【イベント報告】市民公開講座「婦人科エキスパートが伝える キズのない治療」
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2024年10月18日患者・一般の方対象
【イベント報告】市民公開講座「婦人科エキスパートが伝える キズのない治療」
2024年10月14日(祝・月)10:00~11:00 当院多目的ホールにて、東部病院市民公開講座「婦人科エキスパートが伝える キズのない治療」を開催いたしました。
貴重な三連休最終日にご参加くださった皆さまへ感謝申し上げます。
本講座は当院婦人科部長の吉田卓功医師が、婦人科の病気とは?、どんな治療があるの?、もし「子宮・卵巣のがんと言われたら」、がん検診、そして子宮頸がんワクチンについて、様々な資料や映像を交えて丁寧に解説しました。
講座のようすを一部紹介いたします↓
治療スケジュールの目安。
いまだに開腹手術の多い婦人科手術。
そこで、おなかにキズのない手術 “vNOTES” をご紹介。
従来の手術ではお腹にいくつかの手術創が残っていたのに対し、vNOTESでは腟からすべての操作を行うため、腹部に傷がつきません。(参照)産婦人科ページ
画期的な手術であるvNOTESですが、開腹手術をされている方には適応が難しいことも。そんな中、10月より導入された手術支援ロボット「ダビンチSP」によりキズのない手術が可能になりました。
ダビンチSPについて詳しくは以下ご覧ください(画像クリックでページへ飛びます)↓
続いてがん検診について。
「子宮がん検診」といった時に、主に皆さんが受けに行かれているのはほとんどが「子宮頸がん検診」の方。卵巣がん検診というものはありません。
ここでもう一度、子宮頸がんと子宮体がんの違いをおさらい。
子宮頸がんは20~40歳が好発年齢で、初期症状がほとんどありません。一方、子宮体がんは50歳以上が好発年齢で、不正出血が初期症状として挙げられます。
子宮頸がん予防に関しては、「HPVワクチン」と「検診」の2つがとても大切です。
厚生労働省からはリーフレットも出ています↓
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
講演に続いては会場から子宮頸がん検診についてやHPVワクチンに関する質疑応答がありました。
お腹にキズがつかない腹腔鏡下手術 “vNOTES”、そして最小1か所の創で手術が可能な手術支援ロボット「ダビンチSP」。ぜひ選択肢として覚えていただければと思います。
そして、がん検診やHPVワクチンについてもご家族やご友人など周りのかたへお伝えいただけますと幸いです。