2019年度 恩賜財団 済生会横浜市東部病院 病院指標
2019年度 社会福祉法人恩賜財団済生会支部神奈川県済生会横浜市東部病院 病院指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 1,655 | 478 | 385 | 806 | 1,222 | 1,621 | 2,604 | 4,285 | 2,541 | 381 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科(総合外科、小児外科)
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
060160X101XXXX
鼠径ヘルニア(15歳未満) 鼠径ヘルニア手術
27
3.00
2.81
0.00%
4.19
060170XX02XXXX
腹壁瘢痕ヘルニア 腹壁瘢痕ヘルニア手術
–
–
8.05
–
–
11022XXX02XXXX
陰のう水腫 陰嚢水腫手術等
–
–
4.60
–
–
080007XX010XXX
皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等
–
–
4.01
–
–
060160X199XXXX
鼠径ヘルニア(15歳未満) 手術なし
–
–
2.49
–
–
【小児外科】では、連携している外部施設より小児外科専門医が来院し、外来診療、手術を行っています。
眼科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
020110XX97XXX0
白内障 水晶体再建術 片眼
66
2.00
2.78
0.00%
76.50
白内障手術
100140XX99X00X
甲状腺機能亢進症 手術なし
–
–
10.91
–
–
020130XXXXXXXX
原田病
–
–
15.25
–
–
【眼科】では白内障を中心に入院診療を実施しています。上記の水晶体再建術の場合、クリニカルパスに沿って1泊2日の入院治療を行います。
救急科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
060150XX03XXXX
虫垂炎 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)等
92
3.82
5.45
0.00%
30.65
060160X001XXXX
鼠径ヘルニア(15歳以上) 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)等
91
4.05
4.85
0.00%
66.08
成人鼡径ヘルニア手術
060210XX99000X
イレウス 手術なし
46
6.30
8.89
8.70%
69.46
060335XX02000X
胆のう炎 腹腔鏡下胆嚢摘出術等
43
5.21
7.13
0.00%
58.72
腹腔鏡下胆嚢摘出術
060150XX02XXXX
虫垂炎 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの)等
34
6.12
9.79
2.94%
45.00
【救急科】は、24時間365日の救急診療を行っています。緊急入院直後に救急集中治療が必要な患者さんや、緊急手術が必要な重症患者さんを担当しています。
上記疾患の他にも多くの交通外傷や、体幹部外傷の手術、一部の待機的手術も担当しているのが当院【救急科】の特徴です。状態が安定すると他診療科へ転科を行います。他診療科とのスムーズな連携を行うことで、患者さんが早期に専門的な診療を受けることを可能とし、病院全体で早期退院へ繋げる体制としています。この体制により、平均在院日数も全国平均在院日数と比較し、大幅に早期退院となっている症例が多くなっています。
呼吸器科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
040040XX9910XX
肺の悪性腫瘍 手術なし 気管支鏡検査あり
162
2.70
3.34
0.62%
71.10
気管支鏡検査
040110XXXXX0XX
間質性肺炎 人工呼吸器なし
64
17.06
18.84
7.81%
73.13
040120XX99000X
慢性閉塞性肺疾患 手術なし 人工呼吸器なし
43
13.14
13.61
0.00%
74.30
040040XX99040X
肺の悪性腫瘍 手術なし 化学療法あり放射線療法なし
39
9.51
9.56
0.00%
67.41
040040XX9900XX
肺の悪性腫瘍 手術なし
35
13.74
14.62
17.14%
68.20
【呼吸器科】では肺癌の確定診断のために入院で気管支鏡検査を行っています(クリニカルパス使用)。確定診断後、外来施行が困難と考えられる化学療法については入院で行なっています。間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患については地域中核病院としての役割を担っています。
呼吸器外科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
040040XX97X0XX
肺の悪性腫瘍 悪性腫瘍手術
81
8.58
11.51
1.23%
69.90
肺腫瘍切除術(区域切除以上)
肺腫瘍部分切除術
040200XX01X00X
自然気胸 肺切除術等
31
11.00
10.18
3.23%
39.71
気胸手術
040200XX99X00X
自然気胸 手術なし
22
8.41
9.11
0.00%
39.86
040150XX97X00X
膿胸 手術あり
–
–
31.04
–
–
160450XX99X10X
外傷性肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 胸腔ドレナージ等あり
–
–
10.79
–
–
人口の高齢化に伴い悪性新生物の発生率は増えており、【呼吸器外科】でも原発性肺癌、転移性肺腫瘍などの肺の悪性腫瘍症例が増えています。【呼吸器外科】では、侵襲の少ない胸腔鏡併用手術を取り入れ積極的に手術療法を行っています。
一方で、肺癌症例は喫煙歴のあることが多く、そのため生じる慢性閉塞性肺疾患による低肺機能のためや、また高齢のため手術を行うことができない症例も多く存在します。そのような症例に対しては、当院は外来でサイバーナイフによる治療を行っています。
また、当院は救急病院のため、自然気胸症例も多く入院しています。自然気胸は胸腔ドレナージによる保存的治療で治癒する場合も多く、患者さんの希望をよく聞いて手術を行うか、手術を行わず保存的治療を行うかを決定しています。気胸の手術も胸腔鏡による手術を行っています。縦隔の腫瘍、胸腺腫、胸腺癌なども、積極的に胸腔鏡を併用し、なるべく負担の少ない手術を心がけています。
産婦人科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
120180XX01XXXX
既往帝切後妊娠 帝王切開術(選択帝王切開)等
164
7.63
9.66
0.00%
34.54
帝王切開
120060XX02XXXX
子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等
117
5.79
6.09
0.00%
43.95
婦人科ラパロ
120070XX02XXXX
卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)等
68
5.66
6.21
0.00%
46.74
婦人科ラパロ
120100XX01XX0X
子宮内膜症 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)等
41
5.71
7.37
0.00%
40.46
婦人科ラパロ
12002XXX02X0XX
子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等
39
3.00
3.13
0.00%
40.15
円錐切除術
【産婦人科】では、周産期医療、産婦人科悪性腫瘍治療、腹腔鏡下手術治療、生殖医療(体外受精含む)の4本柱を中心に積極的な医療を行っています。
その中で「妊娠・分娩,帝王切開術」が診断群分類別患者数上位となっています。また、産婦人科内視鏡技術認定医が在籍しており、積極的に腹腔鏡下手術を行っているので、「子宮の良性腫瘍」や「卵巣の良性腫瘍」の腹腔鏡下手術に関しても上位となっています。
耳鼻いんこう科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
100020XX010XXX
甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術等
38
7.18
8.44
0.00%
62.13
甲状腺手術
03001XXX99X3XX
下咽頭癌 手術なし 化学療法あり放射線療法あり
27
13.74
33.17
0.00%
67.33
030150XX97XXXX
耳下腺腫瘍 耳下腺腫瘍摘出術
24
6.54
7.24
0.00%
64.67
頸部手術
030350XXXXXXXX
慢性副鼻腔炎
22
6.14
6.80
0.00%
58.95
慢性副鼻腔炎内視鏡手術
030240XX97XXXX
習慣性扁桃炎 口蓋扁桃手術(摘出)等
20
7.20
8.66
0.00%
29.75
扁桃摘出術
【耳鼻いんこう科】では、甲状腺や耳下腺、顎下腺などの良性・悪性腫瘍に対する手術や副鼻腔炎に対する内視鏡手術、扁桃肥大や慢性扁桃炎に対する扁桃摘出術などを多く行っています。また、下咽頭癌、中咽頭癌などの頭頸部悪性腫瘍に対しIMRTを用いた化学放射線療法もしくは放射線療法を行っています。
循環器科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
050050XX99100X
狭心症 手術なし 心臓カテーテル検査あり
813
2.07
3.01
0.12%
71.61
心臓カテーテル検査(CAG)
050050XX02000X
狭心症 経皮的冠動脈ステント留置術(その他)等
654
3.66
4.40
0.31%
70.81
心臓カテーテル治療(PCI)
050070XX01X0XX
頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術
274
4.55
5.02
0.00%
65.30
050050XX99200X
狭心症 手術なし 心臓カテーテル検査+血管内超音波検査あり
177
2.10
3.15
0.56%
71.52
心臓カテーテル検査(CAG)
050170XX03000X
閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術等
140
4.31
5.34
2.14%
73.14
経皮的末梢血管形成術(EVT)
【循環器科】での狭心症に対するインターベンション治療は県内でも多くの症例数を治療しており、平均在院日数も全国平均より短い日数となっており、検査については日帰りカテーテル検査も施行しています。
次いで、頻脈性不整脈に対する心筋焼灼術は症例が増加傾向にあります。その他、閉塞性動脈硬化症に対する治療ではバルーン拡張やステント治療を含めると県内で最も多い症例数を治療しており、外来での治療が困難な重症例も含め多くの患者さんの治療を行っています。一方で平均在院日数は全国平均よりも大幅に短くなっており治療の成功率の高さと合併症が少ないことに起因しています。
小児科(総合小児科、小児肝臓消化器科)
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
040100XXXXX00X
気管支喘息発作
132
5.93
6.64
0.00%
2.52
040090XXXXXX0X
急性気管支炎、下気道感染症(その他)
112
5.32
6.19
0.89%
0.66
080270XXXX1XXX
食物アレルギー アレルギー負荷検査あり
111
1.14
2.15
0.00%
3.05
060130XX99000X
食道、胃、十二指腸、他腸の炎症 手術なし
110
4.92
7.42
0.91%
8.45
小児CF(4歳未満)
小児GF(前日入院)
140010X199X00X
妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 人工呼吸器、シナジス等なし
91
6.91
6.17
6.59%
0.00
【小児科】では、急性期疾患と並行して食物アレルギー検査への対応を積極的に行っています。低月齢の乳児・低出生体重児や基礎疾患を持つ症例が多く、在院日数が全国平均より長くなる場合もありますが、早めの介入により重症化を防いでいます。出生体重2500g以上の早産児は比較的軽症で、搬送元への再転院や自宅近くの病院への転院が一定の割合で発生しています。
【小児肝臓消化器科】では肝臓・消化器疾患について全国平均より短期間で自院で完結した診療を行っています。
消化器科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
060340XX03X00X
総胆管結石,胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等
112
7.63
9.79
6.25%
73.54
内視鏡的逆行性胆管膵管造影
060100XX01XX0X
小腸大腸の良性疾患 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術等
92
2.28
2.63
0.00%
64.09
大腸ポリープ切除術
060050XX97X00X
肝・肝内胆管の悪性腫瘍 肝動脈塞栓術(TACE)、経皮的放射線治療用金属マーカー留置術
54
3.65
10.25
0.00%
73.67
金マーカー留置術
060020XX04X0XX
胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術等
44
6.61
8.27
0.00%
75.09
内視鏡的胃粘膜下層切開剥離術
060102XX99XXXX
大腸結腸憩室炎 手術なし
35
6.17
7.65
0.00%
59.63
大腸憩室炎・大腸憩室出血
【消化器科】では、地域の中核病院として必要なすべての消化器内科的手技が実施可能です。あらゆる疾患を扱っていますが、最近は胆膵領域の内視鏡治療例が増加しています。
肝癌などの肝の悪性腫瘍に対する肝動脈塞栓術(TACE)と定位放射線治療(ピンポイント照射)であるサイバーナイフ治療や、総胆管結石、胆管炎等の内視鏡的治療も多様な症例に対応しています。いずれも全国平均よりも短い在院日数となっています。
こちらには掲載されていませんが、消化器領域の今日的疾患である炎症性腸疾患や非アルコール性脂肪性肝炎についても積極的に取り組んでいます。
消化器外科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
060335XX02000X
胆のう炎 腹腔鏡下胆嚢摘出術等
110
4.52
7.13
0.00%
59.75
腹腔鏡下胆嚢摘出術
060035XX01000X
結腸の悪性腫瘍 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
86
10.10
15.02
1.16%
69.64
腹腔鏡大腸癌手術
060020XX02X00X
胃の悪性腫瘍 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)等
49
12.31
16.12
0.00%
71.86
腹腔鏡胃癌手術
06007XXX010X0X
膵臓、脾臓の腫瘍 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術(脾同時切除)等
34
14.97
25.77
0.00%
66.35
膵頭十二指腸切除術
060340XX03X00X
総胆管結石,胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等
31
5.97
9.79
6.45%
73.71
内視鏡的逆行性胆管膵管造影
【消化器外科】では、胃癌、大腸癌、膵臓癌に対する手術的治療を多く手掛けています。
胃癌・大腸癌の多くは内視鏡外科技術認定医を中心に低侵襲治療として腹腔鏡下手術を適応し、またクリニカルパスを用いて治療の標準化を行い、短期間の治療期間での退院を実現させています。患者さん毎のリスク評価を細かく患者支援センターで評価をし、治療内容の最適化を行っています。そのため、全国平均のより短い入院期間となっています。
また、胆嚢摘出術では、原則腹腔鏡下手術を行っています。急性胆嚢炎に対しても24時間365日、遅延なく緊急手術を行える体制を整えています。
当科の特徴は、表のごとく全国平均に比べて短い平均在院日数です。これは安全な手術の実践と治療の標準化によりもたらされたものと自負しています。
心臓血管外科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
050080XX01010X
弁膜症 ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 人工呼吸器あり
35
17.23
23.77
8.57%
70.37
弁膜症手術
050161XX99000X
解離性大動脈瘤 手術なし
18
11.61
17.34
0.00%
64.61
B型解離保存療法
050163XX03X10X
胸腹部動脈瘤 ステントグラフト内挿術 人工呼吸器あり
16
16.38
15.67
31.25%
77.69
ステントグラフト内挿術
050161XX97X10X
解離性大動脈瘤 オープン型ステントグラフト内挿術等 人工呼吸器あり
11
16.36
27.88
18.18%
66.27
050050XX0101XX
狭心症 冠動脈、大動脈バイパス移植術等 人工呼吸あり
–
–
22.71
–
–
【心臓血管外科】では、患者さんの「手術前から退院後まで」を総合的に、合理的に管理させていただき、過不足のない医療を実践することを目標としています。正確な術前評価・診断とそれに基づく正確な手術、早期退院・社会復帰、かかりつけ医、紹介元の先生方の連携を重視した外来経過観察など、当たり前のことを確実に行います。
【心臓血管外科】の手術は「手術前よりも元気になる、心配がなくなる」ことを目的としています。ご自身やご家族の病状、手術を含めた治療内容について、ご質問や心配事があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。患者さん一人一人に合わせた手術療法で、患者さんとともに病に立ち向かうお手伝いをします。
神経内科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
010060X2990401
脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし エダラボンあり 発症前Rankin Scale 0、1又は2
48
14.40
16.13
31.25%
68.42
ラクナ梗塞
010040X099000X
非外傷性頭蓋内血腫(JCS10未満) 手術なし
47
18.66
18.81
51.06%
64.15
010230XX99X00X
てんかん 手術なし
26
6.88
7.10
7.69%
71.69
010060X2990201
脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 脳リハビリテーションあり 発症前Rankin Scale 0、1又は2
26
14.00
16.16
26.92%
72.35
ラクナ梗塞
010040X199X00X
非外傷性頭蓋内血腫(JCS10以上) 手術なし
15
23.67
20.96
73.33%
69.93
非外傷性脳内血腫(脳内出血)の多くは高血圧脳出血で、高血圧の管理が重要です。高血圧を含む生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)に関連して脳梗塞も頻度の多い疾患です。脳梗塞など脳卒中後には症候性てんかんと呼ばれるてんかんも多くみられる疾患です。脳卒中の発症予防(一次予防)とともに再発予防(二次予防)の重要性が再認識されています。
整形外科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
07040XXX01XXXX
股関節骨頭壊死、原発性股関節症 人工関節置換術等
142
13.03
21.53
11.27%
69.44
THA
070230XX01XXXX
原発性膝関節症 人工関節置換術等
128
11.94
23.56
88.28%
73.84
TKA(自宅退院)
TKA(転院)
160800XX01XXXX
大腿骨頚部骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等
80
23.15
25.94
85.00%
79.16
BHA
ORIF(大腿骨転子部・頚部骨折)
070343XX99X1XX
腰部脊柱管狭窄症 手術なし 脳脊髄腔造影剤検査あり
77
2.00
2.73
0.00%
71.95
脊髄造影、神経根ブロック
160760XX97XXXX
前腕の骨折 手術あり
70
3.11
5.54
2.86%
52.44
上肢外傷・疾患手術
【整形外科】の特徴は、脊椎脊髄、上肢、下肢の外傷、変性疾患、リウマチ、スポーツ整形外科など、整形外科におけるほぼ全ての分野をカバーしていることです。診断群分類別上位疾患の在院日数は、全て全国平均より短くなっています。なかでも、膝関節症は手術後早期に転院、リハビリテーションに移れる連携システムが構築されているため、平均在院日数が全国平均よりも大幅に短縮されています。
内科(総合内科、糖尿病・内分泌内科)
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
100071XX99X100
2型糖尿病・多発糖尿病性合併症あり 手術なし インスリン投与あり 85歳未満
200
9.17
14.10
0.00%
60.35
糖尿病治療入院
100180XX990X0X
原発性アルドステロン症 手術なし
122
4.86
6.24
0.00%
54.84
原発性アルドステロン症負荷試験
120200XX99XXXX
妊娠中の糖尿病 手術なし
119
4.93
5.59
0.00%
33.50
妊娠糖尿病・インスリン導入再調整
妊娠糖尿病・短期食事入院
