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救急科について

済生会横浜市東部病院の救急科は、心肺停止・ショック・重症外傷・腹部救急などの重篤な患者さんから、軽症のケガや発熱まで幅広く対応できる体制を24時間365日整えています。
当科は、交通救急センターで培った外傷診療の実績を基に、全国から集まった外傷救急の専門医が多数在籍。体外循環など高度医療を駆使し、救命困難な患者さんの回復を目指します。
また、当科のスタッフが担う東部病院の救命救急センターは、厚生労働省の「救命救急センター充実段階評価」では最上級の「S評価」に該当します。
2008年12月よりドクターカーを配備し、医師と看護師が現場に出動。救急隊と連携し、病院到着前から治療を開始することで、救命率向上に努めています。
さらに、2022年より救命救急士を採用し、院内外での救急診療体制を強化。迅速かつ適切な初期対応を実現し、より多くの命を救うことを目指しています。

 

横浜市重症外傷センター

Acute Care Surgery(急性腹症センター)

救命集中治療部門(EICU・EHCU) IVR部門 災害医療部門(DMAT)

 

横浜市重症外傷センター

横浜市重症外傷センターの歴史

救急科の歴史

済生会横浜市東部病院の救急科の歴史は、1965年に設立された済生会神奈川県病院交通救急センターにまでさかのぼります。この交通救急センターは、日本医科大学や大阪大学とともに、日本の救急医学の礎を築き、とくに重症外傷診療の発展に貢献してきました。その後、2007年の東部病院開院に伴い、東部病院救命救急センターがその機能と伝統を継承し、現在も日本屈指の高度救急医療を提供しています。


昭和40年当時の済生会神奈川県病院のようす

横浜市重症外傷センターの設立

横浜市は人口約372万と日本の市町村の中で最も多く、9病院が救命救急センターとして指定されています。しかし、すべての救命救急センターで、重症外傷患者を緊急手術ができる体制を有しているわけではありません。
外傷システムの基本は、“The right patient in the right time to the right place”とされ、重症外傷患者を救命するためには人員・設備の整った外傷センターに搬送する必要があります。横浜市では重症外傷診療の向上を目指して外傷センター基準を作成し、2014年済生会横浜市東部病院を含めて重症外傷センター2施設を指定しました。

この行政主導の外傷センターシステムは本邦初であり、大都市横浜の重症外傷患者が外傷センターへ集約されることが可能となりました。未だ日本の東京・大阪などの大都市では、地域包括外傷システムは確率されておらず、各施設で搬送される外傷患者数は限定され、臨床経験からの外傷外科医・救急医の外傷教育は難しくなっています。

手術に対応可能な外科医が24時間常駐

本邦の救命救急センターの多くは人員不足の問題から外科医はオンコール体制となっています。横浜市重症外傷センター施設基準が定められており、当院では24時間外傷外科医が常駐しています。全国平均と比較し、外傷開腹手術開始までの時間が極めて短いです。

横浜市重症外傷センターの特徴

✅ 24時間365日対応の重症外傷専門チーム
✅ Hybrid ERを活用した迅速な診断・治療
✅ 救命救急・整形外科・脳神経外科・血管外科など多診療科連携
✅ 外傷治療だけでなく、機能回復・リハビリまで一貫したフォローアップ体制
✅ 銃創などの鋭的損傷の専門医多数在籍
✅ 国際学会・国際医学雑誌に多くの研究を発表し、世界をリードする外傷センター

当院の重症外傷センターは、世界水準の外傷診療を提供し続けることで、救命率向上と機能回復の最適化を目指しています。


第83回米国外傷外科学会(AAST)にて、ハイブリッドERを用いた外傷診療の発表を行う妹尾さとみ医長

米国外傷外科学会雑誌にも多数掲載。詳細は以下ページよりご覧いただけます↓
救急科研究・業績ページ

Acute Care Surgery(急性腹症センター)

ACSセンターとは

急性腹症センター(ACSセンター)は、24時間365日、常に外傷外科医(ACS外科医)が常駐し、急性腹症の最前線で治療を提供しています。急性腹症・外傷外科手術に対応する全国でも数少ない施設の一つです。
一般的な病院では消化器外科医が緊急手術を担当することが多いですが、当院ではACSを専門とする外科医が対応し、迅速かつ適切な手術・治療を提供します。

