対象がん一覧

腎臓がん

当院での腎がん治療

腎臓がんは、がんの部分だけを切除し正常な腎臓を温存する部分切除が可能な病気です。当院では手術支援ロボット「ダビンチXi」を使用して腎部分切除術を行っています。

ダビンチXiによる手術は精密な操作による切除が可能となり、術後の腎機能温存や合併症予防に優れています。

部分切除ができない場合、がんがある腎臓を全摘する手術を行います。手術はがんや患者さんの状態によって腹腔鏡手術もしくは開腹手術となります。

また、遠隔転移のみられる患者さんに対しては、手術療法とともに、薬物療法を検討します。

腎臓がんとは?

腎臓の尿をつくっている部分にできるがんです。腎臓がんの発生は肥満や喫煙と関連すると言われていますが、多くの場合は原因を特定できません。女性よりも男性に起こりやすい病気です。

治療の柱は手術療法で、転移がある場合でも体の状態が良ければ手術により腎臓を摘出する方が、予後が良い場合があります。転移に対しては、主に薬物治療を行いますが、転移の箇所が限られている場合は切除や放射線治療を行うこともあります。

症状

症状は無く、健診や他の目的で行った超音波、CTなどの検査でみつかることが多いです。これらの検査が普及する前は、背中の痛みやお腹の腫れ、血尿などといった症状でみつかることが典型的でしたが、近年は症状が無い段階での発見が増えています。

まれに、骨への転移による痛みや骨折(病的骨折)が先におこり、原因を探るうちに腎臓がんとわかることがあります。

診断方法

造影剤を用いたCT検査を行います。CT検査の結果により、超音波やMRIを追加で行うこともあります。

診療実績

 

2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
腎癌に対する部分切除術 体腔鏡下(ロボット支援含む)

1

1

2

11

12

腎癌に対する部分切除術 開放

5

4

7

3

4

腎癌に対する腎摘除術
体腔鏡下

10

16

14

13

9

腎癌に対する腎摘除術 開放

5

3

5

10

12

 

担当科目

泌尿器科