看護師のキャリア・スキルアップを目指す

横浜市東部病院 人材開発センター

スペシャリストが揃う東部病院で学び、叶える

地域を支える
これからの看護師へ

病院から地域まで、あらゆる医療・介護の現場でその中心に立つ高い実践能力を持った看護師が求められています。 東部病院では、これからのチーム医療のキーパーソンとなり、社会に貢献する人材を育成します。

患者さんの声に
少しでも早く応えるために
看護師特定行為研修
病院で、地域で
子どもの育ちと家族を支える
認定看護師教育課程
小児プライマリケア分野

「看護師特定行為研修」とは?

特定行為とは、医師の作成した手順書により看護師が行う、診療補助行為を指します。現在、38の行為が厚生労働省にて特定行為として定められています。特定行為研修では、特定行為を実施するために必要とされる実践的な理解力・思考力・判断力と、高度かつ専門的な知識・技能を向上させるための研修を行います。

point

  1. 医師不在の現場での
    タイムリーなケアが可能に
  2. 幅広い視点から患者さんの病態を
    予測し、対応できる
  3. 医師と多職種をつなぐ、
    チーム医療の中心的存在
修了生インタビュー

受講するまでと、それから。

第1期修了生 S.Yさん
第1期修了生 S.Yさん
横浜市東部病院 EICU
研修前、不安に感じていたことは?
もともと飽きやすい性格なので、1年以上の継続した学習が続けられるか、周りのモチベーションが非常に高いのでついていけるか不安でした。また、仕事との両立も不安でしたが、所属長や病棟スタッフの理解があり、快く研修に参加させてもらえました。
これから受講する方へのメッセージを。
少しの努力とお金、それなりの学習で必ず今後の看護師人生を変えられる研修だと思います。また、東部病院では研修指導の先生方にわかりやすくアドバイスをいただくこともできます。ぜひ受講してみてください。
第2期修了生 S.Mさん
第2期修了生 S.Mさん
訪問看護ステーション 管理者
受講のきっかけは?
訪問看護ステーションで働く中で、主治医とどんなに早く連携をとっても処置までに1週間開くこともある現状に、看護師にできることはないかと考えていました。そんな時に東部病院の研修を知り、看護師のアセスメントと判断で実践できる範囲を広げ、より良いケアを提供したいと思い、受講しました。
研修後、働き方の変化・やりがいを感じる場面は?
臨床推論を学んだことで、患者さんの声をより深く理解し、主治医への報告がより具体的にできるようになりました。2025年問題を前に、地域の看護師として活躍の場が広がるのは確実です。訪問・在宅看護の場で特定看護師が活躍する前例を、現場の仲間と一緒につくっていけたらと思います。
第1期修了生 S.Yさん
第1期修了生 S.Yさん
横浜市東部病院 ER
救急看護認定看護師
研修前、不安に感じていたことは?
今までの生活スタイルを大幅に変えることで家族に負担をかけたり、数か月~年単位休職して研修を受けることで他のスタッフに勤務の負担がかかったりすることが心配でした。東部病院では、費用面や研修プログラムから勤務状況や生活を大幅に変えずに学べたのでよかったです。
研修後、働き方の変化・やりがいを感じる場面は?
医師とより深い話ができるようになり、問診やフィジカル、画像や検査結果などの解釈、臨床推論も看護や教育に活かせるようになりました。強い苦痛を抱いている患者さんの対応をするERにおける看護、先を見据えた看護につなげることができたとき、やりがいを感じます。
第2期修了生 K.Eさん
第2期修了生 K.Eさん
院外生 神奈川県内病院勤務
特定認定看護師
受講のきっかけは?
もともと皮膚・排泄ケア認定看護師として褥瘡や創傷管理をする中で、タイムリーなデブリードマンが可能であれば、どれほど有益だろうかと思っていました。特定行為研修を受けることで、それらのジレンマを解消できると思いました。
これから受講する方へのメッセージを。
看護師特定行為は、超高齢社会と医療の高度化かつ複雑化を支える看護界のパイオニアとして活躍が期待されています。この研修は、看護師特定行為が行えることだけに目的を置くのではなく、知識の幅が広がることで、看護師としての総合的な能力も広がり大変有意義だと思います。

東部病院の恵まれた環境と魅力

  1. 多彩な分野の
    スペシャリストが在籍

    看護師の成長を促す組織体制の土台があり、診療特定看護師、領域特定看護師、専門看護師、認定看護師といったスペシャリストが多数在籍。研修では、活躍する先輩たちと同じ現場に立ち、質の高い知識・技術をダイレクトに体感しながら学ぶことができます。