ACSセンターの特徴

24時間対応のACS外科医が常駐(他院では困難な体制)
全国トップクラスの手術症例数(年間手術件数は〇〇件)
外傷外科・救急外科・消化器外科が連携し、緊急手術に即対応
全国的にも希少な「ACSを専門とする外科医」が主導する治療体制

ACSセンターは、外傷・急性腹症手術の専門性を追求し、より迅速かつ質の高い治療を提供するために特化した施設です。緊急手術の豊富な経験を持つ専門外科医が対応することで、患者の救命率向上と機能回復の最大化を目指しています。

救急集中治療部門(EICU・EHCU)

救急集中治療部門(EICU・EHCU)について

圧倒的な重症患者受け入れ能力と高度治療

当院の救急集中治療部門は、EICU(Emergency Intensive Care Unit)10床、EHCU(Emergency High Care Unit)14床を備え、全国トップクラスの高度救急医療を提供しています。特に、体外循環(ECMO・インペラ・人工心肺)症例は全国有数の実績を誇り、極めて重症度の高い患者への対応に特化しています。

JIPAD登録で全国比較し、治療成績向上を追求

当院は、JIPAD(日本集中治療データベース)に登録し、全国の集中治療室と成績を比較・分析することで、より良い治療を目指しています。データドリブンなアプローチにより、救命率の向上、合併症の減少、予後の改善に取り組んでいます。

救急集中治療部門の特徴

EICU10床・EHCU14床を完備し、重症患者を24時間受け入れ
ECMO・インペラ・体外循環治療が全国トップクラスの実績
JIPAD登録による全国比較・分析で治療成績を向上
救急・集中治療領域の学会活動も盛んに実施し、最新の治療を導入

重症外傷、敗血症、心停止後症候群、重症肺炎、薬物中毒など、あらゆる重篤患者に対応し、最先端の治療を提供する救急集中治療部門として、日本の救急医療をリードしています。

 

IVR部門

救急IVRチームとは

救命の最前線で低侵襲治療を提供

当院の救急IVRチームは、24時間365日体制で、外傷のみならず急性出血や塞栓症、血管閉塞などの緊急疾患に幅広く対応しています。動脈塞栓術(TAE)や血管内ステント留置術をはじめとした最先端のIVR技術を駆使し、従来の外科手術では救命困難であった症例にも低侵襲な治療を提供しています。

Hybrid ER×IVR×外科の連携で生存率向上

当院ではHybrid ERを活用し、救急科・外科チームと密接に連携したHybrid手術を実施しています。外傷や消化管出血、重症急性膵炎など、緊急対応が必要な症例に対して、CT診断直後にIVR治療を開始し、場合によっては外科手術と組み合わせたハイブリッドアプローチを行うことで、救命率を飛躍的に向上させています。

救急IVRチームの強み

外傷・消化管出血・産科出血・重症膵炎・虚血性疾患など、幅広い緊急疾患に対応
ACS・救急科・IVRの連携により、手術と血管内治療の最適な選択が可能
Hybrid ERでCT診断後すぐにIVR開始、時間短縮による救命率向上
従来救命が困難であった症例でも生存の可能性が拡大

IVRと外科の融合により、より多くの命を救うことが可能となりました。今後も、最先端の救急医療を提供し、地域の救命医療の発展に貢献していきます。

 

 

 

 

災害医療部門(DMAT)

災害医療部門(DMAT)とは

大規模災害時の即応体制

当院の災害医療部門は、国内外の大規模災害に即応できる体制を整えており、これまでに能登半島地震・熊本地震などの災害派遣に出動し、医療支援を実施してきました。災害現場では、救急医・看護師・薬剤師・放射線技師などの多職種チームが連携し、限られた資源の中で最大限の医療を提供しています。

 

院内に「災害対策室」を設置

当院には災害対策室が設置されており、災害発生時の医療対応の司令塔として機能しています。災害拠点病院としての役割を果たし、多数傷病者(Mass Casualty Incident:MCI)への対応計画を常に更新し、地域の医療機関や行政とも連携を強化しています。年に1回、災害医療訓練を実施し、相次ぐ自然災害や異常気象を前に、いざというときにすぐに対応できるよう備えています。

過去の訓練のようすはこちらから↓
2024年9月28日(土)済生会横浜市東部病院災害医療訓練を実施しました

災害医療部門(DMAT)の特徴

能登半島地震・熊本地震などの災害派遣実績あり
院内に「災害対策室」を設置し、即応体制を強化
多数傷病者(MCI)対応訓練を定期的に実施
災害医療の専門家が在籍し、国際的な災害医療ネットワークとも連携

