研修各科プログラム – 産婦人科

概要

新専門医制度施行に伴い、当院産婦人科は4大学+総合病院(慶應義塾大学医学部産婦人科学教室、東海大学医学部産婦人科学教室、聖マリアンナ医科大学産婦人科学教室、北里大学医学部産婦人科学教室、湘南鎌倉総合病院産婦人科医局)の連携施設であり、これらの施設と相互の研修プログラムを組んでおります。特に湘南鎌倉総合病院との連携は、大学組織に帰属することなく大規模な総合病院における研修の中で専門医取得を目指すことができ、さらに希望によっては地域研修を含めて横浜-湘南地区で研修を完結することも可能な全国の中でも数少ない貴重なプログラムであります。詳細な研修状況につきましては、個別に御相談を承れると思いますので、お気軽にお問合せ下さい。

後期臨床研修は、前期臨床研修で得た幅広い臨床知識を土台としてさらに深い専門的知識や技術を獲得しながら、医師として進むべき道を決定していく重要な時期であります。その点を踏まえて悔い無き研修が受けられるような環境作りをスタッフ一同考えております。

済生会横浜市東部病院の現状を挙げますと平成30年分娩件数1,190件、神奈川県周産期母子医療センター(旧:神奈川県周産期3次救急中核病院)として平成30年緊急搬送受入症例数58件(新生児搬送含む)、手術総症例数845件(悪性腫瘍手術116件、内視鏡下手術307件含む)、体外受精周期205件であります。日本周産期・新生児学会の暫定研修施設にも指定されており、母胎・胎児専門医暫定指導医・専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本がん治療認定医機構認定医(3名)、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医(4名)、日本内視鏡外科学会技術認定医(4名)、日本生殖医学会生殖医療専門医、女性ヘルスケア専門医をスタッフに擁し、幅広い診療と豊富な症例数を扱っております。

産婦人科専門医を目指すことは当然ながら、subspecialtyとして専門医・認定医を目指すことも十分可能であります。特に内視鏡技術認定医、日本婦人科腫瘍学会専門医、生殖医療専門医を取得するための環境が充実しており、おおいに期待出来る分野であります。
さらに済生会横浜市東部病院では小児科の充実と共に周産期医療の発展を目指しており、周産期関連の研修の充実も満たされております。

  1. 日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設
  2. 日本周産期新生児医学会暫定研修施設・周産期登録施設
  3. 日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設・婦人科腫瘍登録施設
  4. 日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設
  5. 日本産科婦人科学会体外受精臨床実施登録施設
  6. ロボット支援下婦人科悪性腫瘍手術実施登録施設
  7. 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術の施設基準登録施設
  8. 生殖医療専門医制度認定研修施設
  9. 母体保護法指定医師指定研修機関
  10. 日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医認定研修施設

目標

産婦人科診療全般の知識と技能を習得することが第一の目標となる。学会活動にも積極的に参加して臨床研究についての知識を深めて専門医を目標とした資質の向上を目指す。さらにsubspecialtyの知識・技能・資格を取得するべく準備を図っていく。
新プログラム詳細については、お問合せ下さい。

行動目標

1年目

1)産婦人科病棟を中心に産婦人科診療特有の検査・処置・治療の技術や知識を習得する。

2)病棟患者様の担当医となり、可能な限り全ての手術や分娩に立ち会う。

3)患者様の術後管理、重症管理を習得すると共に患者様やご家族への説明および精神的なサポートも出来るように修練する。

4)産婦人科救急疾患に関わりその対応法、管理法を習得する。

5)正常分娩が行えるように修練し、さらに異常分娩にも対応出来るように高めていく。

6)手術は第一助手をこなせるように修練を積んでいくが、帝王切開、開腹単純子宮全摘、子宮内容除去術程度の術者がそつなく行えるレベルに目標を置く。

7)チーム医療の中での役割や立場を理解し、社会人としての資質をさらに高めていく。

8)学会へも積極的に参加し、症例報告を通して臨床への知識を深めていく。

2年目

1)外来診療も積極的に担当し、その知識や技能も習得すると共に外来から入院管理に至るまで総合的に患者様の治療管理を行う。外来診療中心である不妊治療に関しても知識や技能習得に励む。

2)異常分娩の管理をさらに習得し、新生児の管理についても小児科と連携を取り修練を積む。

3)手術はさらに高度な症例が行えるように修練を積み、腹腔鏡下手術や開腹手術の知識・技術習得にも積極的に参加する。

4)学会へもさらに積極的に参加し、興味ある専門的な分野の学会へも参加していく。

3年目

1)全ての担当症例の診療・治療をはじめから最後まで企画遂行出来るように目標を置き、高度な知識・技術をさらに習得していく。

2)患者様の精神面でのサポートもさらに余裕を持って行えるよう修練する。

3)パラメディカルスタッフや後輩医師などとも知識を共有出来るように勉強会やミーティングなどで教育的発言が出来るように修練を積む。

4)学会へはさらに積極的に参加していく。

4年目

1)後期研修医としての研修(身分)は3年間で終了するが、希望により引き続き医員として修練を積むことが可能である。

2)産婦人科全般の臨床能力をさらに高めていく。

3)専門医取得後のsubspecialty取得に向けてさらに修練を積んでいく。

4)研究・教育などの分野に関しては協力大学施設などと連携を取って、修練を積めるように配慮していく。