当院では、後発医薬品の使用と一般名処方を推進しています

2024年07月01日おくすりについて

当院では、後発医薬品の使用と一般名処方を推進しています

医薬品の安定的な供給と患者さんの経済的負担軽減のため、当院では後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に使用しています。 さらに、院外処方箋で発行される医薬品のうち、後発医薬品のある医薬品については一部を除き、「一般名で処方」することを原則としています。

後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは

後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、先発医薬品(最初に開発された医薬品)  の特許が切れた後に販売される、先発医薬品と同じ有効成分、同じ効能・効果をもつ医薬品のことで、先発医薬品と同等の効果が得られる医薬品です。

当院で選定している後発医薬品は、安全性・有効性・品質すべてにおいて国の 基準をクリアしています。特に院内で取り扱う後発医薬品(抗がん剤なども含む) の採用に当たっては、先発医薬品と同等であることを確認するため、当院の薬事委員会において、医師、薬剤師、看護師などのメンバーが、下記の項目についても厳しい基準で評価し、採用医薬品の選定をしております。

 

1. 医薬品の品質(原薬・添加物のデータ など)が先発医薬品と同等であること
2. 適応疾患、用法用量、規格が先発医薬品と同一であること
3. 製品の識別、包装のデザイン、使用感など患者様の利便性が先発医薬品 と比較して同等または向上していること
4. 製造販売企業の供給体制が安定していること
5. 製造販売企業が副作用などの情報を的確に速やかに提供できる体制であること

 

後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用推進の掲示はこちら

 

一般名処方とは

薬の名前には「商品名」と「一般名」の2種類があります。

商品名」は、薬を作った製薬会社が販売するためにつけた名前で、会社によって異なります。
一方、「一般名」は薬の有効成分の名前を指します。
(例:商品名:ロキソニン® / 一般名:ロキソプロフェンNa

 

一般名処方では、患者さんご自身で薬を選ぶことができます

 

一般名処方では、有効成分の名前のみを表示します。
患者さんは院外の保険薬局で、先発医薬品か後発医薬品かをご自身で選ぶことができるようになり、薬の選択の幅が広がります。
近年、後発医薬品の供給不安が報道されていますが、「商品名」でなく「一般名」による処方では選択できる医薬品の幅が広がることから、入手しにくい医薬品も保険薬局の在庫を用いて調剤・交付しやすくなることが期待されます。保険薬局の薬剤師に希望を伝え相談しながら薬を選択するようにしてください。

 

<一般名処方>
【般】ロキソプロフェン錠60mg

<選択できるお薬>
【選択肢1】 ロキソニン錠60mg  (先発医薬品)
【選択肢2】 ロキソプロフェンNa錠60mg「●●●」 (後発医薬品)
【選択肢3】 ロキソプロフェンNa錠60mg「□□□」 (後発医薬品)
        ※保険薬局の在庫の中から選択できます

 

一般名による処方推進の掲示はこちら

 

 

お薬についてのご質問等がございましたら、医師または薬剤師にご相談ください。

 

済生会横浜市東部病院
院長 三角隆彦

 

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