当院の災害医療部門は、災害発生時に即時対応できる体制を整え、地域医療の最後の砦として機能し続けます。

診療実績

救急車応需状況

※不応需件数及び不応需理由については、横浜市の救急車のみ集計

2019年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
合計 476 531 528 544 561 501 511 581 576 568 477 476
応需 429 480 490 496 498 450 470 528 532 516 420 426
不応需 47 44 38 58 64 36 37 52 63 49 37 25
応需率 90% 90% 93% 91% 89% 90% 92% 91% 92% 91% 88% 89%

不応需理由

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
ベッド満床 19 16 8 17 27 12 6 17 31 23 11 5
処置多忙 18 14 20 15 18 14 20 23 18 9 13 11
処置困難 5 6 4 11 9 4 6 5 7 6 6 2
専門外 2 2 2 1 3 3 0 1 4 2 2 0
受付拒否 0 2 1 3 3 0 0 1 0 0 1 0
医師不在 0 11 0 2 0 0 0 0 0 0 1 0
隊判断 0 0 2 4 1 1 4 3 2 2 1 1
理由不明 1 0 0 3 0 1 0 0 0 2 1 1
手術中 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 1
その他 2 3 1 2 3 0 1 1 1 5 0 4
合計 47 44 38 58 64 35 37 52 63 49 37 25

 

2020年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
合計 443 457 466 590 637 543 547 465 451 696 512 564
応需 381 408 428 529 554 478 497 395 344 513 425 493
不応需 62 49 38 61 83 65 50 70 107 183 87 71
応需率 86% 89% 92% 90% 87% 88% 91% 85% 76% 74% 83% 87%

不応需理由

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
ベッド満床 7 4 4 5 26 23 12 31 68 116 35 34
処置多忙 29 24 20 27 36 26 21 17 21 35 23 18
処置困難 14 12 8 15 12 8 12 12 12 21 14 12
専門外 3 3 0 1 0 1 0 1 0 1 1 2
受付拒否 2 1 2 4 3 2 1 1 2 2 5 1
医師不在 0 1 1 0 1 1 0 2 1 1 0 0
隊判断 3 1 2 2 2 0 3 2 2 5 4 2
理由不明 0 0 0 0 0 1 1 2 0 0 1 0
手術中 0 1 1 2 0 1 0 0 0 0 0 2
その他 4 2 0 5 3 2 0 2 1 2 4 0
合計 62 49 38 61 83 65 50 70 107 183 87 71

 

2021年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
合計 594 594 573 737 955 627 597 594 564 769 853 741
応需 509 466 502 595 441 461 510 522 499 550 470 533
不応需 85 128 71 142 514 166 87 72 65 219 383 208
応需率 86% 789% 88% 81% 46% 74% 85% 88% 88% 72% 55% 72%

不応需理由

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
ベッド満床 32 50 29 81 405 103 30 12 20 125 304 135
処置多忙 29 43 24 40 43 30 28 23 28 48 32 27
処置困難 16 25 10 10 38 14 13 18 11 27 32 27
専門外 1 1 2 1 3 1 1 2 1 5 2 3
受付拒否 0 2 1 3 9 2 1 4 0 3 3 2
医師不在 1 0 0 1 0 1 2 3 2 4 2 3
隊判断 2 6 4 2 9 10 7 4 3 5 5 9
理由不明 2 0 0 0 3 2 1 0 0 0 2 0
手術中 1 0 0 2 0 1 2 1 0 0 0 0
その他 1 1 1 2 4 2 2 5 0 2 1 2
合計 85 128 71 142 514 166 87 72 65 219 383 208

 

2022年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
合計 667 670 699 1,166 1,110 723 739 804 1,158 993 676 763
応需 542 561 619 809 643 563 591 585 690 608 467 588
不応需 125 109 80 357 467 160 148 219 468 385 209 175
応需率 81% 84% 89% 69% 58% 78% 80% 73% 60% 61% 69% 77%

不応需理由

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
ベッド満床 61 29 16 191 329 72 46 127 290 244 123 56
処置多忙 35 48 42 100 45 51 51 60 92 82 50 69
処置困難 17 16 13 44 69 18 34 19 51 31 18 26
専門外 1 0 0 2 1 4 2 1 5 2 2 2
受付拒否 1 0 1 8 6 4 2 2 10 8 1 4
医師不在 0 2 1 3 3 1 1 1 0 3 0 4
隊判断 6 11 3 5 13 7 8 8 17 11 12 7
理由不明 0 0 0 0 0 1 1 0 2 1 0 2
手術中 2 2 1 0 0 2 1 1 0 0 2 3
その他 2 1 3 4 1 0 2 0 1 3 1 3
合計 125 109 80 357 467 160 148 219 468 385 209 175

