test生殖医療

生殖医療

毎月第3土曜日に開催しております「リプロ学級」は、
新型コロナの影響を考慮し本年の実施を中止いたします。

リプロダクション(生殖医療)外来」の土曜診療を開始しました。
未受精卵凍結」を開始しました。

初期治療から体外受精まで、親身で着実な治療を行います

当院は生殖医療専門医制度認定研修施設・生殖補助医療実施医療施設として登録されており、大学病院レベルの、系統だった不妊症検査、治療を行っています。

当院は、医師(生殖医療専門医2名)、看護師(不妊症看護認定看護師、生殖医療コーディネーター)、臨床検査技師(生殖補助医療胚培養士、認定臨床エンブリオロジスト、体外受精コーディネーター)など国家資格に加えて、さらに生殖医療に関する知識・技術を習得し、認定資格を取得したスタッフが中心となって診療にあたっています。

スタッフが横の連絡を密にとりながら、小回りの利く親身の診療で、不妊症の初期治療から体外受精まで、慎重にステップアップしていきます。また、無事に妊娠された患者さんに関しても、充実した周産期管理システムのもと、安心して分娩まで行なっていただけます。

一人ひとりに合った最適な方法により、高い実績を誇ります

当院の前身である済生会神奈川県病院では、平成元年より体外受精・胚移植を行っており、平成4年には、県内初の凍結胚移植での妊娠・出産に成功しています。また、顕微授精にも力を入れており、泌尿器科とも協力しつつ、精巣精子を用いた顕微授精も積極的に実施しています。
一般不妊検査かつ治療から患者さんの状況に合わせ、人工授精や生殖補助医療(体外受精・顕微授精・胚移植・胚凍結)を用いた治療を行っていきます。なお、2019年の生殖補助医療治療周期は173周期でした。刺激周期採卵または自然周期採卵とするかは患者さんの状態で選択しています。
子宮筋腫や卵巣嚢腫などで手術を検討する場合、妊娠を考えた際に患者さんのメリットが大きいと判断した場合に提案させていただき当院で対応させていただきます。
効率的に検査を進め、妊娠に至るために最善と思われる治療法を提案させていただきますが、ご夫婦のお気持ちも確認しながら治療を進めていきます。

主な検査項目

  • 感染症(肝炎、HIV、梅毒、風疹)約10,000円(自費)
  • 低温期・高温期採血 各約1,650円
  • LH-RH、TRHホルモン負荷試験 約10,000円
  • 子宮内膜組織検査 約3,700円
  • 子宮卵管造影検査 約2,200円
  • 卵管通気・通水検査 約3,000円
  • 精液検査 約5,000円(自費)
  • フーナーテスト(性交後試験)約3,200円(自費)
  • AMH(抗ミュラー管ホルモン:卵巣年齢検査)約10,000円(自費)
  • 抗精子抗体採血 約11,000円(自費)
  • 染色体検査 妻:約36,000円 夫:約39,000円(自費)

主な治療項目

  • 排卵障害などのホルモン治療
  • 子宮鏡・腹腔鏡による治療
  • タイミング指導
  • 人工授精 約11,000円(自費)
  • 体外受精関連(全て自費)
    • 採卵 100,000円
    • 精子調整料 40,000円
    • 顕微授精 60,000円
    • 卵活性化 10,000円
    • 受精卵長期培養 40,000円
    • 胚移植 60,000円
    • SEET法 10,000円
    • 受精卵凍結保存 60,000円
    • 精子凍結保存 30,000円
    • 卵子凍結保存 5個まで60,000円 6個以上100,000円
    • 凍結保存延長料(胚) 20,000円/年
    • 凍結保存延長料(精子) 10,000円/年
    • 凍結保存延長料(卵) 1個あたり5,000円/年
    • 凍結受精卵融解 50,000円
    • アシストハッチング 30,000円
  • 精巣精子回収術 約200,000円

特定不妊治療費助成制度について

当院は、神奈川県内の特定不妊治療費助成事業の指定医療機関です。この制度を利用することにより、医療保険の適用されない特定不妊治療(体外受精・顕微授精)に要する費用の一部が助成されます。詳細は当センターまで直接お問い合わせください。

FAQ

予約について

  • 紹介状がないと診てもらえないのでしょうか?

    リプロダクション室は紹介状なしで受診することができます。ただし、初診時の選定療養費として税込5,500円をご負担いただきます。他院での治療経過のある方は、紹介状をお持ちいただけると、これまでの治療経過が把握しやすくなります。

  • 完全予約制なのでしょうか?

    予約なしでおかかりになれます。受付時間内にお越しください。また、2019年9月9日から初診予約も承っております。詳しくはこちらをご覧ください。

診療について

  • 診療時間はどのようになっていますか?

