターのスタッフ一堂、患者さんにできるだけ、痛くなく気持ち悪くなく快適な術後を過ごしていただけるようにサポートさせていただきます。

開設背景

 わが国では、医師の手術技術の向上、内視鏡や腹腔鏡などの医療技術の進歩に伴い、患者さんの手術適応となる範囲が拡大されてきました。当院では、手術件数の増加に伴い、入院期間は短縮傾向にあります。しかし、術前術後の患者ケアの質は維持されないとなりません。質の高い患者ケアを実施するために医療者は、手術患者さんに対する術中・術後の安全性を向上させ、周術期の合併症を減らす必要があります。質の高いケアを効率的に実施するためには、周術期管理においてプロフェッショナルによるチームアプローチが必要となります。このような経緯により、当院では当センターを開設する運びとなりました。

 

目的

「当院で手術を受けられる患者さんに最も適した医療環境を提案し、安心で安全な周術期管理を支援し、患者さんの術後回復を促進させる」ことを目的に、20168月に開設。

当センターの愛称は、「Tobu Hospital Perioperative Support Center」略してTOPS(トップス)とし、手術準備外来を設置します。

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センター構成

周術期支援センターでは、「手術準備外来」、「術前経口補水療法チーム」、「術後疼痛管理チーム」の3つの組織によって、入院前から退院までの患者さんのQOL維持・向上を支援します。

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当センターは、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、臨床心理士、臨床検査技師、事務スタッフで構成され、おもな役割は下記のようになります。

看護師

看護師は、手術を受ける患者さんの術前からのケアおよび指導を集中的に行い、手術に対する不安を最小限にし、患者さんに寄り添った看護を提供します。

患者さんの情報収集
心身の状態把握
情報をもとに多職種でアセスメント
入院中から退院後の生活を患者さんと共に考える
入院生活に関する情報提供

薬剤師

薬剤師は、患者さんが安全に、かつ安心して手術を受けられ、術後も快適な入院生活を過ごしていただけるよう、以下の支援で患者さんの不安解消、情報提供に努めます。

常用薬やサプリメントの服用状況確認
せん妄を誘発する薬剤の服用状況確認
術後悪心・嘔吐のリスク評価
術前休薬を要する薬剤の服用状況確認
薬や食物等のアレルギーに関する情報収集
薬の副作用に関する情報収集
術後に使用される薬剤(鎮痛薬や抗生物質等)の説明

管理栄養士

管理栄養士は、患者さんが手術前に適した栄養状態で且つ安全・安心な手術を迎えられるように術前の栄養状態を評価し、適切な支援を行います。

栄養状態の評価(入院前の栄養状態スクリーニング・簡便なアセスメント、食事摂取状況の調査、身体計測等)の確認
栄養状態のリスクがある患者さんへの術前栄養相談の実施
クリニカルパスに基づいた入院中の食事の情報提供(術前術後の食事に関して、術前経口補水療法の説明、術後栄養相談の予定)
術後の体重や食事摂取量の計画提案
退院後のご自宅における食事内容の助言

歯科衛生士

歯科口腔外科では、口腔内細菌が原因となる手術後合併症(誤嚥性肺炎など)の予防や入院中の口腔内トラブル(歯の脱落・破折)予防のため、以下の治療・指導による口腔管理を実施し、安全で質の高い医療を支援いたします。口腔ケアは歯科医師、歯科衛生士により実施されます。

口腔内検査
動揺歯の有無確認(必要に応じて歯牙固定、マウスガード作製)
セルフケア指導
専門的口腔ケア(セルフケアでは除去困難な歯垢、歯石除去)
感染源となる歯の抜歯
かかりつけ歯科と連携した口腔管理

 

医師

 医師は、スタッフから得られた情報をもとに手術リスクを判定し、主治医と連携をとりながら手術に向けた準備をサポートします。必要に応じて栄養療法や中止薬剤の指導を実施します。また、患者さんからの不安や疑問に対して、医師の立場から情報提供を行います。スタッフと情報共有を行い、患者さんが、手術後に早期離床および経口摂取ができるように術後回復に向けた支援を実施します。

 

当院で手術を受ける方へ

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大腸がんや胃がん手術など、消化器外科による手術を受けられる患者さんを例に、入院→手術→退院の一連の流れを解説しております。

手術準備外来のご案内


実際の手術準備外来のようすを解説しております。

見学随時受付中

お申込み・お問い合わせは周術期支援センター 牛込まで

Email  k_ushigome@tobu.saiseikai.or.jp
電話 045-576-3000(代表)