 

2023年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
合計 718 746 843 927 882 788 797 720 903 920 808 780
応需 590 604 666 699 599 589 652 574 725 668 594 554
不応需 128 142 177 228 283 199 145 146 178 252 214 226
応需率 82% 81% 79% 75% 68% 75% 82% 80% 80% 73% 74% 71%

不応需理由

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
ベッド満床 51 54 75 107 177 107 51 73 64 174 124 115
処置多忙 40 49 61 75 59 58 60 36 76 49 47 51
処置困難 15 16 16 23 27 22 16 20 20 18 24 37
専門外 5 2 1 2 2 2 2 2 2 2 2 2
受付拒否 3 3 1 4 3 1 3 3 2 2 7 1
医師不在 3 3 9 2 1 0 0 0 3 2 2 5
隊判断 7 11 9 10 11 7 9 7 6 4 3 7
理由不明 1 1 1 1 1 1 0 3 1 1 3 1
手術中 1 0 2 2 0 1 1 1 0 0 0 1
その他 2 3 2 2 2 0 3 1 4 0 2 6
合計 128 142 177 228 283 199 145 146 178 252 214 226

 

2024年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
合計 661 777 767 908 843 770 687 680 961 875
応需 488 621 572 650 637 563 521 525 683 551
不応需 173 156 195 258 206 207 166 155 278 324
応需率 74% 80% 75% 72% 76% 73% 76% 77% 71% 63%

不応需理由

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
ベッド満床 66 38 54 110 74 47 51 47 126 249
処置多忙 60 67 86 90 63 96 65 61 92 39
処置困難 28 32 28 28 49 33 27 21 30 19
専門外 2 3 2 5 5 4 2 2 5 2
受付拒否 7 7 10 5 8 9 8 4 7 2
医師不在 4 3 2 1 0 2 0 5 2 4
隊判断 5 3 12 12 4 5 5 8 8 8
理由不明 1 3 3 2 2 1 0
手術中 1 1 2 2 1 2 0
その他 0 2 1 4 2 6 4 4 5 1
合計 173 156 195 258 206 207 166 155 278 324

スタッフ紹介

救命救急センター長
■清水正幸
(しみずまさゆき)

大阪大2000年卒

専門分野

救急医学(外科系)

特に専門としている領域

Acute Care Surgery(外傷診療、急性腹症診療)、消化器外科

学会専門医・認定医

日本救急医学会専門医・指導医
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科専門医・指導医
日本外傷学会専門医・評議員
日本Acute Care Surgery学会認定外科医・評議員
腹部救急認定医
横浜市消防局救命指導医
Infection Control Doctor
ICLS
インストラクター
JATEC
プロバイダー
外傷外科医養成研修修了
日本DMAT隊員

横浜市重症外傷センター長
部長
■松本松圭
(まつもとしょうけい)

日本大2000年卒

専門分野

救急医学

特に専門としている領域

外傷システム

学会専門医・認定医

日本外傷学会専門医・評議員
日本救急医学会専門医・指導医
日本外科学会専門医
日本Acute Care Surgery学会認定外科医・評議員
International Association for Trauma Surgery and Intensive Care(IATSIC)アクティブメンバー
Journal of Acute Care Surgery編集委員
American Association for Surgery Trauma(AAST)アクティブメンバー
International Society of Surgery(ISS)アクティブメンバー
元ICLSインストラクター
元日本DMAT隊員
臨床研修指導医

副部長
■妹尾聡美
(せのおさとみ)

和歌山県立医科大2006年卒

専門分野

救急医学(放射線系)

特に専門としている領域

救急放射線、特に外傷・急性腹症画像診断、IVR治療

学会専門医・認定医

日本救急医学会専門医
日本医学放射線学会 放射線診断科専門医
日本IVR学会専門医
JATEC
プロバイダー
JETEC
インストラクター
日本DMAT隊員
国際緊急援助隊(JDR)医療チーム隊員
横浜市消防局救命指導医
DIRECT研究会幹事
日本救急医学会POCUS推進委員会委員

医長
■風巻 拓
(かざまきたく)

北海道大2010年卒

 

