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【先進医療】腹腔鏡下広汎子宮全摘術【実施中】

先進医療

子宮頸がんの標準的治療には、がんの性格や進行度によりますが「開腹手術」や「放射線治療」などがあります。

この先進医療は、早期の「子宮頸がん」に対し腹腔鏡を使って広汎子宮全摘術を行うものです。

広汎子宮全摘術とは、子宮と腟周囲、関連するリンパを広く取り除く手術で、卵巣への転移のリスクや患者さんの年齢によっては、卵管や卵巣も切除する場合があります。

早期の「子宮頸がん」の場合、腫瘍があるのは子宮頸部や腟壁に限られます。そのため、おなかに小さな孔(あな)を数カ所開けて行う腹腔鏡下手術を行うことで、患者さんの体にかかる負担を軽減することができます。また、開腹手術に比べて手術中の出血量が少ないことから、輸血の機会を減らすこともできます。早期回復や早期退院が期待でき、入院に伴う負担の軽減にもつながります。
欧米の多くの報告では、従来の開腹手術 と腹腔鏡手術は同等の治療効果であるとされています。

腹腔鏡下広汎子宮全摘術のメリット・デメリット

メリットデメリット
回復が早い手術中に開腹手術へ変更の可能性あり
傷が目立たない開腹手術と比較して手術時間が長い
切開に伴う合併症(癒着による腸閉塞や創感染)の
リスク軽減
予測困難な合併症が起こる可能性がある

 

現在、婦人科領域の悪性疾患に対しては「子宮体がん」の腹腔鏡下手術しか保険適用が認められていませんが、「子宮頸がん」に対する手術でも腹腔鏡下手術の利点が期待されており、2014年12月に厚生労働省に腹腔鏡下広汎子宮全摘術が先進医療として認可され、当院でも2017年5月から本手術を実施しています。
ご相談は婦人科までお越しください。

費用について

先進医療の自己負担が約40万円。さらに保険診療分の自己負担(通常は高額医療控除の適応となるため、自己負担額は約10万円)が必要となり、合計約50万円が実際のご負担額になります。

なお、差額ベッド代や寝巻レンタル費用等はこれに含まれません。また、生命保険会社等の先進医療特約が適用されます。 

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