国内第3の生体弁 Navitorを使用したTAVIを開始しました
2025年01月24日ニュース
国内第3の生体弁 Navitorを使用したTAVIを開始しました
2025年1月より、国内第3の生体弁であるAbbot社のNavitorを使用したTAVIを開始しました。
これまで東部病院弁膜症治療センターでは、長らくEdwards社のSapienシリーズ(現行の製品はSapien 3 Ultra RESILIA)、Medtronic社のCoreValveシリーズ(現行の製品はEvolut FX)の2製品を用いたTAVIを行ってきました。
これは、国内の多くの主要施設と同様です。
患者様の大動脈弁には様々な形態があり、またそれぞれの患者様の背景や併存疾患も様々です。我々は、それぞれの患者様に最適な生体弁をチームで検討し、使用してきました。
Abbot社のNavitorシリーズは2022年4月より国内に導入されたTAVI用生体弁で、他2社の既存製品とは異なった特徴を持ち合わせています。
東部病院弁膜症治療センターでは新たにこのNavitor弁を導入したことにより、患者様へより最適な弁膜症治療を提供し、臨床成績の向上に寄与できるものと考えております。
Navitor弁導入に当たっては、プロクター(院外指導医)による指導が必須です。
プロクターの指導の下、循環器内科 山口医長が3例の手技を実施し、いずれも滞りなく終了しています。
(写真左から循環器内科 瀬戸長医師、深川医師、山口医師、プロクター医師)