専門分野

救急医学

特に専門としている領域

外傷・急性腹症、surgical critical care、 救急全般の診断・治療、臨床栄養、医学教育

学会専門医・認定医

日本外科学会専門医
日本救急医学会専門医
ICLSワークショップ開催ディレクター
神奈川DMAT-L隊員
横浜救急医療チームYMAT隊員
JATEC
プロバイダー
ICLS
プロバイダー
MCLS
プロバイダー
日本静脈経腸栄養学会認定TNTコース修了
横浜市消防局救命指導医

医長
■栗山桂一
(くりやまけいいち)

北里大2012年卒

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

日本外科学会専門医
日本救急医学会専門医

医長
■山下幾太郎
(やましたいくたろう)
熊本大2013年卒

 

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

日本救急医学会 救急科専門医
日本外科学会 外科専門医

医員
■土屋亜由美
(つちやあゆみ)
横浜市立大2015年卒

専門分野

一般・消化器外科

学会専門医・認定医

日本救急医学会 救急科専門医
日本外科学会専門医
JTCR JATECプロバイダー
厚生労働省 外傷外科医等養成研修
厚生労働省開催指針準拠 緩和ケア研修会修了

医員
■大政皓聖
(おおまさこうせい)

金沢大2017年卒

専門分野

救急医学、集中治療

特に専門としている領域

循環器集中治療呼吸療法、外傷・補助循環使用時の凝固管理、敗血症診療、ACP・終末期医療

学会専門医・認定医

日本救急医学会 救急科専門医
日本呼吸療法学会 呼吸療法専門医
日本集中治療医学会 集中治療専門医

医員
■菊岡吉朗
(きくおかよしろう)
慶應義塾大2016年卒

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

日本救急医学会救急科専門医
日本集中治療医学会集中治療専門医

専攻医
■佐久間淳
(さくまじゅん)

琉球大2007年卒

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医、消化器がん外科治療認定医
日本食道学会食道科認定医
日本ロボット外科学会国内B級
日本内科学会認定内科医
厚生労働省麻酔科標榜医
日本DMAT隊員
外傷外科医養成研修修了
JATECプロバイダー
MCLSプロバイダー

専攻医
■井上拓海
(いのうえたくみ)

名古屋大2021年卒

専門分野

救急医学

専攻医
■眞戸原尚輝
(まとはらなおき)

新潟大2021年卒

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

ICLSインストラクター
FCCSプロバイダー

専攻医
■板倉彩子
(いたくらあやこ)

島根大2021年卒

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

ACLSプロバイダー
厚生労働省開催指針準拠緩和ケア研修会修了

専攻医
■野沢健太郎
(のざわけんたろう)

愛媛大2022年卒

 

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

厚生労働省開催指針準拠 緩和ケア研修会修了

専攻医
■平田薫
(ひらたかおる)

千葉大2022年卒

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

BLSプロバイダー
ACLSプロバイダー
FCCSインストラクター

専攻医
■水谷真也
(みずたにまさや)

愛知医科大2019年卒

 

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

厚生労働省 外傷外科医等養成研修
JTCR JATECプロバイダー
JPTEC協議会 JPTECプロバイダー
日本集中治療医学会 FCCSセミナー
厚生労働省開催指針準拠 緩和ケア研修会修了

専攻医
■吉野梨那
(よしのりな)

関西医科大2022年卒

専門分野

救急医学

専攻医
■村山直之
(むらやまなおゆき)

慶應義塾大2022年卒

専門分野

救急医学

専攻医
■丸野桃子
(まるやまももこ)

宮崎大2023年卒

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

厚生労働省開催指針準拠 緩和ケア研修会修了

専攻医
■中塚大貴
(なかつかだいき)

岩手医科大2023年卒

専門分野

救急医学

学会専門医・認定医

日本救急医学会 ICLSコース修了
JPTEC協議会 JPTECプロバイダー
JTCR JATECプロバイダー
日本集中治療医学会 FCCSセミナー
日本周産期・新生児医学会 NCPR Aコース修了

 

後期研修医募集

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救急医を目指すあなたへ! こしのりょう先生オリジナル東部病院ER漫画</p

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済生会横浜市東部病院 救急科専門研修プログラム

プログラムはこちらをご覧ください

【連携施設】
 当院が基幹施設として:済生会神奈川県病院、慶應義塾大学病院、東邦大学医療センター大森病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、横浜市立大学附属病院、横浜労災病院、平塚市民病院、山梨県立中央病院

当院が連携施設の場合の基幹施設:慶應義塾大学病院、東邦大学医療センター大森病院、済生会中央病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、横浜労災病院、平塚市民病院、山梨県立中央病院

救急科と外科のダブルボードを目指したい方へ!