100071XX99X110
2型糖尿病・多発糖尿病性合併症あり 手術なし インスリン投与あり 腎不全等あり 85歳未満
92
9.24
14.74
0.00%
69.29
糖尿病治療入院
100180XX991XXX
原発性アルドステロン症 手術なし 副腎静脈サンプリングあり
77
3.00
3.80
0.00%
54.23
副腎静脈サンプリング
標榜診療科“内科”は、糖尿病・内分泌内科、総合内科に分かれて、より専門的な医療を提供しています。
【糖尿病・内分泌内科】では主に、著しい高血糖での血糖管理が必要な患者さんや手術前の血糖管理、重症合併症を有する患者さんが入院されます。
入院後は、集中的に血糖管理と検査を行い、同時に毎日の糖尿病教室に加えベットサイドにおける管理栄養士、看護師による教育も行っているため、在院日数は全国平均より短縮されています。糖尿病患者さんのうち、重症合併症があったり、活動度が低下しリハビリテ―ションが必要な場合は、他病院や施設に転院する場合もあります。
また近年、妊娠中に高血糖となる妊娠糖尿病が多くなっています。妊娠中に高血糖となると胎児の合併症や出産時の合併症が多くなると言われているため、産科でも妊婦さんが糖尿病でないかのスクリーニング検査でブドウ糖負荷試験を行う施設が増加しています。検査で妊娠糖尿病と診断された場合、当院へ紹介され、入院後は食事指導をベッドサイドで管理栄養士が行い、看護師指導を集中的に行うとともに、必要性に応じてインスリン導入を行っています。
脳神経外科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
010050XX02X00X
慢性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等あり
31
7.65
11.86
16.13%
77.00
慢性硬膜下血腫手術
010030XX9910XX
未破裂脳動脈瘤 脳動脈造影カテーテル検査あり
23
2.91
3.01
0.00%
61.61
脳血管撮影検査
160100XX99X00X
外傷性頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし
21
4.81
7.34
19.05%
41.19
010030XX03X00X
未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術
18
6.17
9.24
0.00%
65.61
脳血管内治療(局所麻酔)
未破裂動脈瘤コイル塞栓術
010010XX99030X
脳腫瘍 手術なし 化学療法なし放射線療法あり
16
6.50
17.49
6.25%
67.13
【脳神経外科】では脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷の治療を主体に行っています。脳血管障害は、脳動脈瘤(未破裂脳動脈瘤、破裂脳動脈瘤)の治療が最も多く、そのため検査入院も多くなっています。
脳動脈瘤の治療は、開頭手術、血管内手術の双方を積極的に行っており、患者さんの状態に合わせて最良の治療法を選択しています。さらに、ハイブリッド手術室にてこの2つを組み合わせたハイブリッド治療も行っています。近年低侵襲治療である血管内治療の割合が増加しています。
脳腫瘍は、手術(開頭手術、内視鏡手術)、放射線治療、化学療法まで一貫して治療しており、放射線治療に関しては、サイバーナイフの治療目的で他院からご紹介いただく症例も増加しています。
泌尿器科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
110080XX991X0X
前立腺の悪性腫瘍 手術なし 前立腺針生検あり
219
2.08
2.49
0.00%
70.77
前立腺針生検
110070XX0200XX
膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)等
131
5.52
7.07
0.00%
72.32
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)
110080XX01XXXX
前立腺の悪性腫瘍 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ダヴィンチ手術)等
125
8.16
12.18
0.80%
70.01
ダヴィンチ前立腺全摘
11012XXX020X0X
尿管結石性閉塞を伴う水腎症 経尿道的尿路結石除去術等
65
4.92
5.61
0.00%
64.37
経尿道的腎・尿管結石破砕術(TUL)
110080XX9907XX
前立腺の悪性腫瘍 手術なし 小線源治療あり
46
4.00
4.06
0.00%
67.33
密封小線源
前立腺針生検は入院でも行っていますが、外来での日帰り検査を希望される患者さんが増えています。手術施行症例のなかで、膀胱癌に対する経尿道的手術が最も多い結果でした。
前立腺癌に対する手術はロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(ダヴィンチ手術)が行われていますが、平均在院日数がとても短く、患者さんへの負担を軽減しています。また、前立腺癌に対する放射線療法として、小線源治療も継続して行っており、他に体幹部定位照射による5回の外照射治療数も増加しています。
皮膚科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
080007XX010XXX
皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等
17
2.71
4.01
0.00%
54.88
皮膚科手術(前日入院)
080006XX01X0XX
皮膚の悪性腫瘍 皮膚悪性腫瘍切除術等
14
4.07
7.90
7.14%
73.57
皮膚科手術(前日入院)
080010XXXX0XXX
蜂巣炎 手術なし
–
–
12.55
–
–
080020XXXXXXXX
帯状疱疹
–
–
9.00
–
–
100100XX99X0XX
下肢皮膚潰瘍 手術なし
–
–
21.67
–
–
【皮膚科】では、皮膚に生じる腫瘍は悪性のみならず、良性と判断するものでも生活の質の向上が望めるものであれば積極的に手術を行っています。また、入院が必要な帯状疱疹や蜂巣炎といった重症感染症にも対応しています。
腎臓内科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
110280XX99020X
末期腎不全 手術なし 腹膜潅流あり
64
4.38
8.99
0.00%
64.14
110280XX99000X
末期腎不全 手術なし 人工腎臓なし
59
8.90
11.67
5.08%
59.19
110280XX99010X
末期腎不全 手術なし 人工腎臓あり
29
9.03
14.23
6.90%
69.86
110280XX02X1XX
末期腎不全 内シャント設置術 人工腎臓あり
17
30.65
36.04
23.53%
72.47
内シャント造設術
110260XX99X0XX
ネフローゼ症候群 手術なし
15
27.13
20.93
26.67%
57.27
【腎臓内科】では、検診などで発見された早期の腎疾患から透析医療を要するような病状の患者さんに至るまで、腎疾患に対して包括的かつ連続的な診療を行っています。
具体的には、①腎疾患に対する確定診断を目的とした腎生検、②入院治療を要する慢性腎臓病、③血液浄化療法(血液透析、腹膜透析)などの検査・治療を要する患者さんが入院の対象になります。クリニカルパスの適正使用などで、全国平均と比較して平均在院日数は短い傾向にありますが、多職種で連携し患者さんにとって満足度の高い診療を実践しています。
ネフローゼ症候群は、大量の蛋白尿の排泄により全身性浮腫をきたす疾患群です。ステロイドなどの免疫抑制剤を用いた治療を要する場合、4週~6週間の長期入院を要します。
血管外科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
050170XX03000X
閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術等
48
5.08
5.34
0.00%
74.25
経皮的末梢血管形成術(EVT)
110280XX02X00X
末期腎不全 内シャント設置術等
41
2.17
8.48
2.44%
67.71
内シャント造設術
050163XX03X0XX
胸腹部動脈瘤 ステントグラフト内挿術
36
8.31
11.75
0.00%
75.19
腹部大動脈瘤(EVAR)
110280XX99000X
末期腎不全 手術なし 人工腎臓なし
–
–
11.67
–
–
110280XX02X20X
末期腎不全 内シャント設置術 腹膜潅流あり
–
–
15.45
–
–
【血管外科】では、閉塞性動脈硬化症に対するバイパス手術・血管内治療に加え、透析シャントの造設、修復、メンテナンス、腹部大動脈瘤に対する外科的治療に力を入れています。シャントの血管内治療では、積極的に日帰り治療を導入し在院日数の短縮に努めています。また、クリニカルパスを導入し、安定した入院管理を心がけています。
乳腺外科
DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用パス
090010XX01X0XX
乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 等
83
5.06
10.34
0.00%
64.49
乳腺手術
090010XX02X0XX
乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない))等
66
4.77
6.10
0.00%
62.55
乳腺手術
090020XX97XXXX
乳房の良性腫瘍 手術あり
–
–
3.94
–
–
010010XX99030X
脳腫瘍 手術なし 化学療法なし放射線療法あり
–
–
17.49
–
–
090010XX97X0XX
乳房の悪性腫瘍 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上)
–
–
6.48
–
–
【乳腺外科】では、乳癌検診受診率の増加に伴い、3cm以下で発見される乳癌が増えています。早期に発見されれば腋窩リンパ節転移をきたす割合も低くなるため、腋窩部郭清を伴わない乳房部分切除術が最も多い術式となっています。今後は人工物による再建も増えてくると予想されますので乳房全切除の割合が増えていくと思われます。
外科(総合外科、小児外科)
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160X101XXXX | 鼠径ヘルニア(15歳未満) 鼠径ヘルニア手術 | 27 | 3.00 | 2.81 | 0.00% | 4.19 | |
060170XX02XXXX | 腹壁瘢痕ヘルニア 腹壁瘢痕ヘルニア手術 | – | – | 8.05 | – | – | |
11022XXX02XXXX | 陰のう水腫 陰嚢水腫手術等 | – | – | 4.60 | – | – | |
080007XX010XXX | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 | – | – | 4.01 | – | – | |
060160X199XXXX | 鼠径ヘルニア(15歳未満) 手術なし | – | – | 2.49 | – | – |
【小児外科】では、連携している外部施設より小児外科専門医が来院し、外来診療、手術を行っています。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110XX97XXX0 | 白内障 水晶体再建術 片眼 | 66 | 2.00 | 2.78 | 0.00% | 76.50 | 白内障手術 |
100140XX99X00X | 甲状腺機能亢進症 手術なし | – | – | 10.91 | – | – | |
020130XXXXXXXX | 原田病 | – | – | 15.25 | – | – |
【眼科】では白内障を中心に入院診療を実施しています。上記の水晶体再建術の場合、クリニカルパスに沿って1泊2日の入院治療を行います。
救急科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060150XX03XXXX | 虫垂炎 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)等 | 92 | 3.82 | 5.45 | 0.00% | 30.65 | |
060160X001XXXX | 鼠径ヘルニア(15歳以上) 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)等 | 91 | 4.05 | 4.85 | 0.00% | 66.08 | 成人鼡径ヘルニア手術 |
060210XX99000X | イレウス 手術なし | 46 | 6.30 | 8.89 | 8.70% | 69.46 | |
060335XX02000X | 胆のう炎 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 43 | 5.21 | 7.13 | 0.00% | 58.72 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
060150XX02XXXX | 虫垂炎 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの)等 | 34 | 6.12 | 9.79 | 2.94% | 45.00 |
【救急科】は、24時間365日の救急診療を行っています。緊急入院直後に救急集中治療が必要な患者さんや、緊急手術が必要な重症患者さんを担当しています。
上記疾患の他にも多くの交通外傷や、体幹部外傷の手術、一部の待機的手術も担当しているのが当院【救急科】の特徴です。状態が安定すると他診療科へ転科を行います。他診療科とのスムーズな連携を行うことで、患者さんが早期に専門的な診療を受けることを可能とし、病院全体で早期退院へ繋げる体制としています。この体制により、平均在院日数も全国平均在院日数と比較し、大幅に早期退院となっている症例が多くなっています。
上記疾患の他にも多くの交通外傷や、体幹部外傷の手術、一部の待機的手術も担当しているのが当院【救急科】の特徴です。状態が安定すると他診療科へ転科を行います。他診療科とのスムーズな連携を行うことで、患者さんが早期に専門的な診療を受けることを可能とし、病院全体で早期退院へ繋げる体制としています。この体制により、平均在院日数も全国平均在院日数と比較し、大幅に早期退院となっている症例が多くなっています。
呼吸器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040XX9910XX | 肺の悪性腫瘍 手術なし 気管支鏡検査あり | 162 | 2.70 | 3.34 | 0.62% | 71.10 | 気管支鏡検査 |
040110XXXXX0XX | 間質性肺炎 人工呼吸器なし | 64 | 17.06 | 18.84 | 7.81% | 73.13 | |
040120XX99000X | 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 人工呼吸器なし | 43 | 13.14 | 13.61 | 0.00% | 74.30 | |
040040XX99040X | 肺の悪性腫瘍 手術なし 化学療法あり放射線療法なし | 39 | 9.51 | 9.56 | 0.00% | 67.41 | |
040040XX9900XX | 肺の悪性腫瘍 手術なし | 35 | 13.74 | 14.62 | 17.14% | 68.20 |
【呼吸器科】では肺癌の確定診断のために入院で気管支鏡検査を行っています(クリニカルパス使用)。確定診断後、外来施行が困難と考えられる化学療法については入院で行なっています。間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患については地域中核病院としての役割を担っています。
呼吸器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040XX97X0XX | 肺の悪性腫瘍 悪性腫瘍手術 | 81 | 8.58 | 11.51 | 1.23% | 69.90 | 肺腫瘍切除術(区域切除以上) 肺腫瘍部分切除術 |
040200XX01X00X | 自然気胸 肺切除術等 | 31 | 11.00 | 10.18 | 3.23% | 39.71 | 気胸手術 |
040200XX99X00X | 自然気胸 手術なし | 22 | 8.41 | 9.11 | 0.00% | 39.86 | |
040150XX97X00X | 膿胸 手術あり | – | – | 31.04 | – | – | |
160450XX99X10X | 外傷性肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 胸腔ドレナージ等あり | – | – | 10.79 | – | – |
人口の高齢化に伴い悪性新生物の発生率は増えており、【呼吸器外科】でも原発性肺癌、転移性肺腫瘍などの肺の悪性腫瘍症例が増えています。【呼吸器外科】では、侵襲の少ない胸腔鏡併用手術を取り入れ積極的に手術療法を行っています。
一方で、肺癌症例は喫煙歴のあることが多く、そのため生じる慢性閉塞性肺疾患による低肺機能のためや、また高齢のため手術を行うことができない症例も多く存在します。そのような症例に対しては、当院は外来でサイバーナイフによる治療を行っています。
また、当院は救急病院のため、自然気胸症例も多く入院しています。自然気胸は胸腔ドレナージによる保存的治療で治癒する場合も多く、患者さんの希望をよく聞いて手術を行うか、手術を行わず保存的治療を行うかを決定しています。気胸の手術も胸腔鏡による手術を行っています。縦隔の腫瘍、胸腺腫、胸腺癌なども、積極的に胸腔鏡を併用し、なるべく負担の少ない手術を心がけています。
一方で、肺癌症例は喫煙歴のあることが多く、そのため生じる慢性閉塞性肺疾患による低肺機能のためや、また高齢のため手術を行うことができない症例も多く存在します。そのような症例に対しては、当院は外来でサイバーナイフによる治療を行っています。
また、当院は救急病院のため、自然気胸症例も多く入院しています。自然気胸は胸腔ドレナージによる保存的治療で治癒する場合も多く、患者さんの希望をよく聞いて手術を行うか、手術を行わず保存的治療を行うかを決定しています。気胸の手術も胸腔鏡による手術を行っています。縦隔の腫瘍、胸腺腫、胸腺癌なども、積極的に胸腔鏡を併用し、なるべく負担の少ない手術を心がけています。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120180XX01XXXX | 既往帝切後妊娠 帝王切開術(選択帝王切開)等 | 164 | 7.63 | 9.66 | 0.00% | 34.54 | 帝王切開 |
120060XX02XXXX | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 117 | 5.79 | 6.09 | 0.00% | 43.95 | 婦人科ラパロ |
120070XX02XXXX | 卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)等 | 68 | 5.66 | 6.21 | 0.00% | 46.74 | 婦人科ラパロ |
120100XX01XX0X | 子宮内膜症 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)等 | 41 | 5.71 | 7.37 | 0.00% | 40.46 | 婦人科ラパロ |
12002XXX02X0XX | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 | 39 | 3.00 | 3.13 | 0.00% | 40.15 | 円錐切除術 |
【産婦人科】では、周産期医療、産婦人科悪性腫瘍治療、腹腔鏡下手術治療、生殖医療(体外受精含む)の4本柱を中心に積極的な医療を行っています。
その中で「妊娠・分娩,帝王切開術」が診断群分類別患者数上位となっています。また、産婦人科内視鏡技術認定医が在籍しており、積極的に腹腔鏡下手術を行っているので、「子宮の良性腫瘍」や「卵巣の良性腫瘍」の腹腔鏡下手術に関しても上位となっています。
その中で「妊娠・分娩,帝王切開術」が診断群分類別患者数上位となっています。また、産婦人科内視鏡技術認定医が在籍しており、積極的に腹腔鏡下手術を行っているので、「子宮の良性腫瘍」や「卵巣の良性腫瘍」の腹腔鏡下手術に関しても上位となっています。
耳鼻いんこう科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100020XX010XXX | 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術等 | 38 | 7.18 | 8.44 | 0.00% | 62.13 | 甲状腺手術 |
03001XXX99X3XX | 下咽頭癌 手術なし 化学療法あり放射線療法あり | 27 | 13.74 | 33.17 | 0.00% | 67.33 | |
030150XX97XXXX | 耳下腺腫瘍 耳下腺腫瘍摘出術 | 24 | 6.54 | 7.24 | 0.00% | 64.67 | 頸部手術 |
030350XXXXXXXX | 慢性副鼻腔炎 | 22 | 6.14 | 6.80 | 0.00% | 58.95 | 慢性副鼻腔炎内視鏡手術 |
030240XX97XXXX | 習慣性扁桃炎 口蓋扁桃手術(摘出)等 | 20 | 7.20 | 8.66 | 0.00% | 29.75 | 扁桃摘出術 |
【耳鼻いんこう科】では、甲状腺や耳下腺、顎下腺などの良性・悪性腫瘍に対する手術や副鼻腔炎に対する内視鏡手術、扁桃肥大や慢性扁桃炎に対する扁桃摘出術などを多く行っています。また、下咽頭癌、中咽頭癌などの頭頸部悪性腫瘍に対しIMRTを用いた化学放射線療法もしくは放射線療法を行っています。