    初診受付は月~金(平日)の午前8時30分~11時00分までとなっています。再診受付は同じく月~金(平日)の午前8時30分~11時00分、午後は14時00分~15時30分までとなっています。基本的に診察開始時間は10時00分からとなっていますが、処置・検査の関係で前後することがあります。

  • 不妊検査の流れは?

    月経周期に合わせて、必要な検査を行います。主な検査項目には、採血(感染症、一般検査、低温期・高温期ホルモン値)、子宮内膜検査、子宮頚管粘液検査、超音波検査、子宮卵管造影検査、フーナーテスト、精液検査、内分泌負荷テスト、通気・通水検査、子宮鏡検査、腹腔鏡検査、染色体検査等があります。検査内容につきましては、毎月第3土曜日10時からの看護師が「リプロ学級」にて詳しくご説明しておりますので、ぜひご参加ください。
    また、不妊治療における様々なお悩みについて、個別にてご相談をお受けしています。合わせてご利用ください。

  • リプロ学級のご案内
    毎月第3土曜日の10:00から当院4階研究室2におきまして、リプロ学級を開催しています。当院に受診されている方を始め、未受診の方もご参加いただけます。ただし、ご夫婦以外のご参加はご遠慮いただいておりますので、ご了承ください。費用無料・予約不要。(2020年2月19日更新:本年度の当学級は新型コロナの影響を考慮し中止いたします。)

    当日の流れ
    10:00 当院における不妊検査の話
    10:50 栄養の話
    11:10 体外受精学級
     途中までの参加も可

    当日は、救命救急センター出入り口よりお入りいただき、エレベーターで4階までお越しください。

  • リプロダクション相談外来のご案内

    自分の身体のこと、検査や治療など気に掛かっているけれどもこんなこと相談していいのかな? 具体的にどのようにしてこれからの治療と仕事の両立を考えていけま良いの相談したいな。治療のステップアップについて話を聞いてみたいな……。こんなこと相談していいのかな……? 身近に相談できる人がいなくてつらいな……話をゆっくり聞いてほしい――等、様々なことでお悩みになっていませんか?

    些細な悩みだとご自身で思われていることも、時には重要な内容が隠れている場合もあります。一緒にお話しして考えていきましょう。

    日時:毎月第3土曜日 9:00~13:00

    場所:リプロダクション外来個室

    費用:1,500円(30分)※最大1時間まで

    お申込み:リプロダクション外来へお電話(TEL 045-576-3000 平日14:00~17:00受付)いただくか、ご来院された際に22番ブロック受付もしくはリプロダクション外来看護師までお声掛けください。

    不妊症看護認定看護師とご夫婦、もしくはご本人またはパートナーの方それぞれとの個別面談になります。

    ご不明な点はリプロダクション外来看護師までお尋ねください。

  • 不妊検査がすべて終わるまでどの位かかりますか?
    おおよそ1~3ヶ月の期間をお考えください。月経周期に合わせて各々の検査を行っていきます。
  • 体外受精は入院になりますか?また、費用はどの位かかりますか?

    日帰りで行っております。費用は、胚移植まで行って約30万~35万円となります。なお、方法等によって費用は変わります(「主な治療費用」参照)。

  • 夫も一緒に治療してもらえますか?

    必要に応じて泌尿器科と連携を取り、治療を受けることができます。

  • 妊娠後はどうなるのでしょうか?継続治療を希望しているのですが?
    産科と連携を取っておりますので、引き続き当院で妊婦健診から出産まで対応できます。当院は、24時間救急および小児科、NICUも設置されておりますので、万一の際もスムーズに対応いたします。
  • 妊孕性温存のための治療は行っていますか?
    悪性疾患等の治療(化学療法・放射線治療など)の影響によって、生殖機能が低下したり、失われることがあるため、各疾患の主治医の先生およびご本人と相談の上、希望と適応があれば、精子や受精卵の凍結保存を行います。なお、現在のところ当院では未受精卵子および卵巣組織の凍結は行っておりません。

施設・そのほかについて

  • 病院、待合室はどのような雰囲気ですか?

    総合病院になります。明るく、廊下もゆったり取られております。リプロダクション室の待合室は別に区切られており、静かなリラックス空間となっております。

  • 周りに妊婦さんがいると辛いのですが…

    科とは別受付になっており、待合室も別になっておりますので、お待ちの間、妊娠中の方と顔を合わせることはほとんどありません。ただし、第2子希望の方が小さなお子さんを連れて来られることはあります。

  • 第2子妊娠希望なのですが、上の子を連れて行っても大丈夫でしょうか?
    はい、大丈夫です。お子さんをお連れの場合、可能であれば、午後の診察をお願いしています。

  • 他科の患者さんと接することのない
    落ち着いた待合室

  • 広々とした診察室

  • ピンクを基調とした明るい雰囲気の採卵室

  • 清潔感のある採精室

  • 静かにお休みいただける回復室

  • 設備と環境の整った培養室

診療予約・変更・確認

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ご相談・お問い合わせ

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