  2. 講義から実習まで
    自院完結型で学べる

    講義・演習・実習がすべて院内で完結するため、実習先を自分で探す手間がなく、研修に集中して打ち込むことができます。

  3. 受講しやすい料金設定

    当院の特定行為研修はコース毎に異なりますが、2区分で37~60万円と他機関に比べて比較的受講しやすい金額です。また、2020 年 4 月 1 日に厚生労働大臣より「教育訓練給付金」の指定を受けたため、厚生労働省の指定する支給要件を満たしていれば受講料の負担を軽減できます。
    ※「教育訓練給付金」の給付には一定の条件があります。詳しくはハローワークへお問い合わせください。

    ※教育訓練給付制度について:厚生労働省ホームページ

  4. 2020年度の参考価格

    1. 救命・クリティカル領域コース
      ※5区分/10行為相当

      院内受講生
      532,000円
      院外受講生
      572,000円
    2. 外科領域コース※6区分/8行為相当

      院内受講生
      564,000円
      院外受講生
      604,000円
    3. 在宅領域コース※2区分/3行為相当

      院内受講生
      364,000円
      院外受講生
      404,000円

    ※全て税抜価格です。受講料には演習・実習日・施設使用料を含みます。教科書等の指定教材はありません(参考図書は自費)。研修のための交通費は実費負担。

「小児プライマリケア認定看護師教育課程」とは?

2020年度より特定行為研修を組み込んだ新たな認定看護師教育がスタートし、「小児救急看護認定看護師」から「小児プライマリケア認定看護師」へ名称変更されました。従来の認定看護師教育と比較し、ケアの対象が小児における救急領域からすべての子どもの健康問題へと広がり、さらに医療的ケア児に関する教科目も追加されました。そのため、救急場面だけではなく、外来・地域などのプライマリケアの場を中心として、子どもの健康問題に幅広く関わることができます。また、現在各地で求められる0次医療(予防を含めた医療活動)や福祉の現場での活躍も期待されています。

point

  1. 病院から地域まで幅広い場での
    看護ケアの提供
  2. 子どもの個別性を重視した
    医療の提供
  3. 予防・保健・育児支援・福祉まで
    包括的にサポートができる

「小児プライマリケア認定看護師」
だからできること

子どもの苦痛を最小限にする
タイムリーなケア

点滴などの栄養・水分管理に係る薬剤投与や、気管カニューレの交換など、タイムリーなケアが求められる場面で医師の指示を待たずに手順書に従った特定行為ができることで、子どもの苦痛を緩和し、重症化を予防します。

外来や地域の様々な場所で
「医療的ケア児」をサポート

日常的に医療的ケアが必要な子どもを救急の場だけでなく、外来や地域などにおいても特定行為を含む看護ケアを提供できるため、重症心身障害児(者)施設や特別支援学校・療育センター、在宅看護など、病院以外の場でも必要とされ、活躍のステージが広がります。

新生児から小児、その家族を
継続的に支えるケア

子どもの成長や発達、家族の状況などを包括的にとらえる視点を学ぶことで、子どもや家族が抱える様々な問題に幅広く対応できるように。また、地域の中で医療や看護、保健について気軽に相談できる存在として、活躍できます。

東部病院の恵まれた環境と魅力

  1. 多彩な分野の
    スペシャリストが在籍

    看護師の成長を促す組織体制の土台があり、診療特定看護師、領域特定看護師、専門看護師、認定看護師といったスペシャリストが多数在籍。研修では、活躍する先輩たちと同じ現場に立ち、質の高い知識・技術をダイレクトに体感しながら学ぶことができます。

  2. 講義から実習まで
    自院完結型で学べる

    講義・演習・実習がすべて院内で完結するため、実習先を自分で探す手間がなく、研修に集中して打ち込むことができます。

    (認定看護師教育の実習の一部を除く)

  3. 国内唯一の
    小児
    プライマリケア教育機関

    講師陣は全員小児分野のスペシャリスト。現場には小児プライマリケア認定看護師2名、小児救急看護認定看護師が3名、小児看護専門看護師が3名、小児診療看護師が1名、「チャイルド・ライフ・スペシャリスト(※)」2名が在籍するほか、院内には「こどもセンター」「NICU・GCU」「重症心身障害児(者)施設」があり、幅広い臨床フィールドが広がっています。
    ※医療環境にある子どもや家族に、心理社会的支援を提供する専門職。

現場の医師・看護師から
受講される方へのメッセージ

  1. 医師・高橋宏行
    医師・高橋宏行
    集中治療センター長 / 集中治療科部長
  2. 看護師・渡邊輝子
    看護師・渡邊輝子
    看護部 部長 / 小児看護専門看護師
  3. 看護師・近藤 寛
    看護師・近藤 寛
    看護師特定行為研修室 責任者
    /診療特定看護師 NP 認定資格取得
  4. 看護師・鈴木千琴
    看護師・鈴木千琴
    認定看護師教育課程 小児プライマリケア分野 主任教員
    /小児看護専門看護師