循環器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050XX99100X | 狭心症 手術なし 心臓カテーテル検査あり | 813 | 2.07 | 3.01 | 0.12% | 71.61 | 心臓カテーテル検査(CAG) |
050050XX02000X | 狭心症 経皮的冠動脈ステント留置術(その他)等 | 654 | 3.66 | 4.40 | 0.31% | 70.81 | 心臓カテーテル治療(PCI) |
050070XX01X0XX | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 | 274 | 4.55 | 5.02 | 0.00% | 65.30 | |
050050XX99200X | 狭心症 手術なし 心臓カテーテル検査+血管内超音波検査あり | 177 | 2.10 | 3.15 | 0.56% | 71.52 | 心臓カテーテル検査(CAG) |
050170XX03000X | 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 | 140 | 4.31 | 5.34 | 2.14% | 73.14 | 経皮的末梢血管形成術(EVT) |
【循環器科】での狭心症に対するインターベンション治療は県内でも多くの症例数を治療しており、平均在院日数も全国平均より短い日数となっており、検査については日帰りカテーテル検査も施行しています。
次いで、頻脈性不整脈に対する心筋焼灼術は症例が増加傾向にあります。その他、閉塞性動脈硬化症に対する治療ではバルーン拡張やステント治療を含めると県内で最も多い症例数を治療しており、外来での治療が困難な重症例も含め多くの患者さんの治療を行っています。一方で平均在院日数は全国平均よりも大幅に短くなっており治療の成功率の高さと合併症が少ないことに起因しています。
次いで、頻脈性不整脈に対する心筋焼灼術は症例が増加傾向にあります。その他、閉塞性動脈硬化症に対する治療ではバルーン拡張やステント治療を含めると県内で最も多い症例数を治療しており、外来での治療が困難な重症例も含め多くの患者さんの治療を行っています。一方で平均在院日数は全国平均よりも大幅に短くなっており治療の成功率の高さと合併症が少ないことに起因しています。
小児科(総合小児科、小児肝臓消化器科)
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040100XXXXX00X | 気管支喘息発作 | 132 | 5.93 | 6.64 | 0.00% | 2.52 | |
040090XXXXXX0X | 急性気管支炎、下気道感染症(その他) | 112 | 5.32 | 6.19 | 0.89% | 0.66 | |
080270XXXX1XXX | 食物アレルギー アレルギー負荷検査あり | 111 | 1.14 | 2.15 | 0.00% | 3.05 | |
060130XX99000X | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症 手術なし | 110 | 4.92 | 7.42 | 0.91% | 8.45 | 小児CF(4歳未満) 小児GF(前日入院) |
140010X199X00X | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 人工呼吸器、シナジス等なし | 91 | 6.91 | 6.17 | 6.59% | 0.00 |
【小児科】では、急性期疾患と並行して食物アレルギー検査への対応を積極的に行っています。低月齢の乳児・低出生体重児や基礎疾患を持つ症例が多く、在院日数が全国平均より長くなる場合もありますが、早めの介入により重症化を防いでいます。出生体重2500g以上の早産児は比較的軽症で、搬送元への再転院や自宅近くの病院への転院が一定の割合で発生しています。
【小児肝臓消化器科】では肝臓・消化器疾患について全国平均より短期間で自院で完結した診療を行っています。
【小児肝臓消化器科】では肝臓・消化器疾患について全国平均より短期間で自院で完結した診療を行っています。
消化器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060340XX03X00X | 総胆管結石,胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 | 112 | 7.63 | 9.79 | 6.25% | 73.54 | 内視鏡的逆行性胆管膵管造影 |
060100XX01XX0X | 小腸大腸の良性疾患 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術等 | 92 | 2.28 | 2.63 | 0.00% | 64.09 | 大腸ポリープ切除術 |
060050XX97X00X | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍 肝動脈塞栓術(TACE)、経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 | 54 | 3.65 | 10.25 | 0.00% | 73.67 | 金マーカー留置術 |
060020XX04X0XX | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術等 | 44 | 6.61 | 8.27 | 0.00% | 75.09 | 内視鏡的胃粘膜下層切開剥離術 |
060102XX99XXXX | 大腸結腸憩室炎 手術なし | 35 | 6.17 | 7.65 | 0.00% | 59.63 | 大腸憩室炎・大腸憩室出血 |
【消化器科】では、地域の中核病院として必要なすべての消化器内科的手技が実施可能です。あらゆる疾患を扱っていますが、最近は胆膵領域の内視鏡治療例が増加しています。
肝癌などの肝の悪性腫瘍に対する肝動脈塞栓術(TACE)と定位放射線治療(ピンポイント照射)であるサイバーナイフ治療や、総胆管結石、胆管炎等の内視鏡的治療も多様な症例に対応しています。いずれも全国平均よりも短い在院日数となっています。
こちらには掲載されていませんが、消化器領域の今日的疾患である炎症性腸疾患や非アルコール性脂肪性肝炎についても積極的に取り組んでいます。
肝癌などの肝の悪性腫瘍に対する肝動脈塞栓術(TACE)と定位放射線治療(ピンポイント照射)であるサイバーナイフ治療や、総胆管結石、胆管炎等の内視鏡的治療も多様な症例に対応しています。いずれも全国平均よりも短い在院日数となっています。
こちらには掲載されていませんが、消化器領域の今日的疾患である炎症性腸疾患や非アルコール性脂肪性肝炎についても積極的に取り組んでいます。
消化器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060335XX02000X | 胆のう炎 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 110 | 4.52 | 7.13 | 0.00% | 59.75 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
060035XX01000X | 結腸の悪性腫瘍 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 86 | 10.10 | 15.02 | 1.16% | 69.64 | 腹腔鏡大腸癌手術 |
060020XX02X00X | 胃の悪性腫瘍 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)等 | 49 | 12.31 | 16.12 | 0.00% | 71.86 | 腹腔鏡胃癌手術 |
06007XXX010X0X | 膵臓、脾臓の腫瘍 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術(脾同時切除)等 | 34 | 14.97 | 25.77 | 0.00% | 66.35 | 膵頭十二指腸切除術 |
060340XX03X00X | 総胆管結石,胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 | 31 | 5.97 | 9.79 | 6.45% | 73.71 | 内視鏡的逆行性胆管膵管造影 |
【消化器外科】では、胃癌、大腸癌、膵臓癌に対する手術的治療を多く手掛けています。
胃癌・大腸癌の多くは内視鏡外科技術認定医を中心に低侵襲治療として腹腔鏡下手術を適応し、またクリニカルパスを用いて治療の標準化を行い、短期間の治療期間での退院を実現させています。患者さん毎のリスク評価を細かく患者支援センターで評価をし、治療内容の最適化を行っています。そのため、全国平均のより短い入院期間となっています。
また、胆嚢摘出術では、原則腹腔鏡下手術を行っています。急性胆嚢炎に対しても24時間365日、遅延なく緊急手術を行える体制を整えています。
当科の特徴は、表のごとく全国平均に比べて短い平均在院日数です。これは安全な手術の実践と治療の標準化によりもたらされたものと自負しています。
胃癌・大腸癌の多くは内視鏡外科技術認定医を中心に低侵襲治療として腹腔鏡下手術を適応し、またクリニカルパスを用いて治療の標準化を行い、短期間の治療期間での退院を実現させています。患者さん毎のリスク評価を細かく患者支援センターで評価をし、治療内容の最適化を行っています。そのため、全国平均のより短い入院期間となっています。
また、胆嚢摘出術では、原則腹腔鏡下手術を行っています。急性胆嚢炎に対しても24時間365日、遅延なく緊急手術を行える体制を整えています。
当科の特徴は、表のごとく全国平均に比べて短い平均在院日数です。これは安全な手術の実践と治療の標準化によりもたらされたものと自負しています。
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050080XX01010X | 弁膜症 ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 人工呼吸器あり | 35 | 17.23 | 23.77 | 8.57% | 70.37 | 弁膜症手術 |
050161XX99000X | 解離性大動脈瘤 手術なし | 18 | 11.61 | 17.34 | 0.00% | 64.61 | B型解離保存療法 |
050163XX03X10X | 胸腹部動脈瘤 ステントグラフト内挿術 人工呼吸器あり | 16 | 16.38 | 15.67 | 31.25% | 77.69 | ステントグラフト内挿術 |
050161XX97X10X | 解離性大動脈瘤 オープン型ステントグラフト内挿術等 人工呼吸器あり | 11 | 16.36 | 27.88 | 18.18% | 66.27 | |
050050XX0101XX | 狭心症 冠動脈、大動脈バイパス移植術等 人工呼吸あり | – | – | 22.71 | – | – |
【心臓血管外科】では、患者さんの「手術前から退院後まで」を総合的に、合理的に管理させていただき、過不足のない医療を実践することを目標としています。正確な術前評価・診断とそれに基づく正確な手術、早期退院・社会復帰、かかりつけ医、紹介元の先生方の連携を重視した外来経過観察など、当たり前のことを確実に行います。
【心臓血管外科】の手術は「手術前よりも元気になる、心配がなくなる」ことを目的としています。ご自身やご家族の病状、手術を含めた治療内容について、ご質問や心配事があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。患者さん一人一人に合わせた手術療法で、患者さんとともに病に立ち向かうお手伝いをします。
【心臓血管外科】の手術は「手術前よりも元気になる、心配がなくなる」ことを目的としています。ご自身やご家族の病状、手術を含めた治療内容について、ご質問や心配事があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。患者さん一人一人に合わせた手術療法で、患者さんとともに病に立ち向かうお手伝いをします。
神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060X2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし エダラボンあり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 48 | 14.40 | 16.13 | 31.25% | 68.42 | ラクナ梗塞 |
010040X099000X | 非外傷性頭蓋内血腫(JCS10未満) 手術なし | 47 | 18.66 | 18.81 | 51.06% | 64.15 | |
010230XX99X00X | てんかん 手術なし | 26 | 6.88 | 7.10 | 7.69% | 71.69 | |
010060X2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 脳リハビリテーションあり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 26 | 14.00 | 16.16 | 26.92% | 72.35 | ラクナ梗塞 |
010040X199X00X | 非外傷性頭蓋内血腫(JCS10以上) 手術なし | 15 | 23.67 | 20.96 | 73.33% | 69.93 |
非外傷性脳内血腫(脳内出血)の多くは高血圧脳出血で、高血圧の管理が重要です。高血圧を含む生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)に関連して脳梗塞も頻度の多い疾患です。脳梗塞など脳卒中後には症候性てんかんと呼ばれるてんかんも多くみられる疾患です。脳卒中の発症予防(一次予防)とともに再発予防(二次予防)の重要性が再認識されています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
07040XXX01XXXX | 股関節骨頭壊死、原発性股関節症 人工関節置換術等 | 142 | 13.03 | 21.53 | 11.27% | 69.44 | THA |
070230XX01XXXX | 原発性膝関節症 人工関節置換術等 | 128 | 11.94 | 23.56 | 88.28% | 73.84 | TKA(自宅退院) TKA(転院) |
160800XX01XXXX | 大腿骨頚部骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 80 | 23.15 | 25.94 | 85.00% | 79.16 | BHA ORIF(大腿骨転子部・頚部骨折) |
070343XX99X1XX | 腰部脊柱管狭窄症 手術なし 脳脊髄腔造影剤検査あり | 77 | 2.00 | 2.73 | 0.00% | 71.95 | 脊髄造影、神経根ブロック |
160760XX97XXXX | 前腕の骨折 手術あり | 70 | 3.11 | 5.54 | 2.86% | 52.44 | 上肢外傷・疾患手術 |
【整形外科】の特徴は、脊椎脊髄、上肢、下肢の外傷、変性疾患、リウマチ、スポーツ整形外科など、整形外科におけるほぼ全ての分野をカバーしていることです。診断群分類別上位疾患の在院日数は、全て全国平均より短くなっています。なかでも、膝関節症は手術後早期に転院、リハビリテーションに移れる連携システムが構築されているため、平均在院日数が全国平均よりも大幅に短縮されています。
内科(総合内科、糖尿病・内分泌内科)
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100071XX99X100 | 2型糖尿病・多発糖尿病性合併症あり 手術なし インスリン投与あり 85歳未満 | 200 | 9.17 | 14.10 | 0.00% | 60.35 | 糖尿病治療入院 |
100180XX990X0X | 原発性アルドステロン症 手術なし | 122 | 4.86 | 6.24 | 0.00% | 54.84 | 原発性アルドステロン症負荷試験 |
120200XX99XXXX | 妊娠中の糖尿病 手術なし | 119 | 4.93 | 5.59 | 0.00% | 33.50 | 妊娠糖尿病・インスリン導入再調整 妊娠糖尿病・短期食事入院 |
100071XX99X110 | 2型糖尿病・多発糖尿病性合併症あり 手術なし インスリン投与あり 腎不全等あり 85歳未満 | 92 | 9.24 | 14.74 | 0.00% | 69.29 | 糖尿病治療入院 |
100180XX991XXX | 原発性アルドステロン症 手術なし 副腎静脈サンプリングあり | 77 | 3.00 | 3.80 | 0.00% | 54.23 | 副腎静脈サンプリング |
標榜診療科“内科”は、糖尿病・内分泌内科、総合内科に分かれて、より専門的な医療を提供しています。
【糖尿病・内分泌内科】では主に、著しい高血糖での血糖管理が必要な患者さんや手術前の血糖管理、重症合併症を有する患者さんが入院されます。
入院後は、集中的に血糖管理と検査を行い、同時に毎日の糖尿病教室に加えベットサイドにおける管理栄養士、看護師による教育も行っているため、在院日数は全国平均より短縮されています。糖尿病患者さんのうち、重症合併症があったり、活動度が低下しリハビリテ―ションが必要な場合は、他病院や施設に転院する場合もあります。
また近年、妊娠中に高血糖となる妊娠糖尿病が多くなっています。妊娠中に高血糖となると胎児の合併症や出産時の合併症が多くなると言われているため、産科でも妊婦さんが糖尿病でないかのスクリーニング検査でブドウ糖負荷試験を行う施設が増加しています。検査で妊娠糖尿病と診断された場合、当院へ紹介され、入院後は食事指導をベッドサイドで管理栄養士が行い、看護師指導を集中的に行うとともに、必要性に応じてインスリン導入を行っています。
【糖尿病・内分泌内科】では主に、著しい高血糖での血糖管理が必要な患者さんや手術前の血糖管理、重症合併症を有する患者さんが入院されます。
入院後は、集中的に血糖管理と検査を行い、同時に毎日の糖尿病教室に加えベットサイドにおける管理栄養士、看護師による教育も行っているため、在院日数は全国平均より短縮されています。糖尿病患者さんのうち、重症合併症があったり、活動度が低下しリハビリテ―ションが必要な場合は、他病院や施設に転院する場合もあります。
また近年、妊娠中に高血糖となる妊娠糖尿病が多くなっています。妊娠中に高血糖となると胎児の合併症や出産時の合併症が多くなると言われているため、産科でも妊婦さんが糖尿病でないかのスクリーニング検査でブドウ糖負荷試験を行う施設が増加しています。検査で妊娠糖尿病と診断された場合、当院へ紹介され、入院後は食事指導をベッドサイドで管理栄養士が行い、看護師指導を集中的に行うとともに、必要性に応じてインスリン導入を行っています。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010050XX02X00X | 慢性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等あり | 31 | 7.65 | 11.86 | 16.13% | 77.00 | 慢性硬膜下血腫手術 |
010030XX9910XX | 未破裂脳動脈瘤 脳動脈造影カテーテル検査あり | 23 | 2.91 | 3.01 | 0.00% | 61.61 | 脳血管撮影検査 |
160100XX99X00X | 外傷性頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし | 21 | 4.81 | 7.34 | 19.05% | 41.19 | |
010030XX03X00X | 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 | 18 | 6.17 | 9.24 | 0.00% | 65.61 | 脳血管内治療(局所麻酔) 未破裂動脈瘤コイル塞栓術 |
010010XX99030X | 脳腫瘍 手術なし 化学療法なし放射線療法あり | 16 | 6.50 | 17.49 | 6.25% | 67.13 |
【脳神経外科】では脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷の治療を主体に行っています。脳血管障害は、脳動脈瘤(未破裂脳動脈瘤、破裂脳動脈瘤)の治療が最も多く、そのため検査入院も多くなっています。
脳動脈瘤の治療は、開頭手術、血管内手術の双方を積極的に行っており、患者さんの状態に合わせて最良の治療法を選択しています。さらに、ハイブリッド手術室にてこの2つを組み合わせたハイブリッド治療も行っています。近年低侵襲治療である血管内治療の割合が増加しています。
脳腫瘍は、手術(開頭手術、内視鏡手術)、放射線治療、化学療法まで一貫して治療しており、放射線治療に関しては、サイバーナイフの治療目的で他院からご紹介いただく症例も増加しています。
脳動脈瘤の治療は、開頭手術、血管内手術の双方を積極的に行っており、患者さんの状態に合わせて最良の治療法を選択しています。さらに、ハイブリッド手術室にてこの2つを組み合わせたハイブリッド治療も行っています。近年低侵襲治療である血管内治療の割合が増加しています。
脳腫瘍は、手術(開頭手術、内視鏡手術)、放射線治療、化学療法まで一貫して治療しており、放射線治療に関しては、サイバーナイフの治療目的で他院からご紹介いただく症例も増加しています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080XX991X0X | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 前立腺針生検あり | 219 | 2.08 | 2.49 | 0.00% | 70.77 | 前立腺針生検 |
110070XX0200XX | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)等 | 131 | 5.52 | 7.07 | 0.00% | 72.32 | 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) |
