8月5・6日にかけて、名古屋ウィング愛知で開催された第45回日本呼吸療法医学会学術集会にて、当院の手島正美看護師が演題発表を行い、コメディカル部門奨励　最優秀演題賞を受賞しました。

演題は「人工呼吸器装着患者に対するプレンデッドラーニングを取り入れたシミュレーション教育の取り組み」です。
当院の呼吸ケアサポートチーム（以下、RST）は医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、歯科衛生士ら多職種の計約20名で構成されており、定期的に学習会を開催しています。

コロナ禍で対面開催が難しくなったものの人工呼吸器ケアを学びたいというニーズに応えるため、RSTメンバーが人工呼吸器装着患者のケアに必要な専門知識の動画を作成。本発表では、事前学習に動画を組み込んだ、ブレンデッドラーニングを取り入れた人工呼吸器シミュレーション教育の実践報告を行いました。結論として、開催日数4日間で14名の参加があり、デブリーフィングを通して、すべての学習者が学習目標を達成することができたことから、本ラーニングの構築により効果的・効率的な学習効果が得られました。

代表者の手島正美看護師は今回の受賞に際して、
「この人工呼吸器のシミュレーション教育はRSTの多職種で動画の準備をしてきて実際のシミュレーションでは専門看護師、認定看護師、特定行為研修修了者、診療看護師（NP）、臨床工学技士のみんなで行ってきました。そのため、この最優秀演題賞はこのシミュレーション教育に関わったすべての方々と受賞したと思っています。またRST担当の師長さんや勤務調整をしてくれた各病棟の師長さんにお礼申し上げます。」と喜びを述べました。