脳卒中市民公開講座を開催しました

2023年12月13日患者・一般の方対象

脳卒中市民公開講座を開催しました

さる12月10日(日)、当院3階多目的ホールにて市民公開講座「脳卒中にならないために なってしまったときのために 脳卒中のリハビリテーション」を開催いたしました。
師走のお忙しい時期にもかかわらず、多くの方にご参加いただきました!誠にありがとうございました。
※当院3階多目的ホール前ギャラリーにて展示中の連動企画『鳥獣りは』作品展は12/4~12/15開催中!
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講座は3部構成となっており、最初は当院統括院長補佐の丸山路之医師による「脳卒中の仕組みと急性期リハビリテーションの講演が行われました。















そもそも脳卒中とは何かというところから始まり、原因、治療、そして今回のテーマであるリハビリテーションについてわかりやすく解説。講座タイトルの通り、「脳卒中にならないために」「なってしまったときのために」必要な知識をお伝えしました。

次は、横浜鶴見リハビリテーション病院副院長の村松和浩医師による「一番大切な回復期リハビリテーション」の講演でした。











急性期、回復期、維持期というリハビリテーションの分類に始まり、回復期リハビリテーションの必要性やリハビリテーションに携わるチームについて説明されました。回復期は「患者を家庭・社会へ帰す場所」ということで、ここでのリハビリテーションの重要性が説かれていました。

最後は、障がい当事者・「鳥獣りは」作者の村越正明様を迎えて対談が行われました。村越様の脳卒中の実体験を発症当時のことから入院中のことまで、そして「鳥獣りは」を制作するに至った経緯まで伺い、ご参加いただいた皆さんも熱心にお聞きになっていらっしゃいました。











もともと絵がお好きだったそうですが、入院を機に鳥獣りはを描かれるようになったとのこと。イラストのユーモアもさることながら、込められた温かなまなざしとメッセージが観る者を惹きつけます。
ここで印象に残った村越様のお言葉をご紹介します。
「病気によって失ったものもありますが、得たものもあります。私にとっては鳥獣りはです。
これまでの当たり前ができなくなっても、新しい当たり前ができるようになります。」

病気になっても、そこから新たな世界を切り開けるという大変励みになるお話でした。4年ぶりの対面開催となった本講座。多くの方にお楽しみいただけていましたら幸いです。
“みんなよくなれ!”


 

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