増加する内分泌腫瘍の治療ニーズシームレスにカバー 「内分泌腫瘍治療センター」11/1開設

2020年10月30日ニュース

増加する内分泌腫瘍の治療ニーズシームレスにカバー 「内分泌腫瘍治療センター」11/1開設

内分泌腫瘍治療センターは近年増加する患者さんの医療ニーズを充足するため、当院所属の内分泌学会専門医・甲状腺学会専門医・脳神経外科学会専門医・頭頸部外科学会専門医・泌尿器科学会専門医・肝胆膵外科学会専門医を含む医師が一体となり、間脳下垂体疾患・甲状腺疾患・副甲状腺疾患・副腎疾患などの内分泌臓器を対象に診断から治療まで最善の医療を提供することをコンセプトとした部門横断型の治療チームです。


内分泌代謝科専門医・指導医が在籍し、外科的治療が可能な施設は近隣では当院のみ

全国における内分泌腫瘍疾患患者数(甲状腺悪性腫瘍、甲状腺の良性結節、副腎腫瘍、下垂体腫瘍の合計)は、2018年度に22,000人を超え、2016年度と比較して1割増加しています※1。また当院における患者数も、同期間で比較し2割増加と、全国の増加率を上回って需要が高まっております※2

その一方、腫瘍を発見しても、脳外科、耳鼻咽喉科、消化器外科(内科)、泌尿器科、産婦人科など当該する診療科は異なり、紹介先の施設により担当する科が異なるなど、シームレスに手術および術後管理を行える施設が少ないことが課題として挙がっていました。

こうした背景を踏まえ、内分泌学会専門医による診断から専門的治療、また手術適応患者さんに対する外科系診療科とのシームレスな連携を推し進めることで、個々人に最適な医療を提供する体制を整えるため、『内分泌腫瘍治療センター』を立ち上げる運びとなりました。

1 2016年度~2018年度DPC公開データより
2 当院調べ

センター長よりごあいさつ

内分泌腫瘍治療センター長
糖尿病内分泌センター長
一城貴政(いちじょうたかまさ)

内分泌腫瘍は間脳・下垂体、甲状腺・副甲状腺、膵・消化管(神経内分泌腫瘍)、副腎、性腺と多岐に亘る臓器の腫瘍が含まれ、近年画像診断技術の進歩と画像検査施行頻度の増加により、その発見・診断数が激増しています。これらの腫瘍を発見したとしても、脳外科、耳鼻咽喉科、消化器外科(内科)、泌尿器科、産婦人科など当該する診療科は異なり、紹介先の施設により担当する科が異なることが課題とされていました。

さらに、内分泌専門医、甲状腺専門医が所属し、内分泌学的管理の下、必要時にシームレスに手術および術後管理を行える施設が少ないのが現状です。

こうした背景の中、性腺を除く上記腫瘍の内分泌学的評価および手術適応を一元的に担当することにより、より的確で迅速な診断・治療を提供することを目的に、この度『内分泌腫瘍治療センター』を設立させていただきました。

当センターが神奈川県東部地域の内分泌腫瘍診療の充実に貢献すべく尽力したいと考えておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

受診方法

お電話により、ご希望の日時で予約をお取りください。ご予約がなくても、受付時間内であれば受診出来ます。

1.予約制度対象となる方

他医療機関からの当院宛ての紹介状をお持ちの患者さん

2.ご予約方法

紹介状の手配が整いましたら、ご希望の予約日・予約枠を選択の上、患者さんもしくは紹介状を作成された医療機関より下記までお電話ください。紹介状の事前郵送は不要です。

電話番号 045-576-3000(代)(受付時間 9:00~16:00土日祝休)
「内分泌腫瘍治療センターの初診予約」であることをお申し出下さい。

診療日

平日 ① 9:00 ② 9:30  ③ 10:00  ④ 10:30  ⑤ 11:00  ⑥11:30
※各枠1名ずつとなりますので、日時のご希望に添えない場合もございます。

 

月曜日

火曜日

水曜日

木曜日

金曜日

担当医

一城

山下

一城

山下

一城

3.当日のお手続き

保険証・紹介状をご持参の上、予約時間の15分前に1階12番の受付窓口までお越しください。12番受付に、「内分泌腫瘍治療センターの初診」である旨をお声かけください。

※予約時間に遅れた場合には、お待たせする事もございます。ご了承ください。

診療予約・変更・確認・取消

ネットと電話で初診予約(一部診療科)・
予約変更・確認・取消ができます。

ご相談・お問い合わせ

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