110080XX01XXXX | 前立腺の悪性腫瘍 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ダヴィンチ手術)等 | 125 | 8.16 | 12.18 | 0.80% | 70.01 | ダヴィンチ前立腺全摘 |
11012XXX020X0X | 尿管結石性閉塞を伴う水腎症 経尿道的尿路結石除去術等 | 65 | 4.92 | 5.61 | 0.00% | 64.37 | 経尿道的腎・尿管結石破砕術(TUL) |
110080XX9907XX | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 小線源治療あり | 46 | 4.00 | 4.06 | 0.00% | 67.33 | 密封小線源 |
前立腺針生検は入院でも行っていますが、外来での日帰り検査を希望される患者さんが増えています。手術施行症例のなかで、膀胱癌に対する経尿道的手術が最も多い結果でした。
前立腺癌に対する手術はロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(ダヴィンチ手術)が行われていますが、平均在院日数がとても短く、患者さんへの負担を軽減しています。また、前立腺癌に対する放射線療法として、小線源治療も継続して行っており、他に体幹部定位照射による5回の外照射治療数も増加しています。
前立腺癌に対する手術はロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(ダヴィンチ手術)が行われていますが、平均在院日数がとても短く、患者さんへの負担を軽減しています。また、前立腺癌に対する放射線療法として、小線源治療も継続して行っており、他に体幹部定位照射による5回の外照射治療数も増加しています。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080007XX010XXX | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 | 17 | 2.71 | 4.01 | 0.00% | 54.88 | 皮膚科手術(前日入院) |
080006XX01X0XX | 皮膚の悪性腫瘍 皮膚悪性腫瘍切除術等 | 14 | 4.07 | 7.90 | 7.14% | 73.57 | 皮膚科手術(前日入院) |
080010XXXX0XXX | 蜂巣炎 手術なし | – | – | 12.55 | – | – | |
080020XXXXXXXX | 帯状疱疹 | – | – | 9.00 | – | – | |
100100XX99X0XX | 下肢皮膚潰瘍 手術なし | – | – | 21.67 | – | – |
【皮膚科】では、皮膚に生じる腫瘍は悪性のみならず、良性と判断するものでも生活の質の向上が望めるものであれば積極的に手術を行っています。また、入院が必要な帯状疱疹や蜂巣炎といった重症感染症にも対応しています。
腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280XX99020X | 末期腎不全 手術なし 腹膜潅流あり | 64 | 4.38 | 8.99 | 0.00% | 64.14 | |
110280XX99000X | 末期腎不全 手術なし 人工腎臓なし | 59 | 8.90 | 11.67 | 5.08% | 59.19 | |
110280XX99010X | 末期腎不全 手術なし 人工腎臓あり | 29 | 9.03 | 14.23 | 6.90% | 69.86 | |
110280XX02X1XX | 末期腎不全 内シャント設置術 人工腎臓あり | 17 | 30.65 | 36.04 | 23.53% | 72.47 | 内シャント造設術 |
110260XX99X0XX | ネフローゼ症候群 手術なし | 15 | 27.13 | 20.93 | 26.67% | 57.27 |
【腎臓内科】では、検診などで発見された早期の腎疾患から透析医療を要するような病状の患者さんに至るまで、腎疾患に対して包括的かつ連続的な診療を行っています。
具体的には、①腎疾患に対する確定診断を目的とした腎生検、②入院治療を要する慢性腎臓病、③血液浄化療法(血液透析、腹膜透析)などの検査・治療を要する患者さんが入院の対象になります。クリニカルパスの適正使用などで、全国平均と比較して平均在院日数は短い傾向にありますが、多職種で連携し患者さんにとって満足度の高い診療を実践しています。
ネフローゼ症候群は、大量の蛋白尿の排泄により全身性浮腫をきたす疾患群です。ステロイドなどの免疫抑制剤を用いた治療を要する場合、4週~6週間の長期入院を要します。
具体的には、①腎疾患に対する確定診断を目的とした腎生検、②入院治療を要する慢性腎臓病、③血液浄化療法(血液透析、腹膜透析)などの検査・治療を要する患者さんが入院の対象になります。クリニカルパスの適正使用などで、全国平均と比較して平均在院日数は短い傾向にありますが、多職種で連携し患者さんにとって満足度の高い診療を実践しています。
ネフローゼ症候群は、大量の蛋白尿の排泄により全身性浮腫をきたす疾患群です。ステロイドなどの免疫抑制剤を用いた治療を要する場合、4週~6週間の長期入院を要します。
血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050170XX03000X | 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 | 48 | 5.08 | 5.34 | 0.00% | 74.25 | 経皮的末梢血管形成術(EVT) |
110280XX02X00X | 末期腎不全 内シャント設置術等 | 41 | 2.17 | 8.48 | 2.44% | 67.71 | 内シャント造設術 |
050163XX03X0XX | 胸腹部動脈瘤 ステントグラフト内挿術 | 36 | 8.31 | 11.75 | 0.00% | 75.19 | 腹部大動脈瘤(EVAR) |
110280XX99000X | 末期腎不全 手術なし 人工腎臓なし | – | – | 11.67 | – | – | |
110280XX02X20X | 末期腎不全 内シャント設置術 腹膜潅流あり | – | – | 15.45 | – | – |
【血管外科】では、閉塞性動脈硬化症に対するバイパス手術・血管内治療に加え、透析シャントの造設、修復、メンテナンス、腹部大動脈瘤に対する外科的治療に力を入れています。シャントの血管内治療では、積極的に日帰り治療を導入し在院日数の短縮に努めています。また、クリニカルパスを導入し、安定した入院管理を心がけています。
乳腺外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010XX01X0XX | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 等 | 83 | 5.06 | 10.34 | 0.00% | 64.49 | 乳腺手術 |
090010XX02X0XX | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない))等 | 66 | 4.77 | 6.10 | 0.00% | 62.55 | 乳腺手術 |
090020XX97XXXX | 乳房の良性腫瘍 手術あり | – | – | 3.94 | – | – | |
010010XX99030X | 脳腫瘍 手術なし 化学療法なし放射線療法あり | – | – | 17.49 | – | – | |
090010XX97X0XX | 乳房の悪性腫瘍 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上) | – | – | 6.48 | – | – |
【乳腺外科】では、乳癌検診受診率の増加に伴い、3cm以下で発見される乳癌が増えています。早期に発見されれば腋窩リンパ節転移をきたす割合も低くなるため、腋窩部郭清を伴わない乳房部分切除術が最も多い術式となっています。今後は人工物による再建も増えてくると予想されますので乳房全切除の割合が増えていくと思われます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発
再発
病期分類
基準(※)
版数
Stage I
Stage II
Stage III
Stage IV
不明
胃癌
79
29
11
47
0
15
1
7
大腸癌
112
80
55
48
5
29
1
7
乳癌
70
52
7
3
0
0
1
7
肺癌
55
21
40
93
1
28
1
7
肝癌
18
31
4
4
3
35
1
7
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 79 | 29 | 11 | 47 | 0 | 15 | 1 | 7 |
大腸癌 | 112 | 80 | 55 | 48 | 5 | 29 | 1 | 7 |
乳癌 | 70 | 52 | 7 | 3 | 0 | 0 | 1 | 7 |
肺癌 | 55 | 21 | 40 | 93 | 1 | 28 | 1 | 7 |
肝癌 | 18 | 31 | 4 | 4 | 3 | 35 | 1 | 7 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【集計条件】
日本で最も多い5部位の癌患者数を、進行度別に初発および再発に分けて集計しています。
・「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合
・「再発」とは、初回治療が完了した後、当院にて患者さんを診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合
【解説】
当院は進行度Ⅰ期の症例が多く、早期に腫瘍を発見し、早期治療に臨める診療体制を構築しています。また、他施設からの紹介患者さんに対しても、それぞれの患者さんにあった最善の治療、療養を提供出来るよう、関係診療科連携のもと多職種のチームで取り組んでいます。
その他、当院は地域がん診療連携拠点病院として、標準的手術、放射線治療、化学療法などに加え、内視鏡下治療、ロボット手術、サイバーナイフなども積極的に取り入れています。
日本で最も多い5部位の癌患者数を、進行度別に初発および再発に分けて集計しています。
・「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合
・「再発」とは、初回治療が完了した後、当院にて患者さんを診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合
【解説】
当院は進行度Ⅰ期の症例が多く、早期に腫瘍を発見し、早期治療に臨める診療体制を構築しています。また、他施設からの紹介患者さんに対しても、それぞれの患者さんにあった最善の治療、療養を提供出来るよう、関係診療科連携のもと多職種のチームで取り組んでいます。
その他、当院は地域がん診療連携拠点病院として、標準的手術、放射線治療、化学療法などに加え、内視鏡下治療、ロボット手術、サイバーナイフなども積極的に取り入れています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数
平均
在院日数
平均年齢
軽症
15
8.73
82.27
中等症
124
13.10
73.60
重症
20
23.00
77.85
超重症
12
19.25
71.58
不明
0
0
0
【集計条件】
市中肺炎とは
・入院48時間以降に院内で発生した肺炎
・老人施設と長期療養施設で発症した肺炎等
上記を除く肺炎で、A-DROPという重症度スコアを基に集計しています。
【解説】
中等症の占める割合が大きくなっています。重症化するにつれ平均在院日数が長くなり、その原因の1つとして高齢化が考えられます。当院では、肺炎患者さんに適切な療養環境を提供するため、他病院との連携を積極的に取り組んでいます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から
患者数
平均在院日数
平均年齢
転院率
3日以内
195
20.38
74.11
46.67%
その他
21
15.90
67.24
19.05%
【集計条件】
脳梗塞で入院となった患者数を、発症日ごとに集計しています。
【解説】
脳卒中(脳血管障害)には、出血性脳卒中(脳出血、くも膜下出血)と虚血性脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作)があります。中でも、脳梗塞は発症してから1分でも早く専門家が診察し、適切な診断と治療を開始することが求められています。
当院脳神経センターでは、横浜市の脳血管疾患救急医療体制と密接に連携して24時間365日の急性期脳卒中診療を行っており、多くの急性期脳梗塞の患者さんを診療しています。脳梗塞の症状がなかったり、慢性的な経過をたどる脳動脈、頸動脈(脳実質外動脈)の病変やもやもや病と診断されると専門的な外科治療が必要になることもあります。
当院では、神経内科と脳神経外科、脳血管内治療科、リハビリテーション科が常に協働した診療体制をとっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科(総合外科、小児外科)
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K6335
鼠径ヘルニア手術
28
1.00
1.00
0.00%
4.18
K6333
臍ヘルニア手術
–
–
–
–
–
K8352
陰嚢水腫手術(その他)
–
–
–
–
–
K0061
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満)
–
–
–
–
–
【小児外科】では、連携している外部施設より小児外科専門医が来院し、外来診療、手術を行っています。鼠径ヘルニア手術に関しては、クリニカルパスを用いて基本的には2泊3日での入院管理を行います。
眼科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K2821ロ
水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)
66
0.00
1.00
0.00%
76.50
白内障手術
【眼科】では白内障を中心に入院診療を実施しています。上記の水晶体再建術の場合、クリニカルパスに沿って1泊2日の入院治療を行います。
救急科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K718-21
腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
92
0.25
2.63
0.00%
30.54
K634
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)
68
0.81
2.01
0.00%
63.12
成人鼡径ヘルニア手術
K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
52
0.63
4.21
0.00%
60.04
腹腔鏡下胆嚢摘出術
K7193
結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術)
26
5.00
21.54
23.08%
74.35
K718-22
腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの)
25
0.16
4.72
4.00%
46.08
虫垂切除術は、近年は腹腔鏡下虫垂切除術の割合が増えています。多くの患者さんが術後経過も良好で、当院の場合早い患者さんだと術後2日から遅くても4日という短期間で退院が可能となります。
また、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術や、腹腔鏡下胆嚢摘出術を多く施行しています。その他にも、消化管出血や心肺停止等の重症度の高い症例も多く、積極的に内視鏡的止血術や経皮的心肺補助を施行しています。
呼吸器外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K514-23
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)
52
1.60
7.27
0.00%
69.71
肺腫瘍切除術(区域切除以上)
K5131
胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)
33
5.12
4.64
3.03%
40.33
気胸手術
K514-21
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)
17
1.35
5.35
5.88%
67.29
肺腫瘍部分切除術
K514-22
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除)
–
–
–
–
–
K5132
胸腔鏡下肺切除術(その他)
–
–
–
–
–
【呼吸器外科】では肺の良性、悪性腫瘍に対する手術、縦隔腫瘍に対する手術、自然気胸などの嚢胞性肺疾患に対する手術など様々な手術を行っていますが、そのほとんどに負担の少ない胸腔鏡併用手術を行っています。肺の悪性腫瘍、特に肺癌に対する手術は、定型的には肺葉切除リンパ節郭清術を行いますが、腫瘍が小さい場合、又は肺葉切除を行うには肺機能が悪い場合など、区域切除、部分切除などを行なっています。
産婦人科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K8982
帝王切開術(選択帝王切開)
173
2.18
5.51
0.00%
34.22
帝王切開
K877-2
腹腔鏡下腟式子宮全摘術
112
1.06
3.98
0.00%
48.61
婦人科ラパロ
K8882
子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)
110
1.08
3.59
0.00%
44.89
婦人科ラパロ
K8981
帝王切開術(緊急帝王切開)
83
2.54
5.81
0.00%
34.49
帝王切開
K872-2
腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術
42
1.00
3.79
0.00%
39.19
婦人科ラパロ
【産婦人科】は、神奈川県の周産期3次救急を担う神奈川県周産期母子医療センターとしての役割を有しています。
婦人科診療も悪性腫瘍手術、腹腔鏡下手術を積極的に行っており、その中で腹腔鏡下腟式子宮全摘術および子宮付属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)や腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術などの手術件数が上位となりました。
耳鼻いんこう科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K3772
口蓋扁桃手術(摘出)
37
0.73
5.27
0.00%
26.76
扁桃摘出術
K4631
甲状腺悪性腫瘍手術(切除)
23
1.35
4.78
0.00%
56.91
甲状腺手術
K340-5
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)
21
1.05
3.62
0.00%
57.24
慢性副鼻腔炎内視鏡手術
K3932
喉頭腫瘍摘出術(直達鏡)
13
0.69
1.15
0.00%
71.54
K309
鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術
12
0.83
1.58
0.00%
5.42
アデトン・チュービング
【耳鼻いんこう科】では、甲状腺や耳下腺、顎下腺などの良性・悪性腫瘍に対する手術や副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎に対する内視鏡手術、扁桃肥大や慢性扁桃炎に対する扁桃摘出術、小児滲出性中耳炎に対する鼓膜チューブ挿入術などを多く行っています。
循環器科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K5493
経皮的冠動脈ステント留置術(その他)
481
1.06
3.13
1.04%
70.70
心臓カテーテル治療(PCI)
K5951
経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)
208
1.70
3.00
0.48%
67.38
K616
四肢の血管拡張術・血栓除去術
197
1.70
8.64
9.14%
73.51
経皮的末梢血管形成術(EVT)
K5481
経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル)
89
2.19
4.11
2.25%
73.90
K5952
経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他)
82
1.30
2.80
0.00%
61.11
【循環器科】では、狭心症に対するカテーテルインターベンション治療で新規病変には原則薬剤溶出性ステントを留置しています。
また、急性心筋梗塞症例に対しても原則ステント治療による再灌流療法を行っています。Door to balloon timeは60分未満と非常に早期に再灌流療法がほとんどの症例で行なわれ、結果急性期、慢性期の臨床成績も非常に良好です。冠動脈石灰化病変に対しては、イメージングデバイス(血管内超音波、光断層撮影法)を駆使し高速回転式経皮経管アテレクトミー治療を行い良好な成績をあげています。
心筋焼灼術は年々増加傾向にあり県内でも有数の治療施設となっています。
小児科(総合小児科、小児肝臓消化器科)
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K9131
新生児仮死蘇生術(仮死第1度)
21
0.00
46.62
4.76%
0.00
K7151
腸重積症整復術(非観血的)
18
0.17
1.11
5.56%
1.72
K533-2
内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術
