特定行為とは、医師の作成した手順書により看護師が行う、診療補助行為を指します。現在、38の行為が厚生労働省にて特定行為として定められています。特定行為研修では、特定行為を実施するために必要とされる実践的な理解力・思考力・判断力と、高度かつ専門的な知識・技能を向上させるための研修を行います。
point
受講するまでと、それから。
- 研修前、不安に感じていたことは?
- もともと飽きやすい性格なので、1年以上の継続した学習が続けられるか、周りのモチベーションが非常に高いのでついていけるか不安でした。また、仕事との両立も不安でしたが、所属長や病棟スタッフの理解があり、快く研修に参加させてもらえました。
- これから受講する方へのメッセージを。
- 少しの努力とお金、それなりの学習で必ず今後の看護師人生を変えられる研修だと思います。また、東部病院では研修指導の先生方にわかりやすくアドバイスをいただくこともできます。ぜひ受講してみてください。
- 受講のきっかけは?
- 訪問看護ステーションで働く中で、主治医とどんなに早く連携をとっても処置までに1週間開くこともある現状に、看護師にできることはないかと考えていました。そんな時に東部病院の研修を知り、看護師のアセスメントと判断で実践できる範囲を広げ、より良いケアを提供したいと思い、受講しました。
- 研修後、働き方の変化・やりがいを感じる場面は?
- 臨床推論を学んだことで、患者さんの声をより深く理解し、主治医への報告がより具体的にできるようになりました。2025年問題を前に、地域の看護師として活躍の場が広がるのは確実です。訪問・在宅看護の場で特定看護師が活躍する前例を、現場の仲間と一緒につくっていけたらと思います。
- 研修前、不安に感じていたことは?
- 今までの生活スタイルを大幅に変えることで家族に負担をかけたり、数か月~年単位休職して研修を受けることで他のスタッフに勤務の負担がかかったりすることが心配でした。東部病院では、費用面や研修プログラムから勤務状況や生活を大幅に変えずに学べたのでよかったです。
- 研修後、働き方の変化・やりがいを感じる場面は?
- 医師とより深い話ができるようになり、問診やフィジカル、画像や検査結果などの解釈、臨床推論も看護や教育に活かせるようになりました。強い苦痛を抱いている患者さんの対応をするERにおける看護、先を見据えた看護につなげることができたとき、やりがいを感じます。
- 受講のきっかけは?
- もともと皮膚・排泄ケア認定看護師として褥瘡や創傷管理をする中で、タイムリーなデブリードマンが可能であれば、どれほど有益だろうかと思っていました。特定行為研修を受けることで、それらのジレンマを解消できると思いました。
- これから受講する方へのメッセージを。
- 看護師特定行為は、超高齢社会と医療の高度化かつ複雑化を支える看護界のパイオニアとして活躍が期待されています。この研修は、看護師特定行為が行えることだけに目的を置くのではなく、知識の幅が広がることで、看護師としての総合的な能力も広がり大変有意義だと思います。