新しい専門医制度においても、ダブルボードを目指すことは可能です。東部病院の救急科と外科には、ダブルボードを目指す専攻医が常時4~6人程度在籍しており、本邦で最もダブルボードを取得するためのサポート環境と実績を有していると自負していますので、ダブルボードを目指したい方は、是非、東部病院での研修をご検討下さい。

治安が良く、交通事故も急激に減少している日本では、従来の外傷外科(Trauma Surgery)のみを実践していくことは容易くありませんが、米国から発祥して本邦にも広がり始めている“Acute Care Surgery”という、Trauma Surgery, Emergency General Surgery, Surgical Critical Careを包括した新しい急性期外科の概念を実践していくには、本邦では救急科と外科のダブルボードの取得が最適と思われます。出血性ショックのように秒単位・分単位で刻一刻と変化する生理学的な破綻に迅速に対応できる能力を身につけた上で、解剖学や病理学を土台とする系統的な一般外科学を学ぶことで、重症多発外傷や、重度の敗血症性ショックを伴う急性腹症等への対応はもちろん、ダメージコントロール手術やOpen Abdomen(腹部開放療法)、ハイブリッドERなどの特殊な戦略や戦術を駆使しつつ最適な決断と手技を実践する実力が身につくはずです。

また、未確定ではありますが、Surgical Critical Careを学んだ証となる集中治療専門医は、救急科、麻酔科または小児科専門医のサブスペシャリティ領域に認定される見込みです。残念ながら外科専門医のサブスペシャリティ領域には認定されない見込みですので、外科単独ではなく、救急科と外科のダブルボードを取得して、さらに集中治療専門医の取得を目指すことが望ましいと思われます。集中治療専門医取得に必須である12週間連続のICU専従歴も、東部病院では救急科の専門研修期間中に達成できます。

新専門医制度の開始後、救急科と外科のダブルボードの取得には各プログラムに3年、合計6年の期間が必要ですが、その6年間を分断せず、一貫したコンセプトの基で研修を行えることが東部病院の強みです。済生会神奈川県病院に設置された神奈川県交通救急センターの時代から、50年以上もの長きにわたって、外科と救急が一体となった診療を実践しているため、現在の東部病院の救急科と外科も、自然に一体となった強固な連携体制が築かれています。例えば、救急科にはダブルボードを有する指導医が5名在籍し、毎週の外科カンファレンスに救急科の医師も参加しています。さらに外科専門研修プログラムの専攻医は、数ヶ月毎に消化器外科・乳腺外科・血管外科と同様に救急外科をローテートしますが、この救急外科研修は、前述のダブルボードを取得している指導医の下で行われます。

なお、外科の専門研修プログラムは原則として3年連続ですが、救急科の専門研修プログラムは、ダブルボード取得を念頭に、中断と再開が認められていますので、ダブルボードを目指す6年間のプログラムには、下記のような4パターンがありえます。どのパターンにも一長一短はありますので、各専攻医の志向などを考慮しながら選択することになります。なお、パターンDに関しては、まずは外科プログラムに応募して頂く必要がありますので、ご注意下さい。

 

 

1年目

2年目

3年目

4年目

5年目

6年目

パターンA

救急科

救急科

救急科

外科

外科

外科

パターンB

救急科

救急科

外科

外科

外科

救急科

パターンC

救急科

外科

外科

外科

救急科

救急科

パターンD

外科

外科

外科

救急科

救急科

救急科

 

東部病院では、2018年の1年間で、予測生存率(Ps)が50%未満の重症外傷患者を17名救命し、20%未満という極めて救命困難な患者を5名も救命しています。このような優れた成績も、ダブルボードを取得している救急外科医を核として、救急科と放射線診断科のダブルボードを取得している2名の指導医を中心とした緊急IVR体制や、年間約50例のECMOを実践する充実した集中治療体制が整っているからです。ダブルボードを目指したい方は、是非、我々と一緒に、済生会横浜市東部病院で研修をしましょう!!

参考:外科と救急科のダブルボード取得後に目指す資格等

集中治療専門医、消化器外科専門医、外傷専門医、Acute Care Surgery認定外科医

日本腹部救急医学会腹部救急認定医・教育医など

 

募集要項

詳細は採用サイトをご覧ください。

  

 

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