10
1.00
6.60
0.00%
8.20
K9132
新生児仮死蘇生術(仮死第2度)
–
–
–
–
–
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
–
–
–
–
–
【小児科】で上位となった、新生児仮死蘇生術は、主に早産児で出生時に蘇生処置を必要としたものを対象としています。術後日数は、未熟児であるために長期間の入院となっています。また、患者さんの治療状態やご家族にとってより良い環境となるよう、自宅近くの病院への転院が多くあります。
【小児肝臓消化器科】では、2019年度の治療を含めた上下部消化管内視鏡検査、内視鏡的逆行性胆道造影、小腸カプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡は合計554件、肝生検は83件行いました。
消化器科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K688
内視鏡的胆道ステント留置術
103
0.80
10.20
9.71%
74.84
内視鏡的逆行性胆管膵管造影
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
69
0.26
1.20
1.45%
67.87
大腸ポリープ切除術
K7212
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上)
56
0.05
1.59
0.00%
63.64
大腸ポリープ切除術
K6871
内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ)
51
0.43
6.47
7.84%
71.96
K654
内視鏡的消化管止血術
45
0.27
7.73
15.56%
69.04
【消化器内科】では消化管出血や胆管炎などに24時間対応可能な体制を構築しています。迅速で積極的な処置により重症化の回避、輸血量の減少、入院期間の短縮が可能であり、高齢者に特有の合併症の予防も期待されます。
総胆管結石の採石や悪性腫瘍での胆管ドレナージ、乳頭切開術、診断のためのEUS‐FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引術)も治療の必要性を十分に吟味しながら積極的に行っており件数は急速に増加しています。
大腸ポリープについては、出血のリスクが少ないと判断された場合は外来で切除を行っています。出血のリスクのある方、あるいは複数個、広基性、挿入難および御高齢の方には安全のために、原則1~2日の入院での切除を行います。
消化器外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
136
1.04
2.68
0.00%
59.28
腹腔鏡下胆嚢摘出術
K719-3
腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
85
1.49
8.25
1.18%
69.48
腹腔鏡大腸癌手術
K655-22
腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)
47
1.32
15.32
2.13%
72.81
腹腔鏡胃癌手術
K6113
抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)
41
0.90
1.63
4.88%
68.27
CVポート植え込み術
K740-21
腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術)
34
3.06
11.50
5.88%
70.03
【消化器外科】では、多くの胆嚢炎や結腸癌、胃癌に対して低侵襲治療として、腹腔鏡手術を行っています。
低侵襲を、早期退院、安全な手術の実践をスローガンに全例、当院の患者支援センターを受診いただき、患者さん個人のリスク評価、入院生活のオリエンテーションなどを行っています。
腹腔鏡手術では、その安全性を問題とするような報道もありますが、当院にはこの分野の技術を認定する技術認定医が複数名在籍し、当医師を中心に安全な腹腔鏡下手術を心がけています。その結果として、腹腔鏡下手術後の在院日数は非常に短いものになっています。上記のすべての取り組みにより、安全なそして手術前からの低侵襲手術を実現しています。
心臓血管外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K5612イ
ステントグラフト内挿術(胸部大動脈)
25
2.04
11.08
20.00%
73.40
ステントグラフト内挿術
K5551
弁置換術(1弁)
22
4.14
20.09
13.64%
69.86
弁膜症手術
K5552
弁置換術(2弁)
16
6.00
17.69
31.25%
72.06
弁膜症手術
K554-21
胸腔鏡下弁形成術(1弁)
13
2.08
15.31
7.69%
64.38
K552-22
冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上)
12
3.67
17.42
8.33%
68.58
【心臓血管外科】は、弁膜症治療センターを有し、弁膜症の診断・治療・外来フォローと地域内で完結した医療の提供ができるよう連携に努めています。
大動脈弁狭窄症に対しては低侵襲治療である経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)、右小開胸での低侵襲大動脈弁置換術(MICS-AVR)および、通常の胸骨正中切開での弁置換術、全ての治療が可能であり、患者さんに最適な治療法を選択しています。
僧帽弁閉鎖不全症に対しても、基本術式は弁形成術としており、右小開胸での低侵襲僧帽弁形成術(MICS-MVP)も開始しています。全ての疾患において低侵襲治療を進め、術後の生活の質を意識した治療方法を選択しています。
神経内科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K178-4
経皮的脳血栓回収術
23
0.26
21.48
65.22%
74.26
K386
気管切開術
–
–
–
–
–
K178-2
経皮的脳血管形成術
–
–
–
–
–
K654
内視鏡的消化管止血術
–
–
–
–
–
K164-5
内視鏡下脳内血腫除去術
–
–
–
–
–
【神経内科】では経皮的脳血栓回収術を、急性期の脳梗塞患者さんへ実施しています。 当治療は脳神経外科と連携して施行しており、脳梗塞の原因となる血管に詰まっている血栓をカテーテルで取り除きます。脳梗塞発症から早期段階での治療が有効であり、脳神経センターで連携して治療を行っています。
整形外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K0821
人工関節置換術(肩、膝、股)
322
1.50
11.29
52.17%
72.04
THA
TKA(自宅退院)
TKA(転院)
K0461
骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)
95
2.14
12.56
51.58%
67.47
ORIF(大腿骨転子部・頚部骨折)
K0462
骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨)
89
1.26
3.62
10.11%
58.34
下腿骨折手術
上肢外傷・疾患手術
K0483
骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕、下腿)
49
0.96
1.47
0.00%
47.63
抜釘術(下肢・脊椎)
K1425
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除)
48
1.67
9.42
20.83%
71.69
脊椎後方除圧術
【整形外科】の年間手術件数は、約1,600件です。
その特徴は、外傷、脊椎脊髄、上肢、下肢、リウマチ、スポーツ外傷など整形外科におけるほぼ全ての分野をカバーしていることです。手術別では、人工関節置換術が最も多く、次いで様々な部位の骨折観血的手術の順となりましたが、その他にも多くの種類の手術を施行しています。
脳神経外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K1781
脳血管内手術(1箇所)
37
0.92
10.59
13.51%
64.38
脳血管内治療(局所麻酔)
K164-2
慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)
32
0.78
7.31
18.75%
77.50
慢性硬膜下血腫手術
K1771
脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)
22
1.50
33.18
50.00%
68.32
K1692
頭蓋内腫瘍摘出術(その他)
22
6.14
29.18
27.27%
68.27
K609-2
経皮的頸動脈ステント留置術
14
1.00
5.43
0.00%
71.29
頸動脈ステント拡張術
慢性硬膜下血腫では術後2日目に退院している症例が多いのですが入院時に状態が悪い症例ではリハビリーテーション等が必要となることもあり、このため平均術後日数は2日より長くなっています。
脳腫瘍は良性腫瘍、悪性腫瘍の双方の手術を積極的に行っており、良性腫瘍は術後7日を過ぎると退院できることが多いですが、悪性腫瘍の場合は引き続き放射線治療、化学療法を行うことが多く、その際は術後入院日数は3週間を超えることが多くなります。
また、神経内視鏡下の経鼻手術を積極的に行い、開頭手術より低侵襲な治療を目指しています。近年脳血管内手術は未破裂脳動脈瘤に対して行う例が増加し、開頭クリッピング手術は脳動脈瘤破裂くも膜下出血に対して行うことが多く、このため脳動脈瘤頸部クリッピングの術後日数が脳血管内手術に比べて長くなっています。
脳出血に対しては神経内視鏡下の血腫除去術を積極的に行い、より低侵襲な治療を目指しています。
泌尿器科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K8036イ
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)
128
1.16
3.35
0.00%
72.09
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)
K843-4
腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ダヴィンチ手術)
123
1.15
6.00
0.81%
70.10
ダヴィンチ前立腺全摘
K783-2
経尿道的尿管ステント留置術
72
0.64
4.79
5.56%
70.33
尿管ステント交換術
K7811
経尿道的尿路結石除去術(レーザー)
68
1.60
2.53
0.00%
63.63
経尿道的腎・尿管結石破砕術(TUL)
K841-21
経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー)
42
1.00
3.19
0.00%
73.29
ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)
【泌尿器科】の診療の基本方針の一つとして、ロボット手術をはじめとする腹腔鏡手術や経尿道的手術等の低侵襲医療の提供があります。
特に前立腺悪性腫瘍手術(ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術)は全国でも在院日数が短く、安定した手術成績・周術期成績を達成しています。本年度も経尿道的尿路結石除去術による尿路結石治療の増加傾向が継続してみられています。
皮膚科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K0072
皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)
19
0.26
3.26
5.26%
72.89
皮膚科手術(前日入院)
K0063
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満)
–
–
–
–
–
K0051
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満)
–
–
–
–
–
K0062
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満)
–
–
–
–
–
K0053
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上)
–
–
–
–
–
高齢化や紫外線の影響の為近年増加傾向にあります。早期であれば完治を望めることから【皮膚科】では、積極的に手術に取り組んでいます。良性腫瘍でもサイズが大きいものや、小さくても荷重部位にあるものなどが入院による手術になっています。
腎臓内科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K610-3
内シャント設置術
23
8.13
12.96
17.39%
68.70
内シャント造設術
K635-3
連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術
–
–
–
–
–
K654
内視鏡的消化管止血術
–
–
–
–
–
K6147
血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)
–
–
–
–
–
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
–
–
–
–
–
末期腎不全の病態に移行し透析療法を必要とする患者さんには、血液透析・腹膜透析のいずれかの方法を選択していただきます。
当院【腎臓内科】では、療法選択支援外来において、両方の治療法のメリット・デメリットを説明させていただき、患者さんとご家族により適した治療法を選択していただいています。血液透析を行う際には、1分間に平均200ml程度の血液を人工腎臓に循環させる必要があります。上肢の動脈と静脈を手術でつなぎ合わせることによって透析用の血管を設置する必要があり、これを内シャントといいます。少なくとも手術後2週間以上経ってから使用することが望ましいので、血液透析が必要になる時期を予測して計画的に手術を行います。
当院では血管外科医師が内シャント設置術を担当しています。腹膜透析を行う際には、透析液を腹腔内に出し入れできるように、「カテーテル」と呼ばれるシリコン製の管を腹部に埋め込む手術を行います。カテーテルは、半永久的に使用することが可能ですが、感染症などの合併症が生じた場合は抜去する必要があります。カテーテル挿入術後、すぐに腹膜透析を開始する場合(SPIED法:Short term PD induction and education technique)と、カテーテルの埋め込みとカテーテルの取り出しを2回に分けて段階的に行う方法(SMAP法:Stepwise initiation of PD using Moncrief And Popovich)で行う場合があります。当院では、腎臓内科の医師がカテーテル留置を担当しています。
血管外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K610-3
内シャント設置術
57
0.21
1.26
5.26%
66.81
内シャント造設術
K616
四肢の血管拡張術・血栓除去術
45
0.87
2.69
2.22%
72.42
経皮的末梢血管形成術(EVT)
K5612ロ
ステントグラフト内挿術(腹部大動脈)
39
1.00
9.15
2.56%
76.10
腹部大動脈瘤(EVAR)
K616-4
経皮的シャント拡張術・血栓除去術
20
0.05
1.05
20.00%
72.40
経皮的シャント拡張術
K6147
血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)
–
–
–
–
–
【血管外科】では、主に末梢動脈の血管内治療、透析シャント造設術あるいは拡張術(VAIVT)、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術(EVAR)が挙げられます。いずれも手術適応を検討の上、併発症をおこさないように細心の注意を払いながら治療に臨んでいます。
透析シャント造設術では、手術当日入院、翌日退院というスケジュールを取り入れており、VAIVTでは積極的に日帰り治療を取り入れています。また、急性動脈閉塞症に対する緊急手術も多く行っているため、平均術前日数が短くなっています。また、術後管理にはクリニカルパスを導入し、在院日数の短縮、安定した管理を心がけています。
乳腺外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K4762
乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない))
65
0.89
2.88
0.00%
62.35
乳腺手術
K4763
乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))
50
1.12
3.02
0.00%
63.80
乳腺手術
K4765
乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない)
18
1.00
3.11
0.00%
65.00
乳腺手術
K4764
乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う))
–
–
–
–
–
K4766
乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施する)
–
–
–
–
–
【乳腺外科】では、全乳癌手術症例のうち約8割が腋窩部郭清を伴わない手術です。乳房全切除、乳房部分切除いずれも全入院期間5日間の共通のクリニカルパスを導入しています。現在、当日入院手術を導入しており、更なる入院期間の短縮が予測されます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC
傷病名
入院契機
症例数
発生率
130100
播種性血管内凝固症候群
同一
–
–
異なる
11
0.07%
180010
敗血症
同一
39
0.24%
異なる
41
0.26%
180035
その他の真菌感染症
同一
–
–
異なる
–
–
180040
手術・処置等の合併症
同一
118
0.74%
異なる
17
0.11%
【集計条件】
重症度の高い上記疾患について、入院の契機となった傷病名と入院中の最終的な傷病名が同一かを示しています。医療の質の面から、可能な限り少ない数値が良いとされています。発生率は、2019年度の退院患者を分母としています。
【解説】
当指標は、同一発生率が高い程、入院時より重症な患者さんの診療を行っていることを表します。当院は他の病院では治療が難しい合併症などを発症した患者さんの紹介受け入れを行っており、手術後に播種性血管内凝固症候群や敗血症等を合併することがあります。
「手術・処置等の合併症」は件数が多く示されていますが、長年透析を行う患者さんが合併しやすい透析シャントの閉塞に対する治療が大半を占めています。
更新履歴
2020/9/25
2019年度病院指標を公開しました。
2019/9/25
2018年度病院指標を公開しました。
2018/9/25
2017年度病院指標を公開しました。
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 15 | 8.73 | 82.27 |
中等症 | 124 | 13.10 | 73.60 |
重症 | 20 | 23.00 | 77.85 |
超重症 | 12 | 19.25 | 71.58 |
不明 | 0 | 0 | 0 |
市中肺炎とは
・入院48時間以降に院内で発生した肺炎
・老人施設と長期療養施設で発症した肺炎等
上記を除く肺炎で、A-DROPという重症度スコアを基に集計しています。
【解説】
中等症の占める割合が大きくなっています。重症化するにつれ平均在院日数が長くなり、その原因の1つとして高齢化が考えられます。当院では、肺炎患者さんに適切な療養環境を提供するため、他病院との連携を積極的に取り組んでいます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から
患者数
平均在院日数
平均年齢
転院率
3日以内
195
20.38
74.11
46.67%
その他
21
15.90
67.24
19.05%
【集計条件】
脳梗塞で入院となった患者数を、発症日ごとに集計しています。
【解説】
脳卒中(脳血管障害)には、出血性脳卒中(脳出血、くも膜下出血)と虚血性脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作)があります。中でも、脳梗塞は発症してから1分でも早く専門家が診察し、適切な診断と治療を開始することが求められています。
当院脳神経センターでは、横浜市の脳血管疾患救急医療体制と密接に連携して24時間365日の急性期脳卒中診療を行っており、多くの急性期脳梗塞の患者さんを診療しています。脳梗塞の症状がなかったり、慢性的な経過をたどる脳動脈、頸動脈(脳実質外動脈)の病変やもやもや病と診断されると専門的な外科治療が必要になることもあります。
当院では、神経内科と脳神経外科、脳血管内治療科、リハビリテーション科が常に協働した診療体制をとっています。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 195 | 20.38 | 74.11 | 46.67% |
その他 | 21 | 15.90 | 67.24 | 19.05% |
脳梗塞で入院となった患者数を、発症日ごとに集計しています。
【解説】
脳卒中(脳血管障害)には、出血性脳卒中(脳出血、くも膜下出血)と虚血性脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作)があります。中でも、脳梗塞は発症してから1分でも早く専門家が診察し、適切な診断と治療を開始することが求められています。
