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【医療機関の方へ】膵がん早期診断プロジェクト

膵癌早期診断プロジェクト(ポスター)

 当院では、がん診療拠点病院として、さらにがん診療の充実に力を入れて地域医療に貢献していきたいと考えております。この度、その一環として「膵癌早期診断プロジェクト」を立ち上げることにいたしました。膵癌は我が国においても年々増加しており、2016年の日本の癌死亡数は胃がんに続いて第4位となっております。さらに膵癌の予後は極めて不良であり、2006年~2009年に診断された膵癌の5年相対生存率は7.9%と報告されています。予後不良の大きな理由の一つとして挙げられるのが、症状が出現したときにすでに病気が進んでいて、治癒が期待できる唯一の治療法である手術が不可能となることが多いことです。そのため手術が可能な段階での早期発見、早期治療を目指すことが何より重要となってきます。

 膵癌のリスクファクターは、膵癌の家族歴、慢性膵炎、症状の出現(背部痛、体重減少、黄疸)、新規糖尿病発症、糖尿病の急激な悪化、腫瘍マーカーCA19-9高値、血清AMY高値、肥満、喫煙などが挙げられています。これらのリスクファクターを地域医療連携の先生方と共有しリスクファクターを有する患者様を効率的に拾い上げ、発見、治療する体制を確立することが求められます。当院ではそのために「膵癌早期診断プロジェクト」を立ち上げ、よりスムーズに検査を受け治療ができる取り組みを整えております。

 貴院にて膵癌早期診断プロジェクトに該当する患者さんがいらっしゃいましたら、当院地域連携室(直通045-576-3546)に御連絡いただければ、受診日当日に採血・MRCP・結果説明が1日でできるように予約を取らせていただきます。

 また、切除不能膵癌に対しても化学療法や緩和医療などの診療を引き続きしてまいります。是非、地域の先生方と協力し横浜市の膵癌の治療成績を改善したいと考えております。検査が必要な患者様がおられましたら御紹介頂ければ幸いです。御指導、御鞭撻を心よりお願い申し上げます。

 

消化器外科 部長 江川智久
消化器内科 部長 中野 茂
消化器外科 医長 西山 亮

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