バーチャル病院見学
恩賜財団済⽣会とは
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済生会の創立年
1911年
(明治44年)
⽇清・⽇露戦争後の明治44年、多くの⼈々が困窮にあえぐ中、明治天皇は済⽣勅語を発し、
⽣活困窮者に対し医療を中⼼とした⽀援を⾏う団体の創設を提唱されました。
当時の内閣総理⼤⾂・桂太郎が天皇の命を受け、同年に創⽴したのが、当院の所属する「恩賜財団済⽣会」です。
当時は各地に診療所を設置して貧困所帯に無料の特別診療券を配布したり、 スラム街を回って診察や保健指導を⾏ったりしていました。
⼤正3年に第1号の神奈川県病院を開設、その後も次々と病院を開設して全国に活動を広げました。
第⼆次世界⼤戦後には社会福祉法⼈として再スタート、現在は公的医療機関の指定を受け、
⽇本最⼤の社会福祉法⼈として東京に本部、40都道府県に⽀部を置いて活動しています。
済⽣会の総職員数
約64,000人
東部病院の役割
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開院
2007年
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標榜診療科数
30診療科
当院は、横浜市の整備計画「よこはま21世紀プラン」に基づき、横浜市東部地域(主に鶴⾒区、神奈川区)の急性期医療を⽀える中核病院として、2007年3⽉に開院しました。
済⽣会の理念の下、当地域に不⾜していた三次次救急、⼩児救急、精神科救急などの機能を有する総合病院として、
地域に求められる医療を展開しています。
急性期医療の提供
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救急⾞搬送件数
年間7,811件
※2022年度実績
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⼿術件数
年間6,535件
※2022年度実績
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⼀般病床の平均在院⽇数
7.9日
※2022年度実績
当院は、救命救急センターを有する急性期病院であり、緊急度や重症度の高い患者さんに高度で専門的な治療を提供することを使命としています。
当院が地域の急性期医療を担うには、重症な状態にある患者さんを常に受け入れられる状態にしておかなければいけません。
このため、地域の医療機関での役割分担を推進し、各医療機関が持つ機能を活かし、
患者さんの容体に応じ最適な場所で治療を受けられるようにする必要があります。
この役割分担が適切に行われることで、必要な時に医療を受けられない患者さんをなくしていくことができるのです。
がん診療連携拠点病院
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がん治療目的の入院患者数
年間2,620件
※2021年1月~12月実績
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悪性腫瘍手術件数
年間1,012件
※2021年1月~12月実績
がんの患者さんは⼿術や放射線治療、抗がん剤治療など⾼度な治療が必要であり、就労や⼦育てなどの⽣活の問題も解決しなくてはいけません。それらを⾏うには多くの⾼度な機能があり、たくさんのスタッフを持った病院である必要があります。国では、そのような病院を「がん診療連携拠点病院」として指定しています。
当院は、2014年8⽉に国から「地域がん診療連携拠点病院」に指定されました。東部がんセンターでは、患者さんが最適ながん診療を受けられるように組織されています。
職員・風土
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常勤職員数
1,515人
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働く職種の数
32職種
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職員の平均年齢
34.3歳
※2023年4月現在
当院の提供する高度で専門的な医療は数多くの職種からなるチーム医療により成りたっており、医師、看護師、薬剤師などの国家資格保有者や各種専門領域のスペシャリストが協働してサービスを提供しています。
これらの専門職の育成のためすべての職員の教育を管轄する人材開発センターが設置され、職種別のスキルアップはもちろん、若手職員のうちからキャリアのステップに応じた研修プログラムを受けることができます。
災害拠点病院
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鶴見区災害訓練参加者数
約802人
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DMAT出動件数
13回
※2015年以降実績
当院は災害医療拠点病院に指定されています。災害医療拠点病院とは、⼤規模な災害発⽣時に被災地からの重症患者の受け入れや、重篤患者を被災地外の医療機関へ搬送するほか、被災地域の医療支援等を行う医療機関です。
「神奈川DMAT指定病院」、「神奈川DMAT-L指定病院」にも指定されています。
災害時に万全の態勢を整えるため、無停電電源装置などの装備の充実や、セミナー・訓練を積極的に実施しています。当院が主催する「鶴見区災害医療訓練」は、近隣医療機関や医師会、行政、学校、自治会などの協力のもと総勢800名が参加して行われています。
重症心身障害児(者)
施設サルビア
「サルビア」は、重症心身障害児(者)に対して治療および医療に基づいた生活支援を行う入所施設機能と外来・入院機能を有した施設です。
急性期総合病院の中にある特性を活かし、院内の診療科と密接な連携をとりながら質の高い医療と療育環境の提供に努めています。
入所施設では、各専門スタッフが日常的なケアを行いながら、それぞれの入所者さんにあった生活の場を提供するほか、在宅の方の短期入所を受け入れる事業を行っています。