当院脳神経センターでは、横浜市の脳血管疾患救急医療体制と密接に連携して24時間365日の急性期脳卒中診療を行っており、多くの急性期脳梗塞の患者さんを診療しています。脳梗塞の症状がなかったり、慢性的な経過をたどる脳動脈、頸動脈(脳実質外動脈)の病変やもやもや病と診断されると専門的な外科治療が必要になることもあります。
当院では、神経内科と脳神経外科、脳血管内治療科、リハビリテーション科が常に協働した診療体制をとっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科(総合外科、小児外科)
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K6335
鼠径ヘルニア手術
28
1.00
1.00
0.00%
4.18
K6333
臍ヘルニア手術
–
–
–
–
–
K8352
陰嚢水腫手術(その他)
–
–
–
–
–
K0061
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満)
–
–
–
–
–
【小児外科】では、連携している外部施設より小児外科専門医が来院し、外来診療、手術を行っています。鼠径ヘルニア手術に関しては、クリニカルパスを用いて基本的には2泊3日での入院管理を行います。
眼科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K2821ロ
水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)
66
0.00
1.00
0.00%
76.50
白内障手術
【眼科】では白内障を中心に入院診療を実施しています。上記の水晶体再建術の場合、クリニカルパスに沿って1泊2日の入院治療を行います。
救急科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K718-21
腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
92
0.25
2.63
0.00%
30.54
K634
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)
68
0.81
2.01
0.00%
63.12
成人鼡径ヘルニア手術
K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
52
0.63
4.21
0.00%
60.04
腹腔鏡下胆嚢摘出術
K7193
結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術)
26
5.00
21.54
23.08%
74.35
K718-22
腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの)
25
0.16
4.72
4.00%
46.08
虫垂切除術は、近年は腹腔鏡下虫垂切除術の割合が増えています。多くの患者さんが術後経過も良好で、当院の場合早い患者さんだと術後2日から遅くても4日という短期間で退院が可能となります。
また、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術や、腹腔鏡下胆嚢摘出術を多く施行しています。その他にも、消化管出血や心肺停止等の重症度の高い症例も多く、積極的に内視鏡的止血術や経皮的心肺補助を施行しています。
呼吸器外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K514-23
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)
52
1.60
7.27
0.00%
69.71
肺腫瘍切除術(区域切除以上)
K5131
胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)
33
5.12
4.64
3.03%
40.33
気胸手術
K514-21
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)
17
1.35
5.35
5.88%
67.29
肺腫瘍部分切除術
K514-22
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除)
–
–
–
–
–
K5132
胸腔鏡下肺切除術(その他)
–
–
–
–
–
【呼吸器外科】では肺の良性、悪性腫瘍に対する手術、縦隔腫瘍に対する手術、自然気胸などの嚢胞性肺疾患に対する手術など様々な手術を行っていますが、そのほとんどに負担の少ない胸腔鏡併用手術を行っています。肺の悪性腫瘍、特に肺癌に対する手術は、定型的には肺葉切除リンパ節郭清術を行いますが、腫瘍が小さい場合、又は肺葉切除を行うには肺機能が悪い場合など、区域切除、部分切除などを行なっています。
産婦人科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K8982
帝王切開術(選択帝王切開)
173
2.18
5.51
0.00%
34.22
帝王切開
K877-2
腹腔鏡下腟式子宮全摘術
112
1.06
3.98
0.00%
48.61
婦人科ラパロ
K8882
子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)
110
1.08
3.59
0.00%
44.89
婦人科ラパロ
K8981
帝王切開術(緊急帝王切開)
83
2.54
5.81
0.00%
34.49
帝王切開
K872-2
腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術
42
1.00
3.79
0.00%
39.19
婦人科ラパロ
【産婦人科】は、神奈川県の周産期3次救急を担う神奈川県周産期母子医療センターとしての役割を有しています。
婦人科診療も悪性腫瘍手術、腹腔鏡下手術を積極的に行っており、その中で腹腔鏡下腟式子宮全摘術および子宮付属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)や腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術などの手術件数が上位となりました。
耳鼻いんこう科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K3772
口蓋扁桃手術(摘出)
37
0.73
5.27
0.00%
26.76
扁桃摘出術
K4631
甲状腺悪性腫瘍手術(切除)
23
1.35
4.78
0.00%
56.91
甲状腺手術
K340-5
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)
21
1.05
3.62
0.00%
57.24
慢性副鼻腔炎内視鏡手術
K3932
喉頭腫瘍摘出術(直達鏡)
13
0.69
1.15
0.00%
71.54
K309
鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術
12
0.83
1.58
0.00%
5.42
アデトン・チュービング
【耳鼻いんこう科】では、甲状腺や耳下腺、顎下腺などの良性・悪性腫瘍に対する手術や副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎に対する内視鏡手術、扁桃肥大や慢性扁桃炎に対する扁桃摘出術、小児滲出性中耳炎に対する鼓膜チューブ挿入術などを多く行っています。
循環器科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K5493
経皮的冠動脈ステント留置術(その他)
481
1.06
3.13
1.04%
70.70
心臓カテーテル治療(PCI)
K5951
経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)
208
1.70
3.00
0.48%
67.38
K616
四肢の血管拡張術・血栓除去術
197
1.70
8.64
9.14%
73.51
経皮的末梢血管形成術(EVT)
K5481
経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル)
89
2.19
4.11
2.25%
73.90
K5952
経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他)
82
1.30
2.80
0.00%
61.11
【循環器科】では、狭心症に対するカテーテルインターベンション治療で新規病変には原則薬剤溶出性ステントを留置しています。
また、急性心筋梗塞症例に対しても原則ステント治療による再灌流療法を行っています。Door to balloon timeは60分未満と非常に早期に再灌流療法がほとんどの症例で行なわれ、結果急性期、慢性期の臨床成績も非常に良好です。冠動脈石灰化病変に対しては、イメージングデバイス(血管内超音波、光断層撮影法)を駆使し高速回転式経皮経管アテレクトミー治療を行い良好な成績をあげています。
心筋焼灼術は年々増加傾向にあり県内でも有数の治療施設となっています。
小児科(総合小児科、小児肝臓消化器科)
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K9131
新生児仮死蘇生術(仮死第1度)
21
0.00
46.62
4.76%
0.00
K7151
腸重積症整復術(非観血的)
18
0.17
1.11
5.56%
1.72
K533-2
内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術
10
1.00
6.60
0.00%
8.20
K9132
新生児仮死蘇生術(仮死第2度)
–
–
–
–
–
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
–
–
–
–
–
【小児科】で上位となった、新生児仮死蘇生術は、主に早産児で出生時に蘇生処置を必要としたものを対象としています。術後日数は、未熟児であるために長期間の入院となっています。また、患者さんの治療状態やご家族にとってより良い環境となるよう、自宅近くの病院への転院が多くあります。
【小児肝臓消化器科】では、2019年度の治療を含めた上下部消化管内視鏡検査、内視鏡的逆行性胆道造影、小腸カプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡は合計554件、肝生検は83件行いました。
消化器科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K688
内視鏡的胆道ステント留置術
103
0.80
10.20
9.71%
74.84
内視鏡的逆行性胆管膵管造影
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
69
0.26
1.20
1.45%
67.87
大腸ポリープ切除術
K7212
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上)
56
0.05
1.59
0.00%
63.64
大腸ポリープ切除術
K6871
内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ)
51
0.43
6.47
7.84%
71.96
K654
内視鏡的消化管止血術
45
0.27
7.73
15.56%
69.04
【消化器内科】では消化管出血や胆管炎などに24時間対応可能な体制を構築しています。迅速で積極的な処置により重症化の回避、輸血量の減少、入院期間の短縮が可能であり、高齢者に特有の合併症の予防も期待されます。
総胆管結石の採石や悪性腫瘍での胆管ドレナージ、乳頭切開術、診断のためのEUS‐FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引術)も治療の必要性を十分に吟味しながら積極的に行っており件数は急速に増加しています。
大腸ポリープについては、出血のリスクが少ないと判断された場合は外来で切除を行っています。出血のリスクのある方、あるいは複数個、広基性、挿入難および御高齢の方には安全のために、原則1~2日の入院での切除を行います。
消化器外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
136
1.04
2.68
0.00%
59.28
腹腔鏡下胆嚢摘出術
K719-3
腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
85
1.49
8.25
1.18%
69.48
腹腔鏡大腸癌手術
K655-22
腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)
47
1.32
15.32
2.13%
72.81
腹腔鏡胃癌手術
K6113
抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)
41
0.90
1.63
4.88%
68.27
CVポート植え込み術
K740-21
腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術)
34
3.06
11.50
5.88%
70.03
【消化器外科】では、多くの胆嚢炎や結腸癌、胃癌に対して低侵襲治療として、腹腔鏡手術を行っています。
低侵襲を、早期退院、安全な手術の実践をスローガンに全例、当院の患者支援センターを受診いただき、患者さん個人のリスク評価、入院生活のオリエンテーションなどを行っています。
腹腔鏡手術では、その安全性を問題とするような報道もありますが、当院にはこの分野の技術を認定する技術認定医が複数名在籍し、当医師を中心に安全な腹腔鏡下手術を心がけています。その結果として、腹腔鏡下手術後の在院日数は非常に短いものになっています。上記のすべての取り組みにより、安全なそして手術前からの低侵襲手術を実現しています。
心臓血管外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K5612イ
ステントグラフト内挿術(胸部大動脈)
25
2.04
11.08
20.00%
73.40
ステントグラフト内挿術
K5551
弁置換術(1弁)
22
4.14
20.09
13.64%
69.86
弁膜症手術
K5552
弁置換術(2弁)
16
6.00
17.69
31.25%
72.06
弁膜症手術
K554-21
胸腔鏡下弁形成術(1弁)
13
2.08
15.31
7.69%
64.38
K552-22
冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上)
12
3.67
17.42
8.33%
68.58
【心臓血管外科】は、弁膜症治療センターを有し、弁膜症の診断・治療・外来フォローと地域内で完結した医療の提供ができるよう連携に努めています。
大動脈弁狭窄症に対しては低侵襲治療である経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)、右小開胸での低侵襲大動脈弁置換術(MICS-AVR)および、通常の胸骨正中切開での弁置換術、全ての治療が可能であり、患者さんに最適な治療法を選択しています。
僧帽弁閉鎖不全症に対しても、基本術式は弁形成術としており、右小開胸での低侵襲僧帽弁形成術(MICS-MVP)も開始しています。全ての疾患において低侵襲治療を進め、術後の生活の質を意識した治療方法を選択しています。
神経内科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K178-4
経皮的脳血栓回収術
23
0.26
21.48
65.22%
74.26
K386
気管切開術
–
–
–
–
–
K178-2
経皮的脳血管形成術
–
–
–
–
–
K654
内視鏡的消化管止血術
–
–
–
–
–
K164-5
内視鏡下脳内血腫除去術
–
–
–
–
–
【神経内科】では経皮的脳血栓回収術を、急性期の脳梗塞患者さんへ実施しています。 当治療は脳神経外科と連携して施行しており、脳梗塞の原因となる血管に詰まっている血栓をカテーテルで取り除きます。脳梗塞発症から早期段階での治療が有効であり、脳神経センターで連携して治療を行っています。
整形外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K0821
人工関節置換術(肩、膝、股)
322
1.50
11.29
52.17%
72.04
THA
TKA(自宅退院)
TKA(転院)
K0461
骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)
95
2.14
12.56
51.58%
67.47
ORIF(大腿骨転子部・頚部骨折)
K0462
骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨)
89
1.26
3.62
10.11%
58.34
下腿骨折手術
上肢外傷・疾患手術
K0483
骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕、下腿)
49
0.96
1.47
0.00%
47.63
抜釘術(下肢・脊椎)
K1425
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除)
48
1.67
9.42
20.83%
71.69
脊椎後方除圧術
【整形外科】の年間手術件数は、約1,600件です。
その特徴は、外傷、脊椎脊髄、上肢、下肢、リウマチ、スポーツ外傷など整形外科におけるほぼ全ての分野をカバーしていることです。手術別では、人工関節置換術が最も多く、次いで様々な部位の骨折観血的手術の順となりましたが、その他にも多くの種類の手術を施行しています。
脳神経外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K1781
脳血管内手術(1箇所)
37
0.92
10.59
13.51%
64.38
脳血管内治療(局所麻酔)
K164-2
慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)
32
0.78
7.31
18.75%
77.50
慢性硬膜下血腫手術
K1771
脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)
22
1.50
33.18
50.00%
68.32
K1692
頭蓋内腫瘍摘出術(その他)
22
6.14
29.18
27.27%
68.27
K609-2
経皮的頸動脈ステント留置術
14
1.00
5.43
0.00%
71.29
頸動脈ステント拡張術
慢性硬膜下血腫では術後2日目に退院している症例が多いのですが入院時に状態が悪い症例ではリハビリーテーション等が必要となることもあり、このため平均術後日数は2日より長くなっています。
脳腫瘍は良性腫瘍、悪性腫瘍の双方の手術を積極的に行っており、良性腫瘍は術後7日を過ぎると退院できることが多いですが、悪性腫瘍の場合は引き続き放射線治療、化学療法を行うことが多く、その際は術後入院日数は3週間を超えることが多くなります。
また、神経内視鏡下の経鼻手術を積極的に行い、開頭手術より低侵襲な治療を目指しています。近年脳血管内手術は未破裂脳動脈瘤に対して行う例が増加し、開頭クリッピング手術は脳動脈瘤破裂くも膜下出血に対して行うことが多く、このため脳動脈瘤頸部クリッピングの術後日数が脳血管内手術に比べて長くなっています。
脳出血に対しては神経内視鏡下の血腫除去術を積極的に行い、より低侵襲な治療を目指しています。
泌尿器科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K8036イ
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)
128
1.16
3.35
0.00%
72.09
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)
K843-4
腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ダヴィンチ手術)
123
1.15
6.00
0.81%
70.10
ダヴィンチ前立腺全摘
K783-2
経尿道的尿管ステント留置術
72
0.64
4.79
5.56%
70.33
尿管ステント交換術
K7811
経尿道的尿路結石除去術(レーザー)
68
1.60
2.53
0.00%
63.63
経尿道的腎・尿管結石破砕術(TUL)
K841-21
経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー)
42
1.00
3.19
0.00%
73.29
ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)
【泌尿器科】の診療の基本方針の一つとして、ロボット手術をはじめとする腹腔鏡手術や経尿道的手術等の低侵襲医療の提供があります。
特に前立腺悪性腫瘍手術(ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術)は全国でも在院日数が短く、安定した手術成績・周術期成績を達成しています。本年度も経尿道的尿路結石除去術による尿路結石治療の増加傾向が継続してみられています。
皮膚科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K0072
皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)
19
0.26
3.26
5.26%
72.89
皮膚科手術(前日入院)
K0063
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満)
–
–
–
–
–
K0051
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満)
–
–
–
–
–
K0062
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満)
–
–
–
–
–
K0053
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上)
–
–
–
–
–
高齢化や紫外線の影響の為近年増加傾向にあります。早期であれば完治を望めることから【皮膚科】では、積極的に手術に取り組んでいます。良性腫瘍でもサイズが大きいものや、小さくても荷重部位にあるものなどが入院による手術になっています。
腎臓内科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K610-3
内シャント設置術
23
8.13
12.96
17.39%
68.70
内シャント造設術
K635-3
連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術
–
–
–
–
–
K654
内視鏡的消化管止血術
–
–
–
–
–
K6147
血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)
–
–
–
–
–
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
–
–
–
–
–
末期腎不全の病態に移行し透析療法を必要とする患者さんには、血液透析・腹膜透析のいずれかの方法を選択していただきます。
当院【腎臓内科】では、療法選択支援外来において、両方の治療法のメリット・デメリットを説明させていただき、患者さんとご家族により適した治療法を選択していただいています。血液透析を行う際には、1分間に平均200ml程度の血液を人工腎臓に循環させる必要があります。上肢の動脈と静脈を手術でつなぎ合わせることによって透析用の血管を設置する必要があり、これを内シャントといいます。少なくとも手術後2週間以上経ってから使用することが望ましいので、血液透析が必要になる時期を予測して計画的に手術を行います。
当院では血管外科医師が内シャント設置術を担当しています。腹膜透析を行う際には、透析液を腹腔内に出し入れできるように、「カテーテル」と呼ばれるシリコン製の管を腹部に埋め込む手術を行います。カテーテルは、半永久的に使用することが可能ですが、感染症などの合併症が生じた場合は抜去する必要があります。カテーテル挿入術後、すぐに腹膜透析を開始する場合(SPIED法:Short term PD induction and education technique)と、カテーテルの埋め込みとカテーテルの取り出しを2回に分けて段階的に行う方法(SMAP法:Stepwise initiation of PD using Moncrief And Popovich)で行う場合があります。当院では、腎臓内科の医師がカテーテル留置を担当しています。
血管外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K610-3
内シャント設置術
57
0.21
1.26
5.26%
66.81
内シャント造設術
K616
四肢の血管拡張術・血栓除去術
45
0.87
2.69
2.22%
72.42
経皮的末梢血管形成術(EVT)
K5612ロ
ステントグラフト内挿術(腹部大動脈)
39
1.00
9.15
2.56%
76.10
腹部大動脈瘤(EVAR)
K616-4
経皮的シャント拡張術・血栓除去術
20
0.05
1.05
20.00%
72.40
経皮的シャント拡張術
K6147
血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈)
–
–
–
–
–
【血管外科】では、主に末梢動脈の血管内治療、透析シャント造設術あるいは拡張術(VAIVT)、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術(EVAR)が挙げられます。いずれも手術適応を検討の上、併発症をおこさないように細心の注意を払いながら治療に臨んでいます。
透析シャント造設術では、手術当日入院、翌日退院というスケジュールを取り入れており、VAIVTでは積極的に日帰り治療を取り入れています。また、急性動脈閉塞症に対する緊急手術も多く行っているため、平均術前日数が短くなっています。また、術後管理にはクリニカルパスを導入し、在院日数の短縮、安定した管理を心がけています。
乳腺外科
Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K4762
乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない))
65
0.89
2.88
0.00%
62.35
乳腺手術
K4763
乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))
50
1.12
3.02
0.00%
63.80
乳腺手術
K4765
乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない)
18
1.00
3.11
0.00%
65.00
乳腺手術
K4764
乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う))
–
–
–
–
–
K4766
乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施する)
–
–
–
–
–
【乳腺外科】では、全乳癌手術症例のうち約8割が腋窩部郭清を伴わない手術です。乳房全切除、乳房部分切除いずれも全入院期間5日間の共通のクリニカルパスを導入しています。現在、当日入院手術を導入しており、更なる入院期間の短縮が予測されます。
外科(総合外科、小児外科)
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 28 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 4.18 | |
K6333 | 臍ヘルニア手術 | – | – | – | – | – | |
K8352 | 陰嚢水腫手術(その他) | – | – | – | – | – | |
K0061 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) | – | – | – | – | – |
【小児外科】では、連携している外部施設より小児外科専門医が来院し、外来診療、手術を行っています。鼠径ヘルニア手術に関しては、クリニカルパスを用いて基本的には2泊3日での入院管理を行います。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 66 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 76.50 | 白内障手術 |
【眼科】では白内障を中心に入院診療を実施しています。上記の水晶体再建術の場合、クリニカルパスに沿って1泊2日の入院治療を行います。
救急科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 92 | 0.25 | 2.63 | 0.00% | 30.54 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 68 | 0.81 | 2.01 | 0.00% | 63.12 | 成人鼡径ヘルニア手術 |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 52 | 0.63 | 4.21 | 0.00% | 60.04 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
K7193 | 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) | 26 | 5.00 | 21.54 | 23.08% | 74.35 | |
K718-22 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) | 25 | 0.16 | 4.72 | 4.00% | 46.08 |
虫垂切除術は、近年は腹腔鏡下虫垂切除術の割合が増えています。多くの患者さんが術後経過も良好で、当院の場合早い患者さんだと術後2日から遅くても4日という短期間で退院が可能となります。
また、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術や、腹腔鏡下胆嚢摘出術を多く施行しています。その他にも、消化管出血や心肺停止等の重症度の高い症例も多く、積極的に内視鏡的止血術や経皮的心肺補助を施行しています。
また、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術や、腹腔鏡下胆嚢摘出術を多く施行しています。その他にも、消化管出血や心肺停止等の重症度の高い症例も多く、積極的に内視鏡的止血術や経皮的心肺補助を施行しています。
呼吸器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | 52 | 1.60 | 7.27 | 0.00% | 69.71 | 肺腫瘍切除術(区域切除以上) |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) | 33 | 5.12 | 4.64 | 3.03% | 40.33 | 気胸手術 |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 17 | 1.35 | 5.35 | 5.88% | 67.29 | 肺腫瘍部分切除術 |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) | – | – | – | – | – | |
K5132 | 胸腔鏡下肺切除術(その他) | – | – | – | – | – |
【呼吸器外科】では肺の良性、悪性腫瘍に対する手術、縦隔腫瘍に対する手術、自然気胸などの嚢胞性肺疾患に対する手術など様々な手術を行っていますが、そのほとんどに負担の少ない胸腔鏡併用手術を行っています。肺の悪性腫瘍、特に肺癌に対する手術は、定型的には肺葉切除リンパ節郭清術を行いますが、腫瘍が小さい場合、又は肺葉切除を行うには肺機能が悪い場合など、区域切除、部分切除などを行なっています。
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 173 | 2.18 | 5.51 | 0.00% | 34.22 | 帝王切開 |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 112 | 1.06 | 3.98 | 0.00% | 48.61 | 婦人科ラパロ |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) | 110 | 1.08 | 3.59 | 0.00% | 44.89 | 婦人科ラパロ |
K8981 | 帝王切開術(緊急帝王切開) | 83 | 2.54 | 5.81 | 0.00% | 34.49 | 帝王切開 |
K872-2 | 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 | 42 | 1.00 | 3.79 | 0.00% | 39.19 | 婦人科ラパロ |
【産婦人科】は、神奈川県の周産期3次救急を担う神奈川県周産期母子医療センターとしての役割を有しています。
婦人科診療も悪性腫瘍手術、腹腔鏡下手術を積極的に行っており、その中で腹腔鏡下腟式子宮全摘術および子宮付属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)や腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術などの手術件数が上位となりました。
婦人科診療も悪性腫瘍手術、腹腔鏡下手術を積極的に行っており、その中で腹腔鏡下腟式子宮全摘術および子宮付属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)や腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術などの手術件数が上位となりました。
耳鼻いんこう科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 37 | 0.73 | 5.27 | 0.00% | 26.76 | 扁桃摘出術 |
K4631 | 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) | 23 | 1.35 | 4.78 | 0.00% | 56.91 | 甲状腺手術 |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 21 | 1.05 | 3.62 | 0.00% | 57.24 | 慢性副鼻腔炎内視鏡手術 |
K3932 | 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) | 13 | 0.69 | 1.15 | 0.00% | 71.54 | |
K309 | 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 | 12 | 0.83 | 1.58 | 0.00% | 5.42 | アデトン・チュービング |
【耳鼻いんこう科】では、甲状腺や耳下腺、顎下腺などの良性・悪性腫瘍に対する手術や副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎に対する内視鏡手術、扁桃肥大や慢性扁桃炎に対する扁桃摘出術、小児滲出性中耳炎に対する鼓膜チューブ挿入術などを多く行っています。
循環器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 481 | 1.06 | 3.13 | 1.04% | 70.70 | 心臓カテーテル治療(PCI) |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 208 | 1.70 | 3.00 | 0.48% | 67.38 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 197 | 1.70 | 8.64 | 9.14% | 73.51 | 経皮的末梢血管形成術(EVT) |
K5481 | 経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル) | 89 | 2.19 | 4.11 | 2.25% | 73.90 | |
K5952 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) | 82 | 1.30 | 2.80 | 0.00% | 61.11 |
【循環器科】では、狭心症に対するカテーテルインターベンション治療で新規病変には原則薬剤溶出性ステントを留置しています。
また、急性心筋梗塞症例に対しても原則ステント治療による再灌流療法を行っています。Door to balloon timeは60分未満と非常に早期に再灌流療法がほとんどの症例で行なわれ、結果急性期、慢性期の臨床成績も非常に良好です。冠動脈石灰化病変に対しては、イメージングデバイス(血管内超音波、光断層撮影法)を駆使し高速回転式経皮経管アテレクトミー治療を行い良好な成績をあげています。
心筋焼灼術は年々増加傾向にあり県内でも有数の治療施設となっています。
また、急性心筋梗塞症例に対しても原則ステント治療による再灌流療法を行っています。Door to balloon timeは60分未満と非常に早期に再灌流療法がほとんどの症例で行なわれ、結果急性期、慢性期の臨床成績も非常に良好です。冠動脈石灰化病変に対しては、イメージングデバイス(血管内超音波、光断層撮影法)を駆使し高速回転式経皮経管アテレクトミー治療を行い良好な成績をあげています。
心筋焼灼術は年々増加傾向にあり県内でも有数の治療施設となっています。
小児科(総合小児科、小児肝臓消化器科)
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K9131 | 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) | 21 | 0.00 | 46.62 | 4.76% | 0.00 | |
K7151 | 腸重積症整復術(非観血的) | 18 | 0.17 | 1.11 | 5.56% | 1.72 | |
K533-2 | 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 | 10 | 1.00 | 6.60 | 0.00% | 8.20 | |
K9132 | 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) | – | – | – | – | – | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | – | – | – | – | – |
【小児科】で上位となった、新生児仮死蘇生術は、主に早産児で出生時に蘇生処置を必要としたものを対象としています。術後日数は、未熟児であるために長期間の入院となっています。また、患者さんの治療状態やご家族にとってより良い環境となるよう、自宅近くの病院への転院が多くあります。
【小児肝臓消化器科】では、2019年度の治療を含めた上下部消化管内視鏡検査、内視鏡的逆行性胆道造影、小腸カプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡は合計554件、肝生検は83件行いました。
【小児肝臓消化器科】では、2019年度の治療を含めた上下部消化管内視鏡検査、内視鏡的逆行性胆道造影、小腸カプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡は合計554件、肝生検は83件行いました。
消化器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 103 | 0.80 | 10.20 | 9.71% | 74.84 | 内視鏡的逆行性胆管膵管造影 |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 69 | 0.26 | 1.20 | 1.45% | 67.87 | 大腸ポリープ切除術 |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 56 | 0.05 | 1.59 | 0.00% | 63.64 | 大腸ポリープ切除術 |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 51 | 0.43 | 6.47 | 7.84% | 71.96 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 45 | 0.27 | 7.73 | 15.56% | 69.04 |
【消化器内科】では消化管出血や胆管炎などに24時間対応可能な体制を構築しています。迅速で積極的な処置により重症化の回避、輸血量の減少、入院期間の短縮が可能であり、高齢者に特有の合併症の予防も期待されます。
総胆管結石の採石や悪性腫瘍での胆管ドレナージ、乳頭切開術、診断のためのEUS‐FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引術)も治療の必要性を十分に吟味しながら積極的に行っており件数は急速に増加しています。
大腸ポリープについては、出血のリスクが少ないと判断された場合は外来で切除を行っています。出血のリスクのある方、あるいは複数個、広基性、挿入難および御高齢の方には安全のために、原則1~2日の入院での切除を行います。
総胆管結石の採石や悪性腫瘍での胆管ドレナージ、乳頭切開術、診断のためのEUS‐FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引術)も治療の必要性を十分に吟味しながら積極的に行っており件数は急速に増加しています。
大腸ポリープについては、出血のリスクが少ないと判断された場合は外来で切除を行っています。出血のリスクのある方、あるいは複数個、広基性、挿入難および御高齢の方には安全のために、原則1~2日の入院での切除を行います。
消化器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 136 | 1.04 | 2.68 | 0.00% | 59.28 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 85 | 1.49 | 8.25 | 1.18% | 69.48 | 腹腔鏡大腸癌手術 |
K655-22 | 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) | 47 | 1.32 | 15.32 | 2.13% | 72.81 | 腹腔鏡胃癌手術 |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | 41 | 0.90 | 1.63 | 4.88% | 68.27 | CVポート植え込み術 |
K740-21 | 腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術) | 34 | 3.06 | 11.50 | 5.88% | 70.03 |
【消化器外科】では、多くの胆嚢炎や結腸癌、胃癌に対して低侵襲治療として、腹腔鏡手術を行っています。
低侵襲を、早期退院、安全な手術の実践をスローガンに全例、当院の患者支援センターを受診いただき、患者さん個人のリスク評価、入院生活のオリエンテーションなどを行っています。
腹腔鏡手術では、その安全性を問題とするような報道もありますが、当院にはこの分野の技術を認定する技術認定医が複数名在籍し、当医師を中心に安全な腹腔鏡下手術を心がけています。その結果として、腹腔鏡下手術後の在院日数は非常に短いものになっています。上記のすべての取り組みにより、安全なそして手術前からの低侵襲手術を実現しています。
低侵襲を、早期退院、安全な手術の実践をスローガンに全例、当院の患者支援センターを受診いただき、患者さん個人のリスク評価、入院生活のオリエンテーションなどを行っています。
腹腔鏡手術では、その安全性を問題とするような報道もありますが、当院にはこの分野の技術を認定する技術認定医が複数名在籍し、当医師を中心に安全な腹腔鏡下手術を心がけています。その結果として、腹腔鏡下手術後の在院日数は非常に短いものになっています。上記のすべての取り組みにより、安全なそして手術前からの低侵襲手術を実現しています。
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5612イ | ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) | 25 | 2.04 | 11.08 | 20.00% | 73.40 | ステントグラフト内挿術 |
K5551 | 弁置換術(1弁) | 22 | 4.14 | 20.09 | 13.64% | 69.86 | 弁膜症手術 |
K5552 | 弁置換術(2弁) | 16 | 6.00 | 17.69 | 31.25% | 72.06 | 弁膜症手術 |
K554-21 | 胸腔鏡下弁形成術(1弁) | 13 | 2.08 | 15.31 | 7.69% | 64.38 | |
K552-22 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) | 12 | 3.67 | 17.42 | 8.33% | 68.58 |
【心臓血管外科】は、弁膜症治療センターを有し、弁膜症の診断・治療・外来フォローと地域内で完結した医療の提供ができるよう連携に努めています。
大動脈弁狭窄症に対しては低侵襲治療である経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)、右小開胸での低侵襲大動脈弁置換術(MICS-AVR)および、通常の胸骨正中切開での弁置換術、全ての治療が可能であり、患者さんに最適な治療法を選択しています。
僧帽弁閉鎖不全症に対しても、基本術式は弁形成術としており、右小開胸での低侵襲僧帽弁形成術(MICS-MVP)も開始しています。全ての疾患において低侵襲治療を進め、術後の生活の質を意識した治療方法を選択しています。
大動脈弁狭窄症に対しては低侵襲治療である経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)、右小開胸での低侵襲大動脈弁置換術(MICS-AVR)および、通常の胸骨正中切開での弁置換術、全ての治療が可能であり、患者さんに最適な治療法を選択しています。
僧帽弁閉鎖不全症に対しても、基本術式は弁形成術としており、右小開胸での低侵襲僧帽弁形成術(MICS-MVP)も開始しています。全ての疾患において低侵襲治療を進め、術後の生活の質を意識した治療方法を選択しています。
神経内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 23 | 0.26 | 21.48 | 65.22% | 74.26 | |
K386 | 気管切開術 | – | – | – | – | – | |
K178-2 | 経皮的脳血管形成術 | – | – | – | – | – | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | – | – | – | – | – | |
K164-5 | 内視鏡下脳内血腫除去術 | – | – | – | – | – |
【神経内科】では経皮的脳血栓回収術を、急性期の脳梗塞患者さんへ実施しています。 当治療は脳神経外科と連携して施行しており、脳梗塞の原因となる血管に詰まっている血栓をカテーテルで取り除きます。脳梗塞発症から早期段階での治療が有効であり、脳神経センターで連携して治療を行っています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(肩、膝、股) | 322 | 1.50 | 11.29 | 52.17% | 72.04 | THA TKA(自宅退院) TKA(転院) |
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) | 95 | 2.14 | 12.56 | 51.58% | 67.47 | ORIF(大腿骨転子部・頚部骨折) |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) | 89 | 1.26 | 3.62 | 10.11% | 58.34 | 下腿骨折手術 上肢外傷・疾患手術 |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕、下腿) | 49 | 0.96 | 1.47 | 0.00% | 47.63 | 抜釘術(下肢・脊椎) |
K1425 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) | 48 | 1.67 | 9.42 | 20.83% | 71.69 | 脊椎後方除圧術 |
【整形外科】の年間手術件数は、約1,600件です。
その特徴は、外傷、脊椎脊髄、上肢、下肢、リウマチ、スポーツ外傷など整形外科におけるほぼ全ての分野をカバーしていることです。手術別では、人工関節置換術が最も多く、次いで様々な部位の骨折観血的手術の順となりましたが、その他にも多くの種類の手術を施行しています。
その特徴は、外傷、脊椎脊髄、上肢、下肢、リウマチ、スポーツ外傷など整形外科におけるほぼ全ての分野をカバーしていることです。手術別では、人工関節置換術が最も多く、次いで様々な部位の骨折観血的手術の順となりましたが、その他にも多くの種類の手術を施行しています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 37 | 0.92 | 10.59 | 13.51% | 64.38 | 脳血管内治療(局所麻酔) |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) | 32 | 0.78 | 7.31 | 18.75% | 77.50 | 慢性硬膜下血腫手術 |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) | 22 | 1.50 | 33.18 | 50.00% | 68.32 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) | 22 | 6.14 | 29.18 | 27.27% | 68.27 | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | 14 | 1.00 | 5.43 | 0.00% | 71.29 | 頸動脈ステント拡張術 |
慢性硬膜下血腫では術後2日目に退院している症例が多いのですが入院時に状態が悪い症例ではリハビリーテーション等が必要となることもあり、このため平均術後日数は2日より長くなっています。
脳腫瘍は良性腫瘍、悪性腫瘍の双方の手術を積極的に行っており、良性腫瘍は術後7日を過ぎると退院できることが多いですが、悪性腫瘍の場合は引き続き放射線治療、化学療法を行うことが多く、その際は術後入院日数は3週間を超えることが多くなります。
また、神経内視鏡下の経鼻手術を積極的に行い、開頭手術より低侵襲な治療を目指しています。近年脳血管内手術は未破裂脳動脈瘤に対して行う例が増加し、開頭クリッピング手術は脳動脈瘤破裂くも膜下出血に対して行うことが多く、このため脳動脈瘤頸部クリッピングの術後日数が脳血管内手術に比べて長くなっています。
脳出血に対しては神経内視鏡下の血腫除去術を積極的に行い、より低侵襲な治療を目指しています。
脳腫瘍は良性腫瘍、悪性腫瘍の双方の手術を積極的に行っており、良性腫瘍は術後7日を過ぎると退院できることが多いですが、悪性腫瘍の場合は引き続き放射線治療、化学療法を行うことが多く、その際は術後入院日数は3週間を超えることが多くなります。
また、神経内視鏡下の経鼻手術を積極的に行い、開頭手術より低侵襲な治療を目指しています。近年脳血管内手術は未破裂脳動脈瘤に対して行う例が増加し、開頭クリッピング手術は脳動脈瘤破裂くも膜下出血に対して行うことが多く、このため脳動脈瘤頸部クリッピングの術後日数が脳血管内手術に比べて長くなっています。
脳出血に対しては神経内視鏡下の血腫除去術を積極的に行い、より低侵襲な治療を目指しています。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 128 | 1.16 | 3.35 | 0.00% | 72.09 | 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) |
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ダヴィンチ手術) | 123 | 1.15 | 6.00 | 0.81% | 70.10 | ダヴィンチ前立腺全摘 |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 72 | 0.64 | 4.79 | 5.56% | 70.33 | 尿管ステント交換術 |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 68 | 1.60 | 2.53 | 0.00% | 63.63 | 経尿道的腎・尿管結石破砕術(TUL) |
K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) | 42 | 1.00 | 3.19 | 0.00% | 73.29 | ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP) |
【泌尿器科】の診療の基本方針の一つとして、ロボット手術をはじめとする腹腔鏡手術や経尿道的手術等の低侵襲医療の提供があります。
特に前立腺悪性腫瘍手術(ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術)は全国でも在院日数が短く、安定した手術成績・周術期成績を達成しています。本年度も経尿道的尿路結石除去術による尿路結石治療の増加傾向が継続してみられています。
特に前立腺悪性腫瘍手術(ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術)は全国でも在院日数が短く、安定した手術成績・周術期成績を達成しています。本年度も経尿道的尿路結石除去術による尿路結石治療の増加傾向が継続してみられています。
皮膚科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 19 | 0.26 | 3.26 | 5.26% | 72.89 | 皮膚科手術(前日入院) |
K0063 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) | – | – | – | – | – | |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | – | – | – | – | – | |
K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | – | – | – | – | – | |
K0053 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) | – | – | – | – | – |
高齢化や紫外線の影響の為近年増加傾向にあります。早期であれば完治を望めることから【皮膚科】では、積極的に手術に取り組んでいます。良性腫瘍でもサイズが大きいものや、小さくても荷重部位にあるものなどが入院による手術になっています。
腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K610-3 | 内シャント設置術 | 23 | 8.13 | 12.96 | 17.39% | 68.70 | 内シャント造設術 |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | – | – | – | – | – | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | – | – | – | – | – | |
K6147 | 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) | – | – | – | – | – | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | – | – | – | – | – |
末期腎不全の病態に移行し透析療法を必要とする患者さんには、血液透析・腹膜透析のいずれかの方法を選択していただきます。
当院【腎臓内科】では、療法選択支援外来において、両方の治療法のメリット・デメリットを説明させていただき、患者さんとご家族により適した治療法を選択していただいています。血液透析を行う際には、1分間に平均200ml程度の血液を人工腎臓に循環させる必要があります。上肢の動脈と静脈を手術でつなぎ合わせることによって透析用の血管を設置する必要があり、これを内シャントといいます。少なくとも手術後2週間以上経ってから使用することが望ましいので、血液透析が必要になる時期を予測して計画的に手術を行います。
当院では血管外科医師が内シャント設置術を担当しています。腹膜透析を行う際には、透析液を腹腔内に出し入れできるように、「カテーテル」と呼ばれるシリコン製の管を腹部に埋め込む手術を行います。カテーテルは、半永久的に使用することが可能ですが、感染症などの合併症が生じた場合は抜去する必要があります。カテーテル挿入術後、すぐに腹膜透析を開始する場合(SPIED法:Short term PD induction and education technique)と、カテーテルの埋め込みとカテーテルの取り出しを2回に分けて段階的に行う方法(SMAP法:Stepwise initiation of PD using Moncrief And Popovich)で行う場合があります。当院では、腎臓内科の医師がカテーテル留置を担当しています。
当院【腎臓内科】では、療法選択支援外来において、両方の治療法のメリット・デメリットを説明させていただき、患者さんとご家族により適した治療法を選択していただいています。血液透析を行う際には、1分間に平均200ml程度の血液を人工腎臓に循環させる必要があります。上肢の動脈と静脈を手術でつなぎ合わせることによって透析用の血管を設置する必要があり、これを内シャントといいます。少なくとも手術後2週間以上経ってから使用することが望ましいので、血液透析が必要になる時期を予測して計画的に手術を行います。
当院では血管外科医師が内シャント設置術を担当しています。腹膜透析を行う際には、透析液を腹腔内に出し入れできるように、「カテーテル」と呼ばれるシリコン製の管を腹部に埋め込む手術を行います。カテーテルは、半永久的に使用することが可能ですが、感染症などの合併症が生じた場合は抜去する必要があります。カテーテル挿入術後、すぐに腹膜透析を開始する場合(SPIED法:Short term PD induction and education technique)と、カテーテルの埋め込みとカテーテルの取り出しを2回に分けて段階的に行う方法(SMAP法:Stepwise initiation of PD using Moncrief And Popovich)で行う場合があります。当院では、腎臓内科の医師がカテーテル留置を担当しています。
血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K610-3 | 内シャント設置術 | 57 | 0.21 | 1.26 | 5.26% | 66.81 | 内シャント造設術 |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 45 | 0.87 | 2.69 | 2.22% | 72.42 | 経皮的末梢血管形成術(EVT) |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 39 | 1.00 | 9.15 | 2.56% | 76.10 | 腹部大動脈瘤(EVAR) |
K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | 20 | 0.05 | 1.05 | 20.00% | 72.40 | 経皮的シャント拡張術 |
K6147 | 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) | – | – | – | – | – |
【血管外科】では、主に末梢動脈の血管内治療、透析シャント造設術あるいは拡張術(VAIVT)、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術(EVAR)が挙げられます。いずれも手術適応を検討の上、併発症をおこさないように細心の注意を払いながら治療に臨んでいます。
透析シャント造設術では、手術当日入院、翌日退院というスケジュールを取り入れており、VAIVTでは積極的に日帰り治療を取り入れています。また、急性動脈閉塞症に対する緊急手術も多く行っているため、平均術前日数が短くなっています。また、術後管理にはクリニカルパスを導入し、在院日数の短縮、安定した管理を心がけています。
透析シャント造設術では、手術当日入院、翌日退院というスケジュールを取り入れており、VAIVTでは積極的に日帰り治療を取り入れています。また、急性動脈閉塞症に対する緊急手術も多く行っているため、平均術前日数が短くなっています。また、術後管理にはクリニカルパスを導入し、在院日数の短縮、安定した管理を心がけています。
乳腺外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 65 | 0.89 | 2.88 | 0.00% | 62.35 | 乳腺手術 |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 50 | 1.12 | 3.02 | 0.00% | 63.80 | 乳腺手術 |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | 18 | 1.00 | 3.11 | 0.00% | 65.00 | 乳腺手術 |
K4764 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) | – | – | – | – | – | |
K4766 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施する) | – | – | – | – | – |
【乳腺外科】では、全乳癌手術症例のうち約8割が腋窩部郭清を伴わない手術です。乳房全切除、乳房部分切除いずれも全入院期間5日間の共通のクリニカルパスを導入しています。現在、当日入院手術を導入しており、更なる入院期間の短縮が予測されます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC
傷病名
入院契機
症例数
発生率
130100
播種性血管内凝固症候群
同一
–
–
異なる
11
0.07%
180010
敗血症
同一
39
0.24%
異なる
41
0.26%
180035
その他の真菌感染症
同一
–
–
異なる
–
–
180040
手術・処置等の合併症
同一
118
0.74%
異なる
17
0.11%
【集計条件】
重症度の高い上記疾患について、入院の契機となった傷病名と入院中の最終的な傷病名が同一かを示しています。医療の質の面から、可能な限り少ない数値が良いとされています。発生率は、2019年度の退院患者を分母としています。
【解説】
当指標は、同一発生率が高い程、入院時より重症な患者さんの診療を行っていることを表します。当院は他の病院では治療が難しい合併症などを発症した患者さんの紹介受け入れを行っており、手術後に播種性血管内凝固症候群や敗血症等を合併することがあります。
「手術・処置等の合併症」は件数が多く示されていますが、長年透析を行う患者さんが合併しやすい透析シャントの閉塞に対する治療が大半を占めています。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | 11 | 0.07% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 39 | 0.24% |
異なる | 41 | 0.26% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 118 | 0.74% |
異なる | 17 | 0.11% |
重症度の高い上記疾患について、入院の契機となった傷病名と入院中の最終的な傷病名が同一かを示しています。医療の質の面から、可能な限り少ない数値が良いとされています。発生率は、2019年度の退院患者を分母としています。
【解説】
当指標は、同一発生率が高い程、入院時より重症な患者さんの診療を行っていることを表します。当院は他の病院では治療が難しい合併症などを発症した患者さんの紹介受け入れを行っており、手術後に播種性血管内凝固症候群や敗血症等を合併することがあります。
「手術・処置等の合併症」は件数が多く示されていますが、長年透析を行う患者さんが合併しやすい透析シャントの閉塞に対する治療が大半を占めています。
更新履歴
2020/9/25
2019年度病院指標を公開しました。
2019/9/25
2018年度病院指標を公開しました。
2018/9/25
2017年度病院指標を公開しました。
2019年度に一般病棟を退院した患者さんの入院時年齢を10歳刻みで集計しました。
【解説】
当院は、横浜市重症外傷センター、神奈川県周産期母子医療センター、横浜市小児救急拠点病院、外国人患者受入医療機関(JMIP)認証施設として24時間365日様々な患者さんに対応しています。 また、60~80歳代の患者さんも多く、地域医療支援病院として地域社会に貢